部山行 槍ヶ岳
- GPS
- 15:53
- 距離
- 34.8km
- 登り
- 1,938m
- 下り
- 2,193m
コースタイム
天候 | 7/30 雨 7/31 晴れのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー
登山届は上高地登山相談所へ提出。 帰りは路線バスで新穂高から平湯へ。平湯から高速バスで新宿。 高速バス往復¥10330/人。タクシー¥6040。路線バス¥890 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険なところはありません。 穂先も手元足元を確認していれば大丈夫。 飛騨沢の下りは、ザレに足を取られないよう注意。 |
その他周辺情報 | 平湯バスターミナルの3階にある、源泉かけ流しの湯に入りました。¥600 1階のレストランで、祝杯と食事をしました。 |
写真
感想
会社山岳部の夏山合宿で槍ヶ岳へ行ってきました。
合宿といっても参加者は4名と寂しい限り。しかも2人がキャンセルして個人山行レベルになってしまいました。ピンチヒッターにgangan321_55さんを誘って、なんとかそれらしくしたものの、天気が思わしくありません。
土曜日はどうしても雨のようですが、雲の上に出られるかもしれない(いつもの希望)のと、日曜日の快復に期待して決行しました。
平湯バスターミナルはどしゃ降り。バス待ちのグループが数組いましたが、私たちはタクシーを予約しています。しかし釜トンネルが5:00にならないと開かないので、1時間以上待たなければなりません。
時間になっても雨は止まず、合羽を着ての出発になりました。しかし、稜線は見えており、期待は高まるばかりです。ganganさんは唐松岳、白馬岳にご一緒していますが、険しい道のりは初めてです。一方我が山岳部期待の新人Kくんはまだ20代で、今回が初の同行。やはり歩くのが速い。
雨は徐々に弱くなり、横尾では青空も見えてきました。ここまでいいペースで来れています。このまま行ければ槍ヶ岳山荘まで上がれるかもしれないと話していました。
横尾を直進するのは初めてです。槍沢ロッジまでは平坦ともいえる道で、もう着いたと思ってしまいました。そこから徐々に傾斜が増していき、ganganさんが遅れだします。稜線は雲に隠れてしまい、黙々と歩きます。天狗原分岐を越えると道がどう続いているか窺うこともできない傾斜です。
ganganさんの姿が見えなくなったので、九十九折れを戻ると座り込んでいました。頭が痛い、気持ち悪いというので、しばらくそのまま休ませました。私もちょっと目をつぶります。30分ほどでまた歩き出しました。すると今度はにわか雨です。大粒の雨が東から吹き付けてきました。合羽は脱いでしまっていたので、折りたたみ傘を出しました。風が強くなかったので十分役に立ちました。
雨が上がったところで、殺生ヒュッテが見えてきました。ganganさんに断って先行し、テントを張ります。さらに先行していたKくんが受け付けを済ませてくれていたので助かりました。3人揃ったところで記念写真。まずはひと眠りすることにしました。
ガスってますが、穂先も時々顔を出します。東の空がきれいに晴れて、蝶ヶ岳の稜線を見せてくれていました。担いできたビールに焼き肉で乾杯。Kくんはメスティンで炊飯、ganganさんはカレー、私はパスタ。それぞれに食事しながら、今日の苦労と明日の計画を話します。そしてKくんはイビキ隔離テントへ。しかし、ganganさんもイビキ持ちでした。
耳栓のおかげで結構眠れましたが、シュラフカバーで寝ていたので少し寒かった。一応ブレスサーモの下着に着替えて、ダウンジャケットをかけていましたが、いまいちでした。ダウンのズボンがあれば快適だなと思いました。
朝トイレに起きると、満天の星空に驚かされました。久しぶりの山の星空。ところがトイレから出ると一つも見えなくなっていたのには、もっと驚きました。でも穂先はくっきり見えています。これ以上悪くならないうちに早速撤収準備。朝ご飯はアルファ米に湯を入れておいて持って行き、あとで食べることにしました。
朝焼けを堪能しつつ、予定通りに出発して、槍ヶ岳山荘までの長い登りを上がります。しかし、景色が素晴らしいので、歩いていても楽しい!どんどん近づいてくる穂先を、何枚もカメラに収めました。
山荘前にザックをデポして、穂先に上がります。ganganさんは昨日まで、自分に登れるか心配していましたが、すいすい登っていきます。人が少ないので渋滞もなく登頂できました。360度の絶景は何度見ても美しい。そしてブロッケン現象のおまけ付き。みんな大騒ぎでした。
下りも危なげなくこなして、大目標は達成しました。今度は帰りのバス時刻までに下山しないとなりません。ちょっと小腹を満たしておいて、下山します。
飛騨沢は一度下ったことがありますが、急なガレ坂が長く続いて疲れます。Kくんが転び、ganganさんは尻餅、私も足首をひねりそうでした。西鎌尾根とお花畑、正面には鏡平と中崎尾根、その奥に笠ヶ岳。眺めはいいけどよそ見は危険です。
水場で冷たい水を飲みながら朝食。槍平まで下れば、あとは懐かしい道です。辛そうに最後尾を歩くganganさんも白出沢から先の林道には大喜びでした。出会いには水場ができていて、食べ物の残りをつまみました。
世間話をしながら下っていくと、また雨が降り出しました。我慢して歩いていましたが、結局また傘をさすことになりました。努力のかいあって、1本早いバスに乗れました。
平湯バスターミナルの隣がいつも立ち寄る「ひらゆの森」ですが、もう移動する気など起きず、そのままエレベーターで3階へ上がります。源泉かけ流しの露天風呂にゆっくり浸かったら1階のレストランへ。飛騨牛を使ったメニューが並ぶレストランで、祝杯をあげました。
バス時間まで昼寝して、ゆっくりした時間を過ごしました。しかし、日曜日の中央道下り線はいつものように渋滞していて、バスの中でもゆっくりせざるを得ないのでした。バスタには1時間半遅れで到着。なんとか日付が変わる前に帰宅できました。
というわけで、ganganさんにはちょっと無理をさせてしまいましたが、ピンポイントで晴れ渡ってくれた槍ヶ岳には感謝です。あれがあったからこそ、すべてがいい思い出になりました。Kくんの健脚ぶりも分かったので、これからが楽しみです。
次回部山行は秋の尾瀬、燧ケ岳です。今から楽しみ〜。
bbcさん今回もですが、本当にお世話になりました。で、m(_ _)m なさい。
初日の体調不良、ホントどうなるだろうかと思いました。動けない。。。
なので、私の初日、殆ど、写真がない。。。
テントで1時間仮眠の時間を貰ってから、復活し、焼肉と冷たいビール、本当に旨かった〜
そして、キレイな朝焼けの槍と登頂&ブロッケン現象まで体験でき、行って本当に良かったです。
色々と、ご迷惑をお掛けいたしましたが、また次回、どうぞ、よろしくお願いいたしま〜す!
ganganさん、Kくん、はじめまして<m(__)m>。
わぉ〜〜〜、槍ヶ岳山行じゃないですかぁぁぁぁぁ・・・行きた〜〜〜い!!!
前半は雨で大変だったでしょうが、次の日は晴れて良かったですね 。
早くお山に行きたいです 。
HIDENORI-Tさん、こんにちは。
はい、槍ヶ岳よかったですよ〜。北鎌尾根にも思いを馳せてきました。来年こそ3人で行きたいですね!
遅ればせながらレコを拝見しました。
槍ヶ岳山頂は好天で360°パロラマでしたね。
35年前に槍登山しましたが、標高2500mぐらいから槍が見えているのに、足が進まなかった記憶が蘇ります。
槍のテン場で一晩台風の通過を凌ぎました。(9月上旬なのに寒かったです。雷も下で光っていて、朝まで生きていられるかと)
やはり、山は好天に限りますね。
wattanさん、今頃コメントに気づきました。すみません。
槍の天場で台風、雷とは恐ろしいですね。
今回もにわか雨には泣かされましたが、あの景色が全て帳消しにしてくれました。
今月は剱に行きましたが、これも最高の天気で楽しめましたよ。
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