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Yamareco

記録ID: 948647
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越

苗場山

2016年08月25日(木) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
07:57
距離
16.1km
登り
1,319m
下り
1,314m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:31
休憩
0:26
合計
7:57
7:04
7:07
66
8:13
8:14
25
8:39
8:46
18
9:04
9:04
12
9:16
9:16
11
9:27
9:28
49
10:17
10:17
25
10:42
10:44
38
11:22
11:23
42
12:05
12:07
14
12:21
12:23
12
12:35
12:35
17
12:52
12:52
29
13:21
13:21
54
14:15
14:22
20
14:42
ゴール地点
標準コースタイム…約8時間15分
天候 曇り一時雨(山頂部は晴れ)
過去天気図(気象庁) 2016年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
関越道-湯沢IC-国道17号-道の駅みつまた(車中泊)-苗場山林道-祓川登山口駐車場
※駐車場は20台は停められそう。トイレあり。
※苗場山林道は概ね舗装路だが後半部は半舗装といった感じで、車高を下げた車だと擦りそうな箇所もある。対向車が来るとすれ違うのに苦労しそうな細い道。また、噂の林道のゲートだが行きも帰りも気づかなかった。撤去したのか?
コース状況/
危険箇所等
よく踏まれ、木道や標識もあり迷うような箇所はない。
熊除け鈴必携。

●トイレは、駐車場と山頂のヒュッテ内(100円)。
●水場は、神楽ヶ峰先の雷清水。冷たくて美味しかった。
●登山ポストは、和田小屋から始まる登山道の入り口にある。
●NTTドコモの電波状況だが、入ったり入らなかったり。
●コース
・泥濘の関係で、駐車場から和田小屋までは車道歩きが良い。また、基本的に登山道はぬかるんでいるので最初から最後までスパッツを着けていれば良かった。
・和田小屋からはゲレンデを少し歩くと直ぐに樹林帯歩き。中ノ芝からは視界が開けてくる。
・神楽ヶ峰からは一旦下ってから登る。ここに雷清水、お花畑がある。この辺りが最も獣臭かった。
・鞍部からは一気に登る。否が応でも息が上がり汗が出るが、踏み跡明瞭。壁が終わり突如として平らになったら山頂部だ。
・山頂部は概ね平らに感じるが、今回のように苗場神社まで行くと緩やかに100m弱下ることになる。ガスっても木道しか歩けないので安心。
・ヒュッテ裏手から北方に見晴台との案内がある。苗場北西方の眺めが良く、夕陽も見られるとか。
その他周辺情報 ●最寄りのコンビニは、湯沢IC降りて国道17号に乗って直ぐのセブンイレブン。
●道の駅みつまたは、駐車場は敷地内にある温泉の「街道の湯」と共用で、50台は停められそう。ワンセグ・フルセグは全く映らないが宿泊適地。
●下山後の入浴は、道の駅みつまたの「街道の湯」(500円)。
祓川登山口。
左の小屋がトイレ、看板右脇が登山口だが舗装路を左へ。
1
祓川登山口。
左の小屋がトイレ、看板右脇が登山口だが舗装路を左へ。
雨が上がって良さそうに見える天気だが。
雨が上がって良さそうに見える天気だが。
舗装路を登って、和田小屋。
宿泊者はここまで車で来られるという。
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舗装路を登って、和田小屋。
宿泊者はここまで車で来られるという。
和田小屋のある登山口からゲレンデを見る。
ゲレンデ右中央辺りから樹林帯に入る。
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和田小屋のある登山口からゲレンデを見る。
ゲレンデ右中央辺りから樹林帯に入る。
木道が結構整備されている。
木道が結構整備されている。
ダラダラした登りでこの辺りで息が上がり、休憩がてら赤い実が綺麗だった木を撮る。
2
ダラダラした登りでこの辺りで息が上がり、休憩がてら赤い実が綺麗だった木を撮る。
徐々に木々が低くはなってくるが、この時は上レインウェアを着るほどの雨…
徐々に木々が低くはなってくるが、この時は上レインウェアを着るほどの雨…
下ノ芝。
だいぶ疲れたので一本取る。
下ノ芝。
だいぶ疲れたので一本取る。
中ノ芝。
雨上がったけど、ガスだなぁ…
雨上がったけど、ガスだなぁ…
と思ってレインウェア脱いでたら雲が切れてきた。
と思ってレインウェア脱いでたら雲が切れてきた。
上ノ芝。
もう稜線間近か。
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上ノ芝。
もう稜線間近か。
顕彰碑。
右奥の高石尾根の笹薮が綺麗。
顕彰碑。
右奥の高石尾根の笹薮が綺麗。
顕彰碑直上の小松原分岐。
ここは左へ。
顕彰碑直上の小松原分岐。
ここは左へ。
神楽ヶ峰への木道。
微妙に雲が切れない。
神楽ヶ峰への木道。
微妙に雲が切れない。
気付いたら神楽ヶ峰。
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気付いたら神楽ヶ峰。
下り始める。
本来ならここでドカーンと苗場が立ちはだかるらしいが、どう見てもガス…
下り始める。
本来ならここでドカーンと苗場が立ちはだかるらしいが、どう見てもガス…
富士見坂って、ここから富士山見えるの?
富士見坂って、ここから富士山見えるの?
雷清水。
冷たくて美味しい!ガブ飲みしてペットボトルに給水。
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雷清水。
冷たくて美味しい!ガブ飲みしてペットボトルに給水。
鞍部のお花畑。
今回はちょっと時期が外れているような。
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鞍部のお花畑。
今回はちょっと時期が外れているような。
頻繁に目にする青紫の花。
エゾリンドウか?
2
頻繁に目にする青紫の花。
エゾリンドウか?
そしてトリカブト。
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そしてトリカブト。
鞍部から見た北西方の山並み。
日蔭山や霧ノ塔が見えているのだろうか。
鞍部から見た北西方の山並み。
日蔭山や霧ノ塔が見えているのだろうか。
振り返れば神楽ヶ峰。
振り返れば神楽ヶ峰。
これから始まる急登。
ガスで上部まで全く見えないから逆に心が折れないかも。
これから始まる急登。
ガスで上部まで全く見えないから逆に心が折れないかも。
取り敢えず木の階段。つらい。
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取り敢えず木の階段。つらい。
雲尾坂。
これを最後に山頂部まで写真撮るゆとり無し。
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雲尾坂。
これを最後に山頂部まで写真撮るゆとり無し。
バテバテだったが、突如平らになったような…
バテバテだったが、突如平らになったような…
木道登場なので山頂部だ!
だが予想通りガス…
木道登場なので山頂部だ!
だが予想通りガス…
と思ったら…
一気にガスが切れた!
眼前に広がるのは、正に雲上の楽園!
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一気にガスが切れた!
眼前に広がるのは、正に雲上の楽園!
苗場山頂!
ここからは展望はない。
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苗場山頂!
ここからは展望はない。
山頂近くの苗場山頂ヒュッテ。
帰りにトイレ借りた。
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山頂近くの苗場山頂ヒュッテ。
帰りにトイレ借りた。
ヒュッテ裏手の看板記載の見晴台。
正面下は大赤沢新道の猿面峰、奥が黒倉山だろうか。
ヒュッテ裏手の看板記載の見晴台。
正面下は大赤沢新道の猿面峰、奥が黒倉山だろうか。
西を向くと檜ノ塔や秋山郷方面。
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西を向くと檜ノ塔や秋山郷方面。
戻ってヒュッテのテラス。
ここも気持ちよさそうだ。
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戻ってヒュッテのテラス。
ここも気持ちよさそうだ。
ヒュッテから苗場神社方向へ少し進むと、役行者の碑など。
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ヒュッテから苗場神社方向へ少し進むと、役行者の碑など。
いやぁ、それにしても池塘に映る空と雲、そして緑!
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いやぁ、それにしても池塘に映る空と雲、そして緑!
赤倉山方向は雲の中。
だが、異常に広い高層湿原の美しさ!
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赤倉山方向は雲の中。
だが、異常に広い高層湿原の美しさ!
湿地だけじゃなく、岩がゴツゴツしてるところもあるんだな。
湿地だけじゃなく、岩がゴツゴツしてるところもあるんだな。
木道脇の石碑。
「天照皇大神」「猿田彦」の文字が。
木道脇の石碑。
「天照皇大神」「猿田彦」の文字が。
山頂部の花の季節は終わってそうだが、それでもあちこち咲いている。
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山頂部の花の季節は終わってそうだが、それでもあちこち咲いている。
苗場神社。
何故かここにはどうしても参拝したかった。
赤倉、佐武流に向かう人じゃないとほぼ来ないので、誰もいない。
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苗場神社。
何故かここにはどうしても参拝したかった。
赤倉、佐武流に向かう人じゃないとほぼ来ないので、誰もいない。
水から頭を出してる、これが苗場の名の元になったミヤマホタルイ?
確かに田植え直後の田んぼのようだ。
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水から頭を出してる、これが苗場の名の元になったミヤマホタルイ?
確かに田植え直後の田んぼのようだ。
山頂は結構上。
湿原内を100m弱下って来たから当然か。
山頂は結構上。
湿原内を100m弱下って来たから当然か。
沸き立つ雲とヒュッテ。
神社往復で40分近く掛かったが、狙い通り湿原散策できた。
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沸き立つ雲とヒュッテ。
神社往復で40分近く掛かったが、狙い通り湿原散策できた。
ヒュッテ南の休憩スペース近くから。
このケルン?は何だろう。
ヒュッテ南の休憩スペース近くから。
このケルン?は何だろう。
池塘が空を映す鏡だ。
美しい。
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池塘が空を映す鏡だ。
美しい。
ミヤマホタルイ?の群生か。
ミヤマホタルイ?の群生か。
空、雲、緑、池!

楽園よ、さらば!
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空、雲、緑、池!

楽園よ、さらば!
鞍部への下り途中。
急斜面に案の定ガスが立ち込め始める。
鞍部への下り途中。
急斜面に案の定ガスが立ち込め始める。
神楽ヶ峰への登り返しが控えている。
神楽ヶ峰への登り返しが控えている。
所々に咲いていたが、この線香花火のような花が気になった。
所々に咲いていたが、この線香花火のような花が気になった。
綺麗な薄紫の花。
ハクサンフウロかな?
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綺麗な薄紫の花。
ハクサンフウロかな?
このモサモサした感じは目を引いた。
タカネナデシコだろう。
このモサモサした感じは目を引いた。
タカネナデシコだろう。
花弁に黄色い模様があるなんて、なんて細かいデザインなのだろう。
花弁に黄色い模様があるなんて、なんて細かいデザインなのだろう。
アザミ系だな。
地味に結構狭い箇所あり。
地味に結構狭い箇所あり。
ふとカッサ湖(田代湖)が見えた。
ふとカッサ湖(田代湖)が見えた。
帰りに撮った股スリ岩。
名を付けるほどではないのではと。
帰りに撮った股スリ岩。
名を付けるほどではないのではと。
樹林帯入る前に木々の隙間から見えた、雲と空と緑。
樹林帯入る前に木々の隙間から見えた、雲と空と緑。
膝が笑い始めた(筋力・体力不足)ところでゲレンデ到着!
和田小屋見えた!
膝が笑い始めた(筋力・体力不足)ところでゲレンデ到着!
和田小屋見えた!
和田小屋で登山口に向かってコーラ!
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和田小屋で登山口に向かってコーラ!
舗装路で下るのも気持ちがいい。
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舗装路で下るのも気持ちがいい。
正面奥には、越後三山か?
正面奥には、越後三山か?
下山後に入浴した、街道の湯。
最高に気持ち良かった!
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下山後に入浴した、街道の湯。
最高に気持ち良かった!

感想

日本百名山31座目。

「テーブルマウンテンで、山頂部には広い広い湿原がある別天地」ということで、気になって気になって仕方がなかった山。
近くに高層湿原を持つ巻機山もあるが、湿原の規模からいうとここだということで登った。

天気予報が芳しくなく、予想通り途中雨が降ったり終始ガスっていたりと残念な感じだったが、山頂部についた瞬間に雲が取れて大湿原が目に飛び込んでくるという演出には疲れが吹き飛んだ(山頂部では)。

最寄りの道の駅みつまたで車中泊、平日にもかかわらず他に4台はいた。
併設の温泉は21時までの営業で、それまでは頻繁に客の出入りがある道の駅だが、宿泊適地。
狭くて不整地の道を進んで駐車場に着くと既に10台弱車がとまっていて人気の高さが伺えた。

往路途中、結構しんどかった。そしてここ最近の懸案事項の下りの膝だが、今回はかなりセーブしてゆっくり下ったので下山後から翌日以降に響いてはいないが、常日頃から体力・筋力増加を目指さないとマズいと思った。
結構な長距離である。そして鞍部からは結構な急登(復路は急降下)である。
時間も距離も要求される山だが、苗場山頂ヒュッテに宿泊すれば、もっと湿原散策を堪能できるし、日の入り日の出を楽しみ、体力的負担を軽減することができよう。
実際にヒュッテ泊と思しき時間帯の登山者達と往路復路とも何組かすれ違った。

また、山頂やヒュッテからは往復約1時間弱かかるが、苗場神社参拝をお勧めしたい。別に神社の回し者でもないが、参拝することで湿原散策がより楽しめるというわけだ。

今度はヒュッテ泊して、夕陽・星空・朝陽をそれぞれ浴びる湿原を堪能したくなったし、もっと花の最盛期に来たくなった。
急登とストンと開ける広大な湿原のギャップで楽園を感じられる素晴らしい山。

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