強風の仙丈ヶ岳
- GPS
- 05:34
- 距離
- 8.9km
- 登り
- 1,141m
- 下り
- 1,220m
コースタイム
天候 | 晴れ→曇りガス→雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
バス利用者には休憩施設が有りました 布団も用意されていた 諏訪インターから国道152から峠に入ると国道361までコンビニは有りません 19日は前日の雨のため崖崩れで復旧作業のためバスが10時30分まで止まっていました |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は無いと思います |
予約できる山小屋 |
馬の背ヒュッテ
|
写真
感想
八王子から高速に乗って諏訪で下り登山口のある南アルプス戸台口の駐車所に向かい着いたのが3時です
少し仮眠をして5時に起きてバス停に並ぶ
バスの始発は6時10分 大勢の人が並んでいる
6時にバスのエンジンが掛かった さて出発だと思ったらアナウンスだ!!
「昨日の雨で崖崩れがあり復旧作業をしてからの出発と成ります 1時間ほど遅れます」だって
まーーしょがないよね
8時にはあと1時間掛かると言われ
9時には午前中は復旧しないとアナウンスがあった
この時点で日帰りの人は無理なので払い戻しをして帰っていった
中には遠くから来ている人も居て気の毒だった
我々もどうするか考えて一応払い戻しをしてもらい車で待機!!
既に予定をしていた甲斐駒には登れない 行ってテント張ってキャンプしか出来ない
天気もハッキリしないし さてどうしたもんじゃろの〜〜
暫く車でグダグダしていたら10時10分頃に10時30分バスが出ますとアナウンスがあった
取りあえず行ってみっかーーと言うことでまた券を買ってバスに乗り込み北沢峠に向かった
崖崩れは4箇所あり復旧に手間取ったらしいです
11時半にテント場に到着してテントを張ってまずは乾杯
ランチを済ませ相方はお昼寝タイム
私は登れなかった甲斐駒をつまみに南アルプス天然水で水割りを作り飲んでいた
雲行きが怪しくなってきて雨が降ってきてテントに避難
30分位でやんで外に出てまた飲みを開始
16時夕食タイム
まずはソーセージを焼いてつまみにして
メインの肉を焼いた 良い肉は美味い
つまみを作りダラダラ飲んで終了
明日の朝食用にパンケーキを焼いて片づけて飲んでいたら後ろのテントが騒がしい
さっき親父がテントから出てきて転んだのは目撃をしたがどうせ酔っぱらいかと思い気にしなかったが
通りがかった人がびっくりして大声を上げた
見に行くとテントは血の海 親父はタオルで頭を押さえている
「大丈夫か」と言うと「大丈夫だらんほっておけ」と怒った口調で言われたがどう見ても大丈夫ではない
尋常ではない血の量でテントから中まで血だらけ
テント場の管理者が来てテントから出ろと言っても聞かない親父
みんなで無理矢理出して寝かせ
「誰が医者か看護婦さんは居ませんか〜」と大声で叫ぶ
私は声だけて引いて監視をしていた
看護婦さんが来て宿で用意をした手袋をしてくださいと言っていた
血を素手で触った人も何人かいましたね
酔っぱらいの親父は寝かせても暴れ 何人かで押さえた
救急車を呼ぶが到着まで1時間半以上掛かるらしい
本当なら宿の車で行くらしいがこんなに暴れては乗せては行けないと言っていた
でも凄いね テキパキとした看護婦さんの指示でみんなが協力をした
「●●さん 薬は飲んでますか 持病はありますか?」看護婦さんが聞いたら
酔いも覚めてきたのか「B型肝炎をやった」と言うと皆さんチョット引いた感じでした
「皆さんちゃんと手袋をしてください 素手で血が付いた方はよく水で流してください それと後で検査を受けるようにしてください」と言った
結局看護婦さん2名と消防士さん2名がいて素早い処置でした
リックとかテントの中のカンバンを出し中に身元とか解る物を手袋をはめて探す
21時頃にピホーピホーと聞こえ救急車途中まで来て搬送板に乗せ運ぶ
私はライト係りをして足下を照らす
搬送終了!!
暗闇に何時までもピーポーピーポーと聞こえていて22時頃に寝た!!
前夜は夜遅くまで大変でした
3時過ぎに目が覚めテントから出ると月明かりと星が見えていた
昨日はバスも止めた雨女の相方も二日は続かない今日は快晴らしいです
支度をしてまだ暗い4時半に出発
ヘッドランプの灯りが照らしているところしか見えない
登山口の入り口で熊よけに大きな声で「これから山に入るぞ===」と怒鳴り入山
先日熊が出たらしいので気を付けないと
たまに怒鳴り
♪ある日森の中 くまさんに 出会った
花咲く森の道 くまさんに 出会った
くまさんの 言うことにゃ お嬢さん おにげなさい
スタコラ サッササノサ スタコラ サッササノサ♪
と歌えが相方は非協力的で一緒に唱ってはくれない
1時間ほど歩くと明るくなってきた
山頂まであと2時間チョットかな
急登が続き相方はバテ気味ですね
朝食に用意をしたパンケーキを食べてスタミナ補充
途中富士山側は雲に隠れているが北アルプス側は綺麗に見えている
小仙丈ヶ岳まで来ると風をまともに受けてふらつく
気を付けないと飛ばされそうです
山頂まであと40分位かな
三千メートル近くの稜線を歩き8時に山頂に着いた
ガスで景色は無く強風で留まることも出来ず直ぐに下山した
下山途中雨も降ってきて 流石バスも止める雨女の相方ですね
ザックカバーを付けて下りる
途中あの有名なトリカブトの群生を見つけると相方は持って帰りたそうな顔をしていました
クワバラクワバラ
11時に無事テント場まで戻ってきた
雨降る中相方はリックを持って屋根の下で待機
私は雨の中テントを撤収した
雨で濡れたテントは重い
13時10分のバスに乗る予定でしたが臨時便が出て早く帰る事になった
13時過ぎに駐車所まで戻り着替えて帰路に着いた
うつらうつらしていた時に「お医者さんか看護婦さんはいませんか?」と大騒ぎになって何事かと換気孔から覗いてました。疲れていて出る気はしなかったので気になってはいましたがそういうことだったんですね。
benten552 さん
こんにちわ
隣のテントで転んだのは知っていましたがまさか血だらけだったとは
「お医者さんか看護婦さんはいませんか?」と呼んでいたのは私です
素手で触っていた人も何人か居ましたが私はいやな感じがしたので遠巻きに手伝っていました
まったく人騒がせのじいさんでしたね
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