丹沢ユーシン渓谷紅葉狩りできず・・・(寄〜雨山峠〜玄倉林道〜6号隧道〜ユーシンロッジ〜尊仏ノ土平〜塔ノ岳〜大倉)
yarijapan
- GPS
- 07:21
- 距離
- 22.8km
- 登り
- 1,664m
- 下り
- 1,659m
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| 天候 | 晴れ→曇り時々晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2010年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
大倉から渋沢駅まではかなちゅうバス 料金は200円 ※どちらもパスモ(Suica)使えます。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
・紅葉の見頃ではなかったです(TT)ピークは11月中旬以降でしょう。 ・登山ポストは水源林管理棟にあります。熊出没情報もあります。 ・トイレは管理棟とその先にあります。ユーシンロッジのトイレも使えます(水洗・紙あり) ・寄沢を数回渡渉しますが、橋がない箇所もあり降雨後は渡渉に難儀します。ジャンプ力に不安な方は川幅の狭い箇所を探して慎重に渡りましょう。 ・鍋割峠分岐手前に涸れ沢があり、登山道は沢を渡るように付いていますが、沢に目を向けると紛らわしいピンクのテープがあり迷い易い箇所です。 ・寄から雨山峠、鍋割峠に向かう際にはこのピンクのテープ(測量用だそうです)は無視しましょう!基本、登山道を示すテープは黄色か赤です。 ・雨山峠への道は沢をそのまま歩きます。荒天直後は注意。滑り易くはないです。 ・雨山峠から雨山橋までの道は狭く、一箇所崩壊していました。下りでしたので助走つけてジャンプして越えました。 ・桟道や橋は案外シッカリしていて不安はなかったです。 ・玄倉林道は2号隧道から6号隧道までは通行禁止で、本来6号隧道にはゲートがあり閉まっているはずですが、開放されていました。 ・ユーシンロッジには公衆電話があります(テレホンカード式だと思います) ・ロッジの軒に大きなスズメバチの巣がありました・・・ ・水洗トイレが使えます。トイレットペーパーもありました。 ・尊仏ノ土平から塔ノ岳の登山道に取付のに渡渉があり、ここも橋がないので川幅狭い箇所を探して渡りました。 ・塔ノ岳への登山道は途中から自然林の尾根道となり、枯葉が積もり踏み跡がやや薄いですが、迷うことは無さそうです。 道標も所々にあって木道・階段が整備されてます。 ・塔ノ岳頂上から少し下に水場があります。 ・塔ノ岳から大倉までは特記事項なし。 |
写真
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この数字は玄倉側から1号2号と続いてます。
6号隧道。なんと!!!ゲートが開いている!!情報ではここが閉まっていて2号隧道が通行止めで2〜6が「普通は」歩けない区間なはず。
ま、林道歩きも隧道巡りも趣味じゃないので(笑)折り返す。このあたりは10年近く前に警告を無視して中州でキャンプしていた人達が流された事故があった所。
感想
綺麗な紅葉を観たい・・・先月の3連休は天候に恵まれず戸隠に行ったが、そこでの紅葉はまだまだ。
そうこうしているうちに11月になってしまった。夏山(秋山)シーズンが終わってしまう!危機感に襲われていた。
ユーシン渓谷が紅葉が綺麗というのはHP等で知っていた。勝手にホーム認定している丹沢でもあまり訪れたことがない一帯である。
塔ノ岳へ登る道で唯一歩いていない尊仏ノ土平からの登山道を踏みたいというのもあり、寄から雨山峠越えをするルートを計画した。
ついでに、現在通行止めとなっている玄倉林道を行けるところまで歩いて紅葉見物としゃれ込むつもりだった。
情報によれば、2号隧道〜6号隧道区間が通行禁止で6号隧道にはゲートがあり封鎖されているとのことだった。
ならばそこまで歩いて往復して塔ノ岳に向かうことにした。
朝3時に起きて出発準備、まだ寝ていたい・寒いという中の作業なので捗らないこと玄倉林道修復工事の如く(笑)
始発には間に合わず、次の電車にした。いつもの様にコンビニで飲み物食べ物を準備した。
今日は祝日、ところが仕事の翌日の休み=土曜日という刷り込みがされた週休2日リーマンの性、すっかり土曜日と思い込んでいた。
7:50@新松田駅、「おかしい・・・バスが来ない・・・」結局8時過ぎにやってきて8時5分頃出発。「なんていい加減なバス会社だ(怒)」
後で分かったことだが、祝日ダイヤ8時4分定刻に出発したそうだ(笑)
寄には8時30分頃に到着、510円PASMOで支払!そういえば富士急バスもPASMO対応になったんだな。
降りて靴紐を締めて服を一枚脱いで、いざ出発!!と言う意気込みはない・・・
だって寄バス停からしばらくはず〜〜〜〜〜っと車道歩きなんだもん!苦手なんだよね。
ipodで音楽聞きながら作業的な歩きを続けていると、向こうから富士急バスがやって来る。
団体さんを乗せて水源の森に行って帰ってきたようだ。この区間もバスがあったらいいのになあ・・・
寄大橋そばのいつもは閉まっているゲートが今日は開いていてスタッフさんが立っていた。森の見学会があるらしい。
このゲートをくぐると車道歩きは終わりに近づく。途中道路が沢水で冠水していた。どうも台風の大雨で水が多くなっているようだ。
車道のとどのつまりで少し休憩して、薄暗い植林に伸びる登山道に突入する。
一度急登で沢を高巻き、下るとすぐに渡渉が待っている。前がどうだったか覚えていないが、橋がどこにも架かってない。
場所を探すがあまり具合のいい飛び石がなく、うろうろする登山者達。先行していたカップルも女性だけが立ち往生。
それなりに渡渉に慣れているつもりのオッサン、狭くなっている箇所を見つけてジャンプ!!見事に渡渉完了。
他の登山者は下流にポイントを見つけて渡渉したようだ。
その後も渡渉にはちょっと苦労した。寄沢は大雨の後は渡渉に苦労するかもしれない。
他の登山者には単独男性が二人、おじさんと若者が結構健脚で健脚を気取るオッサンに付いてくる。特におじさんは早く、自分に追いついてしまった。
そんな感じの中で渡渉でお互い苦労したついでに、雨山峠に初めて行くと告られた。
こちらは何度か寄沢を鍋割峠に歩いたり雨山峠にも行ったことがあるので、知ったかぶりに色々レクチャーしていたら、「付いていかせてもらいます」
最初は脚の速さに不安があったが、全く問題なく付いてきてくれる。むしろ自分より速いぐらい。即席ガイドになって雨山峠を目指すことにした。
すると向かいから女性3人パーティーがやってくる。
「どこに行かれるんですか?」と質問され「雨山峠」と答えると、彼女達は道迷いしたようで自分たちが雨山峠方面に歩いているつもりだったらしく驚いていた。
明らかに下っているのにね・・・「沢のピンクのテープを進んだら・・・」と告げてきた。
どうやら鍋割峠分岐前の涸れ沢で登山道をロストした模様。あそこはピンク色のテープが沢についていて紛らわしい箇所。
登山道は沢を横切るように付いていて、「←登山道→」のプレートが付いているのだが、見つけられなかったんだろうな・・・
結局彼女らが再度雨山峠を目指したかどうかは分からないが、あそこで迷うぐらいだと行かない方が賢明だと思う。
鍋割峠分岐に向かう前の鎖場やら先ほどの「迷い沢」などがあり、このあたり一帯は昭文社の山地図で「危」「迷」マークが付いている。
そしてあの紛らわしい「ピンクテープ」、だいぶ減ったけど本当にミスリードするので困りもの。測量用のテープだとか。
山は登山者だけのものではないが、あのテープは止めて欲しい。自分も初めて寄沢を歩いたとき、先ほどの沢に行かなきゃ駄目なのか??と思った程。
※注意書きで登山道を示すテープの色は「黄色です」とあります。※
「雨山峠近くの登山道は沢をそのまま歩くので水量が心配です。」とか何とか知ったかぶりをいいながら、同行者がいる登山は悪くないなあと思う。
水量が多くない道(沢)を歩いて雨山峠に到着。前の小休憩で先行して行った若者もそこにいた。
同行者のおじさんは喫煙者でいちいち休憩でたばこを吸う。その割にはたいした登りの速さ。相当山歩きをしている模様。
若者は鎖場が楽しい鍋割峠方面に向けて先発、にわかパーティーは玄倉林道に向けて下山開始。
雨山峠からのユーシン側への道は荒れていることが予想されたが、意外にもそうでもない。確かに道が細くなっているし、崩壊している箇所もあるが歩けない訳じゃない。
一箇所、幅が2メートル以上崩れてしまった箇所は流石に飛び越えるのに勇気がいたが、おじさんも身軽にジャンプ。たいしたもんだと感心。
下りになると「下り番長」の自分がセーブ気味に歩いても、距離が離れてしまう。写真を撮ったりしながらおじさんを待つ。
別に義務じゃないし迷うこともないので先に行っちゃってもいいんだけど、同行者が嬉しかったようで(笑)待つことも苦じゃなかった。
玄倉林道に降りるまでに例の隧道の事を話すとおじさんは興味を示して、時間も思ったより早く着いたので、6号隧道まで一緒に行くと言う。
残念ながら渓谷の紅葉は始まったばかり、隧道を見に行くだけの林道歩きなれど同行者と並んで話をしながら歩けるのは楽しい。
話を聞けば年齢は60歳で東京在住の塾経営者さん。10月は10回山に行ったそうだ。道理であの登りの速さ、納得。
8→7→6号と隧道を辿る。この6号にはゲートがあって先には行けないはずだった。
しかし行ってみればゲートは開いたまま。しかも昨日今日開けた様子ではない。しばらく開いていたようだ。
このゲートが閉まっていれば、トンネルには入れず沢に降りて巻くかどうかしなくてはならない。(結構な人が巻いてor無理に乗り越えて突破しているようだ)
6号隧道を堪能して(という趣味はないが・・・)来た道を戻る二人。相方さんはユーシンロッジに行ってみたいそうで、自分も行く予定はなかったが昼食にいい時間だったので同行した。
ユーシンロッジに来たのは2回目。前回は冬だったと思う。
着いてみると非常ベルが鳴り続けている。そして見上げるとスズメバチの巨大な巣・・・
休憩に支障はないが、活動が活発になると恐ろしい存在。
昼食はバーナーでお湯を沸かしての「カップヌードルチリ風味」+「コンビニおにぎり」+「ココア」。いつものコース。
それでも満足いく昼食を静まりかえるユーシン渓谷で摂ることの幸せを感じる。このまま林道が通行止めになっていればいいのに、なんて思う。
相方は早く帰るとのことで寄に向けて先に出発。あまり深くは話さなかったけど、自分がそれなりに知っていることを話せて少し得意になっていたかも(笑)
さて当方は熊木沢出合方面に向かって出発。ユーシンから先は作業道であって林道じゃないらしい。これは完全に縦割り行政の現れでしょ・・・。
歩いている身には同じような道、素堀の隧道もあって趣バッチリ。写真もパチリと撮って尊仏ノ土平を目指す。
熊木沢出合からの蛭ヶ岳は曇っていて観ることができなかったが、例の孤立した橋を眺めて、あそこを靴を脱いで渡渉したことを思い出した。
さらに歩いて途中昨年に歩いたルート、鍋割峠から北に降りるルートの終着点(取付口)を通過、あれから1年もたったのかと感慨深い。
尊仏ノ土平は広い河原を渡るようにして、そこから塔ノ岳への登山道が付いている。この渡渉にもちょっと苦労した。
堰堤近くまで歩いてようやく狭い箇所を見つけて渡った。靴を脱げば何ともないが水の冷たさは昨年の熊木沢で懲りている。
対岸に渡ると杉の植林の急登が待っていた。今日は足の筋肉の調子はイマイチ。攣りはしないが重たい感じ。ペースは思ったより上がらない。
人工林の急登を終えると急になだらかな尾根道に変わる。
そこは自然林でまだ紅葉していないがそれなりに色づいた木々が美しい林。道も結構整備されていて歩き易い。
それ程人が多くないので踏み跡自体はやや薄いが迷う所ではない。
高度が上がってくると所々色づいてくる。さすがに1000メートルを超えると紅葉も始まっているようだ。
登山道は本当に意外(利用が少ないのに)にも整備されている。階段が真新しいのもある。歩く人が少ないせいかアイゼンでの損傷もない。
山頂から300メートル降りたところに水場があるが(ここは尊仏山荘のボッカさんがよく水を汲みに降りているのを見る)
何やらありがたい仏様の碑があり、ベンチもあって綺麗に整備されていた。
手酌で飲んだせいか水は美味しく感じなかった。普段はこうした水場の水は飲まないのだが、尊仏山荘で利用している水でおかしな事はないだろうと考えた。
植生が薄くなり(誰がハゲやねん)見晴らしがきくようになると山頂は近い。山頂まで0.1�夘充┐�あるので、いつもの山頂はまだかまだか?!の焦らしは感じない。
つーか尊仏ノ土平から塔ノ岳、いったいいくつの�夘充┐�あったんだろってなぐらい数が多かった。
迷い易い箇所ならともかく、ここにいくつも要らないでしょ・・・うーむ何だか行政の無駄遣いを感じてしまう。
この予算があればもっと別な所に、って思うのは素人考えなんだろうか。
山頂はまだまだ人がワンサカ、賑やかなこと賑やかなこと。ユーシン方面からヌッと現れた単独オッサンを一瞥してそれぞれの会話に戻っていく。
山頂は久々に東京方面まで見晴らしがきく。新宿副都心も小さくジオラマのように見えている。スカイツリーを探すのを忘れてしまったが、見えたんだろうな。
適当に写真を撮っていると、まだまだ続々と山頂に到着してくる。「やったー」とか「随分かかったね」「長かったぁ」などの声声。
あんたらここからの下山、どれだけかかるか分かってるの・・・もう暗くなるのが早いからライト持ってきてるのか??と疑いたくなる。
大倉尾根に慣れている自分としてもどんなに遅くとも午後4時には下山していたいと思っている。やはりこの季節4時を過ぎると道がだいぶ暗くなる。
今回は自分の下りのペースを考えると2時30分過ぎの到着は悪くない時間だった。初めてのルートにしてはほぼ時間通り。
慣れた大倉尾根の下り、今回はさすがに人が多いのでなかなか難しかった。強引に抜くのは趣味じゃない。広くなった箇所で先に行かせて貰う。
なので自分のペースで歩ける際にはいつもより早めに下って、平地でも小走りした。お陰でいつもの時間で大倉に着いた。
途中、足首を捻挫したらしい女性が足を引きずって歩いていた。「テーピングぐらいならありますが・・・」と声を掛けたがそれ以上は何もできなかった。
巻いてあげるぐらいの知識もないしな。ふーむ。辛さは分かるだけに後引く思いだった。観音茶屋の少し上だが、あのペースでは相当時間かかったと思う。
自分も油断禁物、それからはいつも以上に慎重に下山した。
大倉に着くとバスが既に止まっていて客が乗っている。ギュウギュウなら諦めて(打ち上げできるしその方が嬉しい癖に)次のにするところだが
幸いにも?座れないまでもスペースは結構空いている。そのまま乗って渋沢駅に。
渋沢駅の売店で缶ビールを買う。ここのはいつも「ぬるい」冷えが甘いんだよ!
今回も同様。かなり頭にきたが、マズイビールを飲んで電車に乗り込む。
小田原駅で鈴廣のかまぼこを買って再度ビールを買う。ここのは冷えていて美味しかった。電車の中で打ち上げ。
9月10月とお金を使いすぎた反省で節約中の身には充分。
今回は目当ての紅葉はイマイチだったが、静かな渓谷歩きを楽しめた。お疲れ様でした。
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大倉への下山時刻が同じくらいです
yarijapanさんのほうが速いので抜かれる形ですが気づきませんでした。同じバスだったかも？？ バスでストックをリュックにしまえず立って短くしたストックを手に持っていた黒シャツです！
いや〜来春までに丹沢でまたお会いしそうな・・・
shira-gaさんのページに返事書きました。
私は１５時５５分のバスに乗りましたよ。
もし今回もあっていたなら２回も山で会ったことに。
何か縁があるとしか思えませんね（笑）
ドＭ山行は勘弁ですが（笑）ご一緒したいぐらいです。
yarijapanさんのユーシンレコを
拝見できて幸せです。
遠征してらっしゃる時のレコは
どこも私には登れないようなところばかりなので。
見慣れた景色の写真に「チリトマヌードル・オヌグル
渓谷・警告・傾国・オッサン」というコメントを見てこんなにも
喜んでいるのは私だけでしょうかｗ
知ってはいたけど３０前のうら若き乙女なんですね！
ヤマレコ＆twitterでの際だったキャラにはそれを微塵も感じさせない。ある意味大物（笑）
私にとって、丹沢はまだまだ「さわり」をなぞっているだけの状態。fooさんは一足早く、より深く知る過程ですね。
「沢」の楽しさを知らない自分には羨ましいですよ。
でも丹沢以外にも色々行って下さい。個性ぶっちぎるツイート＆ヤマレコ待ってます（＾＾）
私のくだらない駄洒落を楽しみしている人がいると言うのは励みになります（誰がハゲやねん）
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