ちゃんとした雪山だった・・・権現岳(天女山ピストン)
- GPS
- 08:25
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 1,274m
- 下り
- 1,274m
コースタイム
天候 | 雨上がりの曇→なかなかの晴天→ガス→どんより曇→スカッと青空!→夕方、低層雲・・・(風はほぼ無し。暖かな一日でした) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■はじめに 今日は晴天は望み薄、という見通しでしたが前夜〜早朝にかけての雨が標高の高いところでは雪となっていることを見越しての「雪山シーズン到来!」という主旨でこのコースを選択しました。 ■天女山〜前三ツ頭 初めは緩やかな疎林の中を進みます。右手に南ア北部の山々が望めます。徐々に傾斜を増し、前三ツ頭の手前、高低差約400mは笹の茂った結構な急登りとなります。今日は前三ツ頭の直下くらいから雪が道に現れる感じ ■前三ツ頭〜三ツ頭 無雪期にはそんなにキツくない区間ですが・・・今日は雪のついた路面が多くちょっと難儀しました。積雪は10〜20cmくらいが多かった印象。標高を増すごとに雪の量が着実に増えました ■三ツ頭〜権現岳 この区間は三ツ頭と権現の鞍部までが前半、鞍部から権現までが後半といった感じです。前半は30cmくらいは積もった新雪を進みます。前夜降りたて&先行者なし、なのでトレースがない中、ルートを探りながらの歩行が続きました。今日は後続の方が1名いらっしゃったので変なトレースを付けてはマズい!と結構緊張・・・ ■権現岳からの下り 帰りは僕&後続の女性がつけたトレースを忠実に辿れるのでサクサク進めました。 途中の三ツ頭ではそれまでのガスがスーッと晴れ、スバラシイ展望が!! 三ツ頭からの下りは朝にはあった雪がだいぶ融け早くもグジュグジュな状態でした。以降、雪は行きよりも少なくなっていました |
写真
感想
多忙続きのなか、23日はようやく山に行けそう。。。
ということで、どうせならシーズンインの「雪山」に行きたい・・・。
慣れ親しんだ八ヶ岳はまだ雪が少ないし、どーしたものか?と思っていたところ、23日(祝)はちょうどいい塩梅に「前夜〜早朝=雪」「早朝以降=曇」の予報(by ウェザーニューズ)ではないですか!
朝の時点まで赤岳か権現岳かで迷っていましたが、いまいち寝不足だしどちらかと言うと軽めと思われる権現に目標セット。
行きの中央道から見える権現岳は・・・ガスで見えずっ!!どれぐらい雪があるのか分からぬまま現地へ。
天女山駐車場への車道を登る途中で真っ白い山が垣間見えました。どうやら赤岳のよう。これは選択ミスか?と思いましたが・・・。
結果的には、権現岳にして良かったと思えます。
このコース、割と登山者多い方だと思いますが、さずがに今日は駐車場一番乗り&その後も後続の方は2台のみ。ワタクシが初トレースを刻むという重責を担うことに。。。これは初体験!
また、道中の要所でご一緒になった後続の女性と「たった二人だけの山頂アタック」というほぼ独占状態。普段は二言三言ぐらいで終わることが多い「単独登山者同士の会話」ですが(僕の場合)、今日はいろいろお話が出来、素直に楽しかったです。
といった感じでなかなかエポックメイキングな山行でした。
続きはまた明日。。。
ということで続き。
昨日は本当に人が少なく(確かに、前日の天気を考えればフツー行かないと思いますが)、三ツ頭より先、いよいよ深くなってきた雪とこの先誰も通っていないという状況に「うーん、こりゃあシクジレナイ…」と過去歩いた記憶や地形と雪のつき方を探りつつ進みました。安全そうなルートを探している間に後続の女性(このコースは初めてとのこと)が追いついてこられたので、要所で会話しつつ一抹の不安感をかなり解消できました。
観音平からの人もなく昼過ぎの山頂は2人だけ。全面ガスで展望はほぼ無いなか、パンなどをぼそぼそ食べながらこれまでの山行なども交えいろいろお話させていただきました(ヤマレコは大いに参考にされているとのこと)。午後の晴れ間を期待されていたようですが、僕は否定的で「もー駄目じゃないスか?」といった気持ちでした。
帰りは僕が先行して三ツ頭に到着。この時点でもガスっぽい感じでした。とりあえず一人、雪を除いた石に腰掛けてザックに寄りかかって空を見上げていたら…、見る見るうちに晴れ間が広がり、編笠山から西岳、権現岳の壮観がキレイに現れました。雲海の向こうには中央アルプスから御岳、乗鞍、北アの山々が島のように浮かび、それまでの悪天が嘘のようなスカッ晴れに。
ふたたび女性が追いついてこられる頃には赤岳までクリアに出現、雪山らしい透明感あふれる景観を堪能できました(老婆心ながら無事に来られるかちょっと待っていたこともあり、図らずも劇的な景色の変化に遭遇できました!感謝です)。ありがとうございました。
最後に、今回トレースのない雪を歩きましたが、その難しさの片鱗に触れた思いです。まだ雪が少なくラッセルというレベルでもなく、雪庇の危険などもないのでまだ楽だったとは思いますが、ガスに巻かれて周りが見えないとどっちに歩いてよいのやら、という感じですし、その時はちょっとビビりましたね。
人様のトレースがいかに有難いか…、実感致しました。
こんばんは、始めましてhonsamaさま。
昨日は先導を切っていただきありがとうございました。
そのあと、元気いっぱいのpikachan様が続き、
私もgunnojiさんと三ツ頭まで追いかけていきました。
何度か合流したpikachanさんの元気いっぱいの姿に、ただただ圧倒されておりました。
私たちの装備では三ツ頭までとの思いで行ったのですが、
それでも、積雪期ピークハントかな?
と言いながら、新雪の山の魅力を味わっていました。
ただし、先頭でトレースしたりラッセルする方のご苦労はわかりませんでした。本当にお疲れさまでした。
honsamaさまのおかげで、雪山素人隊も無事帰還できました。
三ツ頭の写真、凄い気力でガスを追い払ったのですね。
これもhonsamaさん&pikachanさんの苦労を感じ取った天の恵みだったのでしょう。お疲れ様でした。
honsamaの装備をチラ見しながら、冬山にはこれほどの装備が必要なのかと勉強させていただきました。
aonuma1000さま
昨日はお疲れ様でした!
同じ時刻に駐車場で鉢合わせた3人(+あの後来られたgunnojiさん)だけが三ツ頭までの新雪を踏めた、ってことですよね!しかも皆ヤマレコユーザとは。こりゃあなかなかない巡り合わせで天の配剤といったところでしょうか(でも、昼食しながら粘られたのにちょっと残念でしたね・・・)。
午後の三ツ頭での晴れ間はとても劇的でした。あそこからの景観はホント素晴らしい(個人的にすごく好きです)ので、是非また行かれて欲しいと思います(無雪期も壮観ですが雪がつくとまた趣きが格別ですし)。これからの季節、チャンスはいっぱいあると思います。
ご存知の通り、三ツ頭から先は予想以上の結構な積雪で割とドキドキでした(いや、マジで)が、途中で追いつかれたpikachanさんの存在に励まされ、何とか「トレース付け係」としての重責を全うできました。昨日は僕も貴重な体験で、かなり印象深い山行になりそうです♩
ちなみに、最後にご指摘のあった「装備」ですが、あれは念には念を入れての雪山最終形態(?)です。結果的には、特にゴーグルはちょっと過剰でした。ピッケルは・・・やはり持たずに行けないコースだったのでフツーだと思いますが、雪山は荒れるとマジで厳しい(八ヶ岳では特に風と寒さが・・・)のでついつい重装備になりました。
(ハーネスは「ハチマキ」みたいなものです)
今期は是非、好天を狙ってのピークハントをご祈念申し上げます!
honsamaさま
あらためましてコメント欄にて
昨晩コメント欄があること・・初めて気がつきました。
今回天女山の駐車場で、honsamaさまがいらっしゃり、
あんな広い駐車場に、たった3台の
心強かったです。
アイゼンは12本と6本持って行きましたが、honsama
さまに尋ねたところ、10本を持っていく!
ということで、私も12本にしました。
ここから、ホントにありがとうございます。
やはり単独行でしたので、先行されてる方がいることが、本当に励みになり、心強かったですよ。
前三つ頭で、aonuma1000さまと、gunnojiさまが後ろからいらした時は、honsamaさまの姿が遥か遠くにも見えず・・ほっとしました。
駐車場で シャッター押していただき、またここでも 撮って頂き、楽しいお話もでき、お二人もありがとうございました。
しばらく歩いたところで、honsamaさまの姿を見た時、ほっとしたと同時に、帰り道だったらどーしよう!?という不安もありましたよ
honsamaさまが新雪にトレース付けれくださり、ルート作って下さり・・
本当におかげさまで、頂上にいけました 感謝感謝です!!
帰路の三つ頭での願望の赤岳・中岳・阿弥陀岳・・
大パノラマで最高でしたね!
駐車場で私の下山心配して下さり、待っていただいていたようで・・ありがとうございました。
心に残る最高の山行でした。
honsamaお世話になりました。
またお会いできること楽しみにしています。
ありがとうございました。
pakachanさん
改めてのコメント、ありがとうございます!
後ろからそのように思っていただいたとは・・・改めて感慨深いです。
三ツ頭より先は岩稜も多いですし雪も結構な量になってましたので「トレース付け係」としての責任を感じておりましたが、同時に自分の身の上も・・・不安が募りました。
そのような時に進むべき方向に迷った、小さな祠が雪に埋まっていた小ピークで振り返るとお一人しっかりした足取りで進んでくるpikachanさんが見え、正直「おー、一人じゃなかった」と安心しましたヨ♩山頂でのお話も自分とは異なる山行など感心しつつ、楽しく聞かせていただきました。
当日は過去に歩いた記憶も頼りに何とかルートを探せ、無事帰還できたことが何より嬉しかったですね!
しかも下山途中での急転の絶景、あれも一人より感動が倍加したように思います!赤岳まで見えて良かったです。
三ツ頭から先の下りは危険箇所はないものの、その時点では我々しか入山していないのは明らかでしたので、やはり先に車で走り去るにはしのびなく・・・という感じでした。
いろいろと貴重で印象深い体験ができました。ホント、またどこかの山でお会い出来るといーですね♩
こんばんは、honsama様&pikachan様
さすがに、あの雪山をお二人で登頂した話題で盛り上がっていますね。
私どもは三ツ頭で権現岳方面を見上げていました。
時折ガスが切れて、pikachan様の赤いザックカバーが
見えていました。
あれ?二人の声聞こえない?とgunnojiさんと話しておりました。きっとpikachan様の声が、風にのって届いたのだと思います。
人の少ない山を求めながらも、わずかでも人の居る気配を感ずると安心するものですね。
不安な時こそ多弁になる自分がいます。
皆様との出会いは、大自然の中で素直にホットできる一瞬でした。 ありがとうございます。
こんばんは!ついコメントをしてしまいました(笑)
それにしてもやはり凄いですね。
権現岳直前のあの急斜面を雪が着いている中登られるなんて脱帽です。っていうか素直に羨ましいですね〜
でもこうやってみると雪の白と空の青のコントラスト!
やっぱ良いもんですね〜
こういう記録をみてしまうとつい行ってみたくなってしまいますね。
もちろん私のレベルでは権現なんてとてもとてもですが・・・
八ヶ岳もこれでいよいよ本格的な雪山になるんでしょうかね。
それではこれからも意良い山行をっ!
何処かの山で出会えると嬉しいですね。
honsamaさまこんばんわ。
行きも帰りも合流してからずっと一緒にあるいたわけではないですよね。
帰路の途中ガスが出て、広い分岐(に思った箇所)で、
こうやって遭難するんだ・・
と真剣に思いました。
名前もわからず・・大きな声で、「先を歩いてる方〜!!、どっちにいくんですか〜〜??」と叫びたい気持ちでした。
ホントにあの時点では、この山というかこのコース今いるのは、先行の方と私だけ。というのがわかっていましたから・・
だから駐車場に、朝と同じ場所にhonsamaさまの を確認したときには、安心しました。
で、私が下りてくるまで心配してた。と言ってくださったときは、めちゃめちゃ嬉しかったです。
後のメールで、帰路 での甲斐駒の夕日 に同じように感動し、同じように シャッターを押し、トンネルの事故渋滞にもお互いはまっていたのかと思うと・・
なぜかそんなとこでも気持ちが共有する感じで
aonuma1000さまのコメントにも書きましたが、
今回の山行は、景色以上に出会えた方々に本当に感謝し、嬉しく楽しく感激する山行でした。
行くきっかけのアップのotomisanさん、
写真たくさん撮ってくださったaonuma1000さま、gunnojiさま、
そして私を素晴らしい雪の権現岳に導いてくださったhonsamaさま、 心より ありがとうございます
aonuma1000様
pikachan様
otomisan様
引き続きのコメント、ありがとうございます!
「ヤマレコ恐るべし」というaonuma1000さんのご感想、なかなか的を射ているというか、それぞれの記録を公開・共有するだけでも大変有難いのですけど、稀に山で実際にお会いしたりすると、今回のようにヒジョーに感慨深い、印象の強い山行になるから不思議です(やはり「共有」というのが大事な気がします)。
pikachanさんが当日持参していた記録のコピーがotomisanさんのものであり、そのotomisanさんの記録は
その他のもの(阿弥陀岳南稜とか県界尾根ピストンとか)も含め、出没山域が被っているのもあり感心しつつ度々拝見してましたので、これまた奇遇な感がしております。pikachanさんも帰りの甲斐駒を撮っていたというのもなかなか笑えます!
権現の週間天気予報を見ると・・・今週は晴れ間が多そうで、先日の雪も結構消えてしまうような感じですが、
年末あたりになれば八ヶ岳もすっかり雪山になると思いますので、またどこかのピークを目指したいと思います。
そのとき、皆さんにお会いできたらマジ最高ですよね!
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