初単独行! 晴天に恵まれた甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳
- GPS
- 30:40
- 距離
- 20.1km
- 登り
- 2,361m
- 下り
- 2,361m
コースタイム
05:30 仙流荘バス停
06:20 北沢峠バス停
06:30 北沢駒仙小屋
(テント設営)
07:50 北沢駒仙小屋
08:20 仙水小屋
08:50 仙水峠
10:15 駒津峰
10:55 六方石
11:50 甲斐駒ケ岳(登り4時間00分)
(昼食)
12:25 甲斐駒ケ岳
13:05 六方石
13:30 駒津峰
14:15 双児山
15:25 北沢峠
15:35 北沢駒仙小屋(下り3時間10分)
(テント泊)
【2日目】仙丈ケ岳【藪沢新道ルート】
05:00 北沢駒仙小屋
05:20 大平山荘
07:10 馬ノ背ヒュッテ
07:25 丹渓新道分岐
07:50 仙丈小屋
08:20 仙丈ケ岳(登り3時間20分)
(小休憩00:15)
08:35 仙丈ケ岳
09:25 小仙丈ケ岳
10:07 大滝ノ頭
10:45 駒仙幕営地までの近道入口
11:15 北沢駒仙小屋(下り2時間40分)
(撤収)
13:00 北沢峠バス停
13:50 仙流荘バス停
天候 | 1日目:快晴 2日目:快晴 二日間とも大変天気に恵まれました。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
駐車場はバス停横に南アルプス登山者用(無料駐車場約350台)あり。 バス:仙流荘バス停から北沢峠バス停まで、片道1100円+荷物代200円=計1300円だが、 購入するとき「往復で」と言うと2400円になる。荷物代が1回分で済み、200円お得。 |
予約できる山小屋 |
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写真
感想
膝の悪化で延期していた甲斐駒・仙丈。
ようやく決行することができました。しかも初の単独行をテント泊で!
中央道の伊那インターを降りて、途中コンビニで朝食とビールを買い、仙流荘のバス停に到着したのは2時近く。
さすが、350台は停められる登山客用駐車場。
入口付近こそ満車の雰囲気を醸し出していたが、この時はまだ奥のほうに空きがあるようでした。
(朝起きるとすでに第一駐車場は満車でしたが、)
ところが…初の単独テントということで気合いが入りすぎていたのか
ウトウトはするものの仮眠をとることができなかった!
1日目は7時間ほど歩くというのに、ピンチである。
4時にはパッチリと目が覚めてしまったので準備をし、5時前にはバス停に並んだ。
先頭から数えて13番目(不幸な数字?)。
5時20分に料金所がopenしたので往復のチケットを購入。5時半には始発バスで出発できた。
本当は6時始発なのだが臨時便を出してくれている。
バスの中のアナウンスでは、復路の15時便というのも臨時で出してくれるらしい。
戸台口側から北沢峠に向かう南アルプス林道バスは
登山客の多さに合わせて、臨機応変にバスを増発してくれるのでありがたい。
北沢駒仙小屋でテント泊の申し込み。幕営料金は1泊500円/人。
テント指定地は小石を敷き詰めた感じだが、わりと整地されていて平ら。寝心地は良さそう。
のんびりと設営し、幕営地に沿って流れる北沢でビールを冷やす。
準備はできた。さあ出発!
初日は仙水峠から甲斐駒を目指す。
樹林帯を抜け、岩石帯へ出ると視界が開けるのだが浮き石が多い。
グラグラと足元が不安定なので、膝にはかなり負担がかかる。
そうこうしている内に仙水峠。摩利支天がドーンと見える。
ここから駒津峰まではそこそこの急登。歩幅を調節し、息が上がらないようテンポ良く登る。
その間、登山道は樹林帯からハイマツになり、砂礫へと変化していく。
駒津峰到着は10時15分。
展望がよく、周囲を一望することができるのだが、日陰がなく、暑くてたまらない。
ガンガン照りのせいで体力も消耗しがちになる。いつもより給水のペースも早い気がする。
六方石までは岩場の尾根を、どちらかといえば下るのだが、ここも膝痛さんには辛いところ。
そんなに辛いのに、いざ甲斐駒ヶ岳の真正面まで来てしまうと、直登してしまいたくなる。
甲斐駒様が白い岩場の尾根を見せながら「登って来いよー」って言ってるようなもんです。
それを振り切って巻き道にそれることはできなかった…(照)
どちらかというとミニサイズな私にとって、この直登コースはなかなかの難所。
どうしても足をかけられないところが1〜2カ所ありました(最終的には腕力でクリア)。
甲斐駒ヶ岳山頂からの展望は360°
お昼休憩をして、今度は巻き道から帰る。
こちらの道は砕けた花崗岩が白くて美しいが、ザラザラと滑り、またしても膝に悪い(汗)
駒津峰からは双児山経由で北沢峠へ下山。
双児山より下部の樹林帯は展望が無く、少しだけ急な下りなので、これまた膝を気遣う。
しかも延々下るだけなので少々退屈。
初日の感想としては「甲斐駒は膝に悪い」ということ…。
しかし一日中快晴で大満足の登山だった。下山後のビールがおいしかったことは言うまでもない。
2日目は藪沢新道コースから仙丈ヶ岳に向かう。
今日は撤収日だし、初日の暑さを考慮してできるだけ早い出発を、と3時半起床。
なのに出発したのは5時。朝からコーヒー飲み過ぎた。
大平山荘から登山道へ。
「仙丈ヶ岳は甲斐駒よりやさしい」と聞いていたのでなめていたけど、やはり山は山。登ります。
でもやっぱり甲斐駒よりクセがなくてやさしいかな?
沢の音が聞こえてきてしばらく行くと沢沿いを歩くルートになるが、ここが最高!
目にも涼しい沢沿いは、心地よい風が吹き、花は咲き乱れている。
朝早い出発で体力の消耗も少なく、あっという間に馬の背ヒュッテを通過し、
視界の開けたハイマツの尾根をカールを眺めながら歩いていくと、ほどなく仙丈小屋へたどり着いた。
あとはもうカールの右端を通る道をピークを目指して登るのみ。
山頂8時25分。
登山ツアーの叔母さまたちが「さっきまで富士山が見えてたのよ〜」と教えてくれる。
北岳の左手にはうっすらと富士山。そして富士山をすっぽり隠す笠状の雲…残念!
ここから小仙丈ヶ岳方面へ下山。
稜線沿いの道には北沢峠から登って来る人たちが列をなして歩いている。
仙丈ヶ岳の女性的な曲線は、甲斐駒を登るのとはまたひと味違った趣きがあります。
この日の天気も快晴でしたが、登山道には雷鳥の親子も現れました。
小仙丈ケ岳手前の丘陵から振り返ると、小仙丈沢のカールと仙丈ケ岳がなんとも美しい。
また小仙丈ケ岳を過ぎてしばらく行くと、甲斐駒ケ岳が一段と凛々しくそびえていた。
ナナカマドが赤い実を付け始めている。
「紅葉のシーズンも楽しみだ」と思いながら樹林帯へと突入。
あとはひたすら下るのみ。
北沢駒仙幕営地への近道ルートを通ってテン場へ戻った。
仙丈ヶ岳はとても美しい山。何度でも来たくなる山だった。
天気もよくて最高の山行となりました。
1つ気付いたことは、山ガールが少ないということ。
仙丈ヶ岳では数人見かけましたが、甲斐駒では見かけませんでした(当然かも)。
山ガールウォッチャーにとっては少し物足りないかもしれませんネ。
単独テント行やっちゃいましたね。
お膝の調子もよろしいようで。
いつ秋になるかわかりませんが、
秋山行に何発かいきましょうね。
週末の天気予報があまりに良かったので
ついに決行してしまいました。
晴天すぎて暑さには参りましたが、とても楽しく登ってきました。
甲斐駒はお膝さんにはなかなかキビしかった…
でも今回は「水たまり」なし!
人目を気にせず膝をいたわって
夜を過ごせる単独行・テント泊は最高です
秋もよろしく!
私も昨年の紅葉時期に訪れた時に同じく
迷わず甲斐駒の直登ルート選んじゃいました
仙丈ケ岳は本当に美しいですよね!!
私もまた行きたいです
甲斐駒と仙丈、2座満喫してきました
天気も良くて感動でした。
とくに仙丈ヶ岳は
「また秋にも 」「花の季節にも」と思わせる山ですね。
今年はあと何回行けるでしょう?
また一緒に行けるといいですね
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