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記録ID: 834465
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積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

【西穂独標】今季雪山山行の締めに北アの絶景

2016年03月26日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
6.1km
登り
625m
下り
622m

コースタイム

日帰り
山行
3:49
休憩
1:01
合計
4:50
10:19
10:34
17
西穂山荘
10:51
10:54
48
11:42
11:47
49
12:36
12:36
15
12:51
13:29
41
14:10
西穂高口(千石平)
天候 晴れ微風
過去天気図(気象庁) 2016年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
・県営公共駐車場(冬季は登山者用に無料開放の模様)にマイカー駐車
 7時20分頃到着時点で8割程度の駐車状況。
 長野道松本IC〜国道158号〜安房峠道路〜国道471号〜県道475号 約65KM。

・新穂高ロープウェー(第1・第2)
 新穂高温泉駅〜西穂高口 往復2900円+手荷物料金600円
 第1ロープウェーは8時50分頃始発(前倒し運行)。以後5分間隔で運行。
 第2ロープウェーは9時10分?くらい始発(前倒し運行?)。
 新穂高温泉駅は8時40分頃開場。8時15分頃〜団体観光客が登場。
 第1ロープウェーは定員40名程度だが、第2ロープウェーが定員120名程なので、
 第1の始発を逃しても第2の始発に乗車できる可能性はある。
コース状況/
危険箇所等
・全体的に雪質は終日締まった状態。
・西穂高口〜西穂山荘はトレース明瞭。
・独標直下も程良く雪がついておりさほど危険は感じず。
その他周辺情報 ・下山後の温泉
 中崎山荘 奥飛騨の湯 入浴料800円 → 500円(日限定割引?)
 http://www.okuhida.or.jp/roten_catalog/detail?id=3311
駐車場から広がる晴天と絶景。今回の山行に期待高まる。
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駐車場から広がる晴天と絶景。今回の山行に期待高まる。
ロープウェーを乗継ぎ西穂高口から雪の回廊を歩いてゆく。
ロープウェーを乗継ぎ西穂高口から雪の回廊を歩いてゆく。
ここから登山道スタート。
ここから登山道スタート。
雪量・雪質共に北アルプスならではのクオリティである。
雪量・雪質共に北アルプスならではのクオリティである。
登山道歩き始めて間もなく西穂高の稜線が見えた。
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登山道歩き始めて間もなく西穂高の稜線が見えた。
少し進んで振り返ると今度は笠ヶ岳。
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少し進んで振り返ると今度は笠ヶ岳。
雪が締まっているのでノーアイゼンで進む。
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雪が締まっているのでノーアイゼンで進む。
今度は白山。樹林帯の合間で所々展望が開けていて飽きずに進む事ができる。
今度は白山。樹林帯の合間で所々展望が開けていて飽きずに進む事ができる。
西穂山荘到着。
西穂山荘の向こうには焼岳と乗鞍岳。
西穂山荘の向こうには焼岳と乗鞍岳。
アイゼンピッケル装着し尾根の方へ進む。
アイゼンピッケル装着し尾根の方へ進む。
一番手前の岩混じりのゴツゴツしたピークが本日の目標独標だろうか。
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一番手前の岩混じりのゴツゴツしたピークが本日の目標独標だろうか。
後方を振り返り佇むbreezing氏。
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後方を振り返り佇むbreezing氏。
笠ヶ岳を向こうに佇むbreezing氏。
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笠ヶ岳を向こうに佇むbreezing氏。
周りの絶景に目を奪われ歩みはなかなか進まず。
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周りの絶景に目を奪われ歩みはなかなか進まず。
breezing氏、独標方面をロックオン。
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breezing氏、独標方面をロックオン。
丸山に到着。
丸山でピッケルを天に掲げるbreezing氏。
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丸山でピッケルを天に掲げるbreezing氏。
遊んでいられるのも丸山まで。ここから先は傾斜もきつくなり本格登山的な感じに。
遊んでいられるのも丸山まで。ここから先は傾斜もきつくなり本格登山的な感じに。
八方尾根のような広い尾根。視界不良時は怖い…
八方尾根のような広い尾根。視界不良時は怖い…
広い尾根を登りきった先に独標を視界に捉えた。
広い尾根を登りきった先に独標を視界に捉えた。
いよいよ核心部に迫ってゆく。
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いよいよ核心部に迫ってゆく。
独標取り付き。一旦呼吸を整えアタック開始。
独標取り付き。一旦呼吸を整えアタック開始。
独標登り。雪は凍結箇所はほぼなく柔らかめで手がかり足がかりはしっかりしている。
独標登り。雪は凍結箇所はほぼなく柔らかめで手がかり足がかりはしっかりしている。
独標登頂
独標で仁王立ちのbreezing氏。
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独標で仁王立ちのbreezing氏。
復路は進行方向に焼岳と乗鞍岳がずっと見える贅沢な尾根歩き。
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復路は進行方向に焼岳と乗鞍岳がずっと見える贅沢な尾根歩き。
復路丸山。
復路西穂高山荘。ここで昼食とする。
復路西穂高山荘。ここで昼食とする。
西穂高口へ帰還。
西穂高口へ帰還。
ここからはbreezingがお送りします。
「好天に期待膨らむ」
ここからはbreezingがお送りします。
「好天に期待膨らむ」
「独標目指すmutsuki氏のバックショット」
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「独標目指すmutsuki氏のバックショット」
「西穂丸山より笠ヶ岳を望むmutsuki氏」
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「西穂丸山より笠ヶ岳を望むmutsuki氏」
もう一枚
「西穂高岳の山並」
「西穂高岳の山並」
「西穂独標」
独標よりmutsuki氏のバックショット

センサーにゴミが…
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独標よりmutsuki氏のバックショット

センサーにゴミが…
遠き白山
眼下の上高地と大正池
眼下の上高地と大正池
最高の一杯

感想

雪の北アルプス。壮大で雄大なスケール感で他の山域とは一味違う魅力である。
昨年3月末に唐松岳を登っており、今シーズンも同時期の北アルプスに行くべく
breezing氏と計画を練り、以前から気になっていた西穂高独標に行く事にした。

週間予報ではイマイチの天気予報だったが直前になり好天予報となり期待大。
懸念されたロープウェーの観光客渋滞だが、事前調査の甲斐あり早め早めの
ポジション取りを心がけた結果、西穂高口へスムーズに到着することができた。
登山口から程なくして樹林帯の合間から西穂高の稜線が視界にはいってくる。
雪の白さと凹凸の威圧感が印象的である。また、樹林帯の歩きも雪質は締まって
いて、雪量も豊富であり、とても3月末とは思えない絶好のコンディションである。
西穂山荘より上部の尾根歩きはさらに極上の絶景。焼岳と乗鞍岳、笠ヶ岳、霞沢岳
名だたる名峰が雪を纏っていてついつい見とれてしまう。尾根上も風が穏やかで
気温も低すぎず、高すぎずのこれまた絶好のコンディション。
一点懸念していた独標直下の登り降りだが、雪が適度についていて、岩を掴む
手がかりもあり、雪も程良く柔らかく、また、先週登った赤岳直下の急斜面と
比較すると、難しさや恐怖感を感じることはなかった。独標前後の行動中では
私の体調が悪くなり、breezing氏のフォローを受け無事独標の登頂に成功した。
好天・微風・絶景・良質の雪質・すべてにおいて好条件が整った一日であった。
また、先週の赤岳で心身限界近くまでムチ打ったおかげで、本日の行程については
短すぎず長すぎずさほど疲労を感じる事もなく、適度の緊張感も楽しむことができ、
メリハリがあって非常に満足度は高い。やはり、雪の北アルプス山行は少なくとも
年一度は訪れたい(訪れるべき)と改めて再認識した。
今季、来週以降は気温上昇が見込まれこれ以上の雪山の好条件は難しいと思うし、
今回の山行が充実していたので、今季の雪山山行としてはこれで締めたいと思う。
以降は、春山へシフトしていくか、GW前後の残雪期を狙うか、検討していきたい。

今回も成功。

今回の山行は西穂高岳。前回、本格雪山の登竜門とも言える赤岳を無事に登頂し、今回は今季の冬季登山を締めくくるフィナーレとする。
天気は上々、新穂高ロープウェイの駅から眺める西穂高岳の景観に期待が膨らむ。
ロープウェイは始発便からツアー客でごった返すも、並び列で好位置をキープできたため、登山口である西穂高口まではスムーズにアクセスができた。
駅を出るといきなり雪の回廊が待ち受ける。今年は雪不足と言われているが、ここは雪がたっぷり。しかも状態もかなり良く、気持ち良い音を鳴らしながら山行がスタート。
樹林帯から時折見える笠ヶ岳方面の景色を楽しみながら歩くと程なく西穂山荘に到着。ここでアイゼンとハードシェルを着込み、いざ西穂独標へ。
西穂丸山を過ぎたところで相棒であるmutsuki氏の体調が悪化し、下山を考えるも少し休憩を挟み独標を目指すことになった。独標までの道のりは傾斜もそこそこ、途中は少し足場を気にする場所であるなど、変化も楽しめた。
西穂独標からの景色は圧巻の一言。やはりこの時季の景色は最高だが、北アルプスの景色は他とは違う。こんなに良い景色が堪能できるのであれば年に1回、いや数回は訪れても良いのではないだろうか。
景色を存分に楽しみ、お昼のお楽しみは西穂山荘のラーメン。細麺であっさりとしたラーメンは確かに美味い。もっと美味しいラーメンはいくらでもある?そんな言葉は野暮でしょう。この景色を眺めながら食べるこのラーメンの価値は大きいと思った。
下山後は駐車場近くの中崎山荘さんの温泉へ。ここの温泉は素晴らしい。内湯と外湯で泉質が異なり、大好きな硫黄系アルカリ泉。山良し温泉良しで西穂高は最高です。

今季の冬季登山は素晴らしく充実していた。今回の山行で冬季登山は終了となるが、これからは残雪期のアルプスを検討する。うーん、やはり山はやめられない。

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