【女王はヴェールに包まれて】仙丈ヶ岳

2016年07月17日(日) [日帰り]

• GPS: 08:17
• 距離: 9.4km
• 登り: 1,139m
• 下り: 1,135m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:25
• 休憩: 0:52
• 合計: 8:17

6:05 北沢峠
7:39 7:40 薮沢大滝ノ頭
9:17 9:38 小仙丈ヶ岳
11:04 11:05 仙丈ヶ岳
11:27 11:50 仙丈小屋
12:30 12:34 馬の背ヒュッテ
12:51 12:52 薮沢小屋
13:17 13:18 薮沢大滝ノ頭
14:22 北沢峠

昼食は仙丈小屋。
さぶいので食後はそそくさ退散。

天候

晴れ→ガス→雨→カッパ着たら止む→ガス

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

■バス(仙流荘~北沢峠)
片道 @1340(運賃@1130、手回り品@210)(往復@2680)

時刻表はありますが、ハイカーが多いので5時過ぎからピストン運行しているようです。帰りの終バスは16時。


■駐車場
約350台 無料

http://www.inacity.jp/kankojoho/sangaku_alps/minamialps/minamialps_jikokuhyo.html

コース状況／危険箇所等

■危険箇所
個人的にとくに見当たりませんでした。

■トイレ
・北沢峠バス停
・仙丈小屋
・馬の背ヒュッテ

■水場
・仙丈小屋近く(小屋の下、ドラム缶)

■コース状況
高低差は約1000m。
4合目あたりに急登ありますが、あとは比較的なだらかなだらだら歩き。
だらだら登るのは気分が楽です。危険個所もなく、上に小屋があるためか
手ぶらで登らはる方もなんぼか見かけました。

＞登山口 〜 大滝ノ頭(五合目)
よく整備された登山道。4合目までは比較的なだらか。
4合目にすこしだけ急登あり。そこを越えると五合目、休憩スポット。
眺望はないけど小びろくなっているのでたくさんの人が休憩してはいりました。

＞大滝ノ頭(五合目) 〜 小仙丈ヶ岳(七合目)
この辺から関西では見られないハイマツ帯。背の高い木がなくなって眺望が開けます。ガスがなければ。。
シャクナゲ、ナナカマドも背が低くてかいらし。
眺望ないから花ばかり探して下向いて。
道はあいかわらず緩やかであるきやすい。

＞小仙丈ケ岳(七合目)〜仙丈ケ岳
少し岩がごろごろしてくるが、変わったところといえばそれくらいで
あいかわらず緩やかで歩きやすい道。
＋仙丈ケ岳：3033メートル

＞仙丈ケ岳〜仙丈小屋〜大滝ノ頭(五合目)
山頂の先に右にまくルートがあり、道なりにすすんでいくと仙丈小屋。
花はこちらのほうが多い感じ。
さらにすすむと馬の背ヒュッテ。
ここより先は渡渉あり、雪渓ありの道。
植生もにわかにかわり、ミヤマカラシ、クロクモソウが顔を出す。

その他周辺情報

■温泉
さくらの湯（高遠町）
@600(@500:仙流荘バス停に割引券100円引き)

湯質はぬるぬる。施設は少し古いめ。

写真

7/17 4:39

おはようございます。

まだ朝四時半なのに空は明るく。
それよりなによりこの車の数。

taikunいつも運転ありがとうございます。
夜通し運転できる人、「すごいなぁ」といつも思います。

7/17 6:03

5時にバスのバウチャーをこうて、5時15分頃からバスがピストン運行。この日は19台のバスが運行していたそうです。

7/17 6:03

朝6時 しゅっぱーつ。

7/17 6:23

青空が出てきそうな雰囲気。
いいやんいいやん。

7/17 6:51

とくに急なところも危険なところもなくていいやん。

7/17 7:12

ゆっくり歩いて、一時間ほどで四合目。

『taikunこなくてヒマー』

夜通し運転してくれたtaikun体調不良で遅れ気味。7合目くらいで体調不良も治ってよかったよかった。

7/17 7:42

五合目。
たくさんの人が休憩してはりました。

7/17 8:05

あっあぁー。。
残念ながら雲が厚くなってきた。

7/17 8:24

六合目についた頃には真っ白。
女王が照れたんか、白いヴェールに顔を隠してしまいました。

7/17 9:19

小仙丈ヶ岳。
伊那市、長野県やったんですねー。
山梨県登ってるとばかり思っとったわ^^;

なんにも見えへんけど、記念撮影。

7/17 9:21

なんも見えへんけど…
女王さんに会いに行きます。

このあとにわかに降られてカッパ着て…
着た刹那やんで…
ようあることで。

7/17 11:03

とうちゃく。
仙丈ケ岳3033メートル。
ご覧の通り、富士山はもちろん…
目の前の看板すらなんとか読める程度の視界しかなく…
女王のご機嫌は麗しゅうなさそうです。

7/17 11:31

山頂から右に巻いて仙丈小屋。
ここで昼食。
小屋見えますか？

7/17 12:14

昼食後はそそくさ下山。

7/17 12:58

いつもながら下りは終始置いてかれ気味。
一箇所だけ雪残っていました。

7/17 14:23

おつかれさまでした。
いつもながらおいらの膝が痛くなり、下山少しおそなりました。。

そのせいで帰り道は終電を気にしながらの帰り道になってしまった。
taikun、一歩さんすいませんでした。

これに懲りずまたお付き合いください。

本日の第一植物ギンリョウソウさん。

ギンリョウソウ（銀竜草）
ツツジ科ギンリョウソウ属

眺望に恵まれなかったので花の写真ばかりになってしまいました。興味のない方すいません。

稲村で2年連続探したけど会えなかったコにひょっこり初めまして。

イチヨウラン（一葉蘭）
ラン科イチヨウラン属

そばかす少なめのべっぴんさん。

イチヨウランとセットで咲いていたこの子は。。

コイチヨウランでOKでしょうか？
アップにするとこんな感じ。
この子もはじめましてかな。

コイチヨウラン（小一葉蘭）
ラン科コイチヨウラン属

関西には分布しないみたいなので、はじめましてですね。

イチヤクソウ（一薬草）
ツツジ科イチヤクソウ属

咲きかけなので、まだ象の鼻は伸びてなかった。

[d]トンボソウ？（蜻蛉草）[/d]

キソチドリ（木曽千鳥）
ラン科ツレサギソウ属

saikakuさんありがとうございます。

マルダダケフキ（丸葉岳蕗）
キク科メタカラコウ属

フキやけど毒です。鹿も食わんで群生しよります。

ツマトリソウ（褄取草）
ヤブコウジ科ツマトリソウ属

ほんのりピンクの褄(つま)が。
稲村でみるツマトリソウは真白で6弁のが多いやけど、
7弁なのがふつうなのよね？

コケモモ？（苔桃）
ツツジ科スノキ属

ハクサンシャクナゲ（白山石楠花）
ツツジ科ツツジ属

六合目以降になると植生はハイマツ帯に。
キバナシャクナゲも咲いていました。

コイワカガミ（小岩鏡）
イワウメ科イワカガミ属

5裂した花冠をみて、ナデシコ科の某かと思いましたが…イワカガミですね。
こんなに開いているのははじめて見たわ。

なんや靄の中に突然白い花の群生が…

ようよう見るとナナカマド。
秋もきれいやろうなぁ…

ナナカマド（七竈）
バラ科ナナカマド属

はてはて？調べます。
葉の感じはバラ科？

この子かな？
コガネイチゴ（黄金苺）
バラ科キイチゴ属

キバナコマノツメ（黄花駒爪）
スミレ科スミレ属

この子はスミレ科やのに名前にスミレって入んないんですね

オンタデ（御蓼）
タデ科オンタデ属

ハクサンフウロ（白山風露）
フウロソウ科フウロソウ属

タカネグンナイフウロ（高嶺郡内風露）
フウロソウ科フウロソウ属

高山植物らしからぬ、ハクサンフウロの2倍以上のサイズ…

ミヤマダイコンソウ（深山大根草）
バラ科ダイコンソウ属

イワツメクサ（岩爪草）
ナデシコ科ハコベ属

歩き始めから頂上付近までずっと咲いていました。

ゴゼンタチバナ（御前橘）
ミズキ科ミズキ属

ほわほわ~

チングルマ（稚児車）
バラ科ダイコンソウ属

やっと咲いているチングルマ見つけたけろ、遠すぎて。。
ズームしてトリミングしてこれが精一杯か。

7/17 11:10

ハクサンイチゲ（白山一華）
キンポウゲ科イチリンソウ属

ピントw

オヤマノエンドウ（御山豌豆）

ピントww
この日は絶不調で撮った写真半分はピンぼけ。

コバノコゴメグサ（小葉小米草）

正直、ミヤマコゴメグサとのみわけはつきません。南アなのでコバノコゴメグサとしました。

チシマギキョウ（千島桔梗）
キキョウ科ホタルブクロ属

タカネツメクサ（高嶺爪草）
ナデシコ科タカネツメクサ属

ミヤマヒゴタイ？（深山平江帯）＜蕾＞
キク科トウヒレン属

イワベンケイ（岩弁慶）
ベンケイソウ科イワベンケイ属

クロユリ（黒百合）
ユリ科バイモ属

植物館以外で見るのは初めてです。

アオノツガザクラ（青の栂桜）
ツツジ科ツガザクラ属

タカネシオガマ（高嶺塩竈）
ハマウツボ科シオガマギク属

こちらはヨツバシオガマ？

ヨツバシオガマ（四葉塩竈）
ハマウツボ科シオガマギク属

イブキトラノオに似てるけど。。

調べてたら、ムカゴトラノオってのがあるようで…

ムカゴトラノオ？（零余子虎の尾）
タデ科イブキトラノオ属

ウスユキソウ（薄雪草）
キク科ウスユキソウ属

エーデルワイスの妹分。

ウサギギク（兎菊）
キク科ウサギギク属

対生へら型の葉がウサギの耳みたい？

ズダヤクシュ（喘息薬種）
ユキノシタ科ズダヤクシュ属

ヤマトリカブト（山鳥兜）
キンポウゲ科トリカブト属

トリカブト属の同定はあきらめています。。

ミヤマカラシ（深山芥子）
アブラナ科ヤマガラシ属

ミヤマカラシ（深山芥子）

クロクモソウ（黒雲草）
ユキノシタ科チシマイワブキ属

クロクモソウ

はじめまして。

ミヤマバイケイソウ（深山梅慧草）
メランチウム科シュロソウ属

モミジカラマツ（紅葉落葉松草）
キンポウゲ科モミジカラマツ属

7/17 9:09

カラマツソウ（落葉松草）
キンポウゲ科カラマツソウ属

トリアシショウマ（鳥足升麻）
ユキノシタ科チダケサシ属

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-3 Tough オリンパス

装備

個人装備

Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 コンパス ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 日焼け止め 携帯 時計 タオル カメラ

感想

tomoya_

しばらく山に行っていなかったので、なかまを誘ってお山へ。

お天気予報はよろしくなかったけど、「なんとかなるかな」っと。
仙流荘のバス停ところの駐車場は何百の車で埋められていました。
連休やし「なんとかなるか」で来た人たちが多かったのかな？

みんなの期待を背負った女王様、
あさイチのバスで登山口の北沢峠についたときは青い空。
「おいら、持っているんやない!?」なんて思ったりしたけど、
残念ながらそれも6合目まで。。ガスがでてきて、女王を白いヴェールでつつみこむ。8合目あたりでは雨まで降りだして。。たまらずカッパをきたら雨やんで。

#うちらはのんびりやったので、あさイチでスタスタ
#いかはった人たちは女王の美しい稜線を拝見できたかしらんね？

少し雨に降られても、やっぱり山歩きは楽しいわ。
ヴェールにつつまれた女王さん..
ぜひ素顔を拝顔したいよね。
ナナカマドが真っ赤になるころにリベンジしに行きたいなぁ。
山仲間のみなさん、よろしくどうぞ。

コメント

taikun

お疲れ様でした！
天気は今一でしたが、こんなにもお花の種類有ったんですね(゜Д゜)
帰りのバスの中から見た熊さんも初めてでした、これにも(゜Д゜)
今回は皆に迷惑掛けて御免なさい(_ _)、1時間は余分に時間掛けました、でもリベンジの計画お待ちしたます(^0^)、次回までには体調も整えておきます、またお誘い、宜しくお願いします。
何時もヤマレコ有り難う！

tomoya_

taikun お疲れ様でした！
そして、運転ありがとうございました。

バスの中からみたクマすごかったですね。
びっくりして眠気が一瞬だけ吹き飛びました。
やけど…もっとびっくりなのは夜通し運転した後、山登ってもピンピンしているtaikunね。
日帰りでいけるいわはるから、今回はそれで企画しましたが…次回は１泊しましょか？

さとし

パッとわかる分だけ
おはよう〜
寝起きなので、パッとわかる分だけを。
トンボソウ→花弁が万歳してるからキソチドリやね。
コケモモ→色からしてコメバツガザクラかなぁ〜葉っぱがちと怪しいけど。
バラ科？は葉っぱが正しいならイチゴの類いかと。あ、イチゴはバラ科か…

夏休みの貯金で何処にも行けなかった西鶴でしたっと(O_O)

tomoya_

saikakuはん ありがとうございます
キソチドリですね。
ありがとうございます。
トンボソウとの違いがイマイチよくわからないわ。。調べてたらホソバキソチドリなんてのもあるらしく…亜種なら無視しようかと思ったのですが、どうも別の種のようで…　はぁ、むつかし。

コメバツガザクラの方は花の形が違うもんで、コケモモが最右翼かなぁとおもております。

また教えてくださいね。よろしくお願いします。

Rikochan

リベンジよろしくね〜💖
可愛いお花達…ひとつひとつ名前を教えてもらいながらの、のんびり歩き楽しかっです💕
でも…南アルプスの女王様のNICEBODYを眺めさせていただくことはできず💦
残念でした😥
ナナカマドの真っ赤な実がなる頃にまた山仲間みんなで行きましょう🤗

tomoya_

リベンジいきましょう〜💖
Rikochanおつかれさまでした。
是非、女王様のNICEBODYを目に焼き付けにいかねばいけませんね。

おいら、この山好きですよ。
バリエーション豊かやし、緩やかやし、
何より登り返しがないのごいいですねー。

またみんなでよろしくです。

フルフル

弾丸？！お疲れさまでした〜
皆さん、こんにちは〜。
遠征おつかれさまでした〜！

もしかして弾丸日帰りですか！？
凄い、やっぱり若いな〜
せっかく遠くまで来たのにあいにくのお天気で残念でしたね。
それでもはじめてのお花に会えて良かったね
女王様の稜線は、次のお楽しみやね。
行きたいお山は、いっぱいあるけど…
私もいつか「仙丈ケ岳」行ってみたいな〜って思ってます
登り返しがないって、それは…ひたすら登るってこと？！

tomoya_

フルさん☆
おはよーです。
運転手をつとめてくれはったtaikunが日帰りでいけるゆうさかい、連れて行ってもらいました。
おいらは…土曜昼働いて夜出発。その後、車の中で眠りこけて、登山口に向かうバスでも寝て、
山では起きていたけど、帰りもずっと寝てました…。
若いのはおいら以外のメンバーです。

登り返しがないって意味は、
山頂に向かっているのになぜか下り道がでてきて、そのあとまた登らなあかんやつありますやろ？『これ登るんやったら、さっきの下りいらんやん！』ってうちの女房殿がようキレるやつです。
そんなのがなくて、ひたすらだらだらと登り続けるよい道やって意味でした。
わかりにくくて申し訳ないです。