北ア 立山（室堂ー雄山・大汝山ピストン＋獅子鼻岩 山小屋1泊）

2016年07月29日(金) 〜 2016年07月30日(土)

• GPS: 32:00
• 距離: 15.2km
• 登り: 843m
• 下り: 1,352m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:40
• 休憩: 1:00
• 合計: 6:40

10:00 スタート地点
11:20 11:30 一の越山荘
12:50 13:00 雄山
13:30 14:00 立山
14:20 14:30 雄山
15:20 15:20 一の越山荘
16:00 16:00 立山室堂山荘
16:40 雷鳥荘

2日目

• 山行: 4:05
• 休憩: 1:00
• 合計: 5:05

7:30 雷鳥荘
7:40 7:40 みくりが池
9:00 10:00 天狗平山荘
11:30 11:30 一ノ谷
12:30 12:30 弥陀ヶ原ホテル
12:35 ゴール地点

天候

7月29日　AM：晴れ→PM：山頂付近からガス、一時雨で夕刻までガス取れず
7月30日　AM：晴れ→PM：下からせりあがる形で、ガスのち雨

※天気は7月27日が悪く、7月28日から30日は立山を境に雲が経ち、午後強い
雨が降る状況でした。一般の天気図からはわからず高度天気図が必要でした。
（小職はヤマテンの予報をみました）
7月28日　http://www.tenki.jp/past/2016/07/28/chart/
7月29日　http://www.tenki.jp/past/2016/07/29/chart/
7月30日　http://www.tenki.jp/past/2016/07/30/chart/

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

7月27日の大雨によって、ケーブルカー、富山地鉄線が運休。ケーブルは7月29日より運航再開でしたが、富山地鉄線は終日運行されず、バスでの代替輸送実施中でした
＜往路＞
富山市内→立山駅　マイカー（立山駅駐車場　上は満車でした）駐車
立山駅ー美女平ー室堂　黒部アルペンルートのケーブル、高原バス利用
＜復路＞
雷鳥沢−天狗平−弥陀ヶ原（弥陀ヶ原ホテルにて、バス予約を行い、立山駅へ」）
※室堂〜美女平の間の高原バスは、予約が必要で、途中乗車の場合は最寄りのホテル・山荘または直接電話予約でOKをもらわないと、乗車できない可能性があります。
※時刻表　http://www.alpen-route.com/access_new/timetable/

コース状況／危険箇所等

1．コース概要
立山初登山者を2名含んでの登山で、コースは室堂から、雄山経由大汝山ピストンと、雷鳥沢から天狗平経由の弥陀ヶ原ハイクの2日間です。難易度はありませんが、雄山登下山時のガレ場混雑と、称名廊下の獅子鼻岩下の鎖場通過は注意です。
2．コース状況・危険箇所
1）室堂〜大汝山
夏場の林間学校シーズンということもあり、連日500名程度の小学生が雄山まで
往復していますので、大渋滞が起きています。特に一ノ越から上部の、二ノ越や
山頂直下ですれ違いが難しい岩場があり、時間がかかります。また、登山道が、
浮石のガレ場ということもあり、落石が多発しており、防御用のヘルメット着用が
望ましい状態になっています。
雄山から先、大汝山までは、下りはじめの部分が荒れていますが、左側が山崎カール
側に切れているので、慎重に進みます。その先の岩稜帯で気になる区間はありませんでした。
2）室堂〜雷鳥沢
時間と風向きによって、雷鳥荘付近に回り込む登山道に、きつい硫黄臭をもつガスが
飛んでいて注意です。目、のどにご注意。吸い込むと頭痛や咳き込むなどの症状があり、水にぬらしたタオル等を持って通過することが必要な時があります。
3）室堂〜天狗平〜弥陀ヶ原
チングルマの開花期は終了していて、実の状態です。登山道としては、数日前の称名川への豪雨により、天狗平から先の獅子鼻岩の直下の橋が流木等により流されて外れています。獅子鼻岩の鎖区間は、雨が降ると鎖と岩のステップが滑るので、要注意です。この区間は弘法大師修行の地と伝えられていますが、楽なハイキングコースではありません。称名の廊下を渡り終えた後、登りの区間で、右側が崩れ、鎖がない区間があります。草木をつかんで、進まなければならず注意が必要です。木道の部分は、1か所木道が外れている以外は、歩行困難な登山道は見当たりませんでした。

その他周辺情報

１．登山届　室堂駅の相談センターにて提出
２．雄山神社
　　峰本社（雄山山頂）7月〜9月まで神主が山頂におります。悪天候のときは社務所
　　で、晴れている場合は、峰本社前でお祓いを行ってくださいます。
　　ご朱印もいただけます。（いずれも有料）
　　芦峅寺、岩峅寺にそれぞれ雄山神社があり、別のご朱印がいただけます。
3．天狗平山荘
　　室堂から弥陀ヶ原ハイクの途中、道路を横断したところに立つ天狗平山荘では、
　　夏場の自家製アイスが美味です。特にベリー系か、自家製ラムレーズンが人気。

写真

7/29 8:22

富山地鉄線が大雨のため運休。ガラガラの立山駅です

7/29 8:22

切符売り場もこんな感じ

7/29 8:35

ケーブルで美女平に向かいます

7/29 9:02

高原バスでお約束の立山杉の大木

7/29 10:01

室堂からスタートです

7/29 10:23

いきなりガスが出てきました

7/29 10:26

一気にガスが広がっていきます。

7/29 10:36

浄土山下の雪渓です。雪が少ないなあ

7/29 10:54

チングルマは終わってますが、満開です

7/29 10:57

剣山神社の祓堂を過ぎます

7/29 11:24

7/29 11:28

一ノ越到着です

7/29 11:36

出ました。大勢の生徒さん達

7/29 11:43

7/29 11:44

雄山に登ります

7/29 11:49

ガスってます

7/29 12:00

渋滞が発生しています

7/29 13:20

7/29 13:25

80歳の親父との家族登山です。あと少しで雄山山頂

7/29 13:28

なんとも見えない眺め

7/29 13:28

社務所も見えてきました

8/1 19:29

さああと少し

7/29 13:33

ガスがさらに濃くなりました

7/29 13:54

雄山山頂到着。今日のお祓いは社務所でだそう

7/29 13:56

まずは参拝します

7/29 13:56

峰の本社をあとにします

7/29 13:56

雄山から大汝山へ、岩々も切れてます

7/29 14:20

大汝山へ。しっかし何も見えず、登頂早々に引き返します

7/29 12:56

雄山山頂で遅めの昼食です。

7/29 14:44

ホワイトアウトし始めたので、早々に下山します

7/29 14:49

おります

7/29 15:35

一ノ越より下は、視界がききます

7/29 16:01

天気が悪いので雷鳥くんの天下です

7/29 16:22

7/29 16:24

7/29 16:25

7/29 16:31

みくりが池まで戻ってきました

7/29 16:31

雷鳥沢に向けて歩いている人たち

7/29 19:57

室堂です。親父も無事に大汝山ピストン完登です。

7/29 16:44

シャクナゲが残っています

7/29 16:46

雷鳥沢到着です。

7/29 19:00

雷鳥荘に泊まります。

7/30 6:10

峰本社の御朱印もいただき、部屋で眺めてます

7/30 6:39

雷鳥荘の朝ごはん

7/30 7:48

今日は、まずますの天気です

7/30 7:51

では今日も出発

7/30 7:55

地獄谷側はモクモクです

7/30 8:02

血の池を回ります

7/30 8:11

雷鳥荘を眺めます。いい場所にあります。

7/30 8:24

なんだか、黒雲も湧いています

7/30 8:29

なんだか心配な天気

7/30 8:35

おっと、雷鳥登場です。ということは、雨？

7/30 9:04

室堂平です

7/30 9:29

天狗平に向かいます

7/30 10:02

天狗平に着きました、自家製アイスを食します。

7/30 10:46

天狗平から弥陀ヶ原へ、ワタスゲが咲いています

7/30 11:34

ガスってきました

8/1 19:28

獅子鼻岩の下の鎖場を下ります。

7/30 20:22

赤く色づいているななかまどを見つけました

8/1 19:28

称名の廊下の上流です

8/1 19:27

8/1 19:28

餓鬼田にも大粒の雨が降り出しました

7/30 13:44

土砂降りの弥陀ヶ原に着きました。ゴール

撮影機器：

iPhone 5s Apple

装備

個人装備

ヘッドランプ(1) 予備電池(1) 筆記具(1) 保険証(1) エマージェンシーシート(1) 飲料（1000ｍｌ）(1) ティッシュ(1) 自薬(1) サングラス(1) タオル(1) 携帯電話(1) 計画書(1) 雨具(1) 防寒着(1) ストック(1) 非常食(1)

共同装備

カセットGASコンロ (1) ファーストエイドキット(1) カメラ(1) コンパス(1) 地図（25000分の1）(1) ライター(1)

感想

lecielbleu

健脚の80歳の父を含めて家族登山を行おうということになり、3000m峰の立山に登ってきました。朝は良い天気ですが、昼以降天気が持たずに、ガスって槍も劔も見えない毎日。それでも、楽しい立山登山でした。夏場の小学生の林間学校のシーズンということもあり、連日500名ちかい生徒が雄山を目指して室堂から登っていて、長い行列は壮観です。ただ、生徒を抜こうと思っていても、登山道が大荒れで、浮石、ザレ場の連続で、すれ違いができない個所も多く、コースタイム以上に上り下りとも時間を要しました。直前の大雨で、富山地鉄線が運休していることもあって、雷鳥沢の天泊登山客も少な目です。ただし、天気が崩れるせいか、雷鳥には何回も会いました。花畑もチングルマは終わっていますが、リンドウ系などはこれからです。