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記録ID: 955826 全員に公開 無雪期ピークハント/縦走槍・穂高・乗鞍

想い出の縦走路をつなげる山行 一ノ沢から常念〜大天井岳

日程 2016年09月04日(日) [日帰り]
メンバー goldengate
天候晴のちガス
アクセス
利用交通機関
車・バイク
一ノ沢登山口から1劼らい下ったところに無料駐車場
※実は登山口までの間にも駐車スペースがあったのでそこに駐車
登山口にはトイレと水洗い場あり
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地図/標高グラフ


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コースタイム [注]

日帰り
山行
8時間44分
休憩
1時間0分
合計
9時間44分
S一ノ沢登山口04:3204:41山ノ神05:24王滝ベンチ05:51烏帽子沢06:13笠原沢06:1406:54最終水場06:5507:31常念小屋07:3409:04東天井岳09:0510:00大天荘10:0510:10大天井岳10:3910:44大天荘11:0011:36東天井岳12:41常念小屋12:4413:00最終水場13:26笠原沢13:39烏帽子沢13:49王滝ベンチ14:09山ノ神14:1014:15一ノ沢登山口14:16ゴール地点G
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
常念小屋〜大天井岳は景観が素晴らし過ぎて歩み遅いです(多分みんなこうなる)
コース状況/
危険箇所等
【登山口〜常念小屋】
沢沿いの穏やかな登りが続く。何より水が豊富なので飲み水入らず。何度も冷たい水をペットボトルに入れ替えた。胸突き八丁から少々段差がきつくなる。
【常念小屋〜大天井小屋】
3回ほどピークを登り返すがそれほどたいへんではない。終始穏やかな稜線歩きを楽しめる。
その他周辺情報・ほりでーゆー四季の郷 ¥530
北アルプスを望む天然露天風呂...らしい
・ファインビュー室山(今回はこちらを利用) ¥530
安曇野を一望できる天然露天風呂。ジャグジー&サウナも嬉しい。
過去天気図(気象庁) 2016年09月の天気図 [pdf]

写真

登山口にはすでに観光バスの姿が...「ここで1:30ほど停留しお客さん達は明るくなってから出発する」との事(運転手さん談)
2016年09月04日 04:20撮影 by iPhone 5, Apple
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登山口にはすでに観光バスの姿が...「ここで1:30ほど停留しお客さん達は明るくなってから出発する」との事(運転手さん談)
1
怖いけど闇夜の出発
ヘッデン歩きも少し慣れてきたかも
2016年09月04日 04:29撮影 by iPhone 5, Apple
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怖いけど闇夜の出発
ヘッデン歩きも少し慣れてきたかも
2
沢沿いの穏やかで心地よい登山道。時折道を沢が流れますが問題なし。至る所に豊富な水があり、文字通り”浴びる”ほどキンキンに冷えたミネラル水を飲める
2016年09月04日 06:16撮影 by iPhone 5, Apple
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沢沿いの穏やかで心地よい登山道。時折道を沢が流れますが問題なし。至る所に豊富な水があり、文字通り”浴びる”ほどキンキンに冷えたミネラル水を飲める
1
アザミ
2016年09月04日 06:33撮影 by iPhone 5, Apple
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アザミ
ミヤマトリカブト
2016年09月04日 06:34撮影 by iPhone 5, Apple
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ミヤマトリカブト
1
アザミの綿毛?
2016年09月04日 06:41撮影 by iPhone 5, Apple
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アザミの綿毛?
1
一ノ沢は最高の登山道だった。そして常念乗越に登りつめれば、いきなりのアルプス大展望!歓喜が沸き立つ瞬間
2016年09月04日 07:26撮影 by iPhone 5, Apple
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一ノ沢は最高の登山道だった。そして常念乗越に登りつめれば、いきなりのアルプス大展望!歓喜が沸き立つ瞬間
6
素晴らしき穂高&槍様をバックに常念小屋。昨日の”立山3山と剣様バックの種池山荘”も良かったが、やはりこちらの方が迫力ある
2016年09月04日 07:24撮影 by iPhone 5, Apple
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素晴らしき穂高&槍様をバックに常念小屋。昨日の”立山3山と剣様バックの種池山荘”も良かったが、やはりこちらの方が迫力ある
5
これから向かう大天井岳への穏やかな縦走路
2016年09月04日 07:27撮影 by iPhone 5, Apple
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これから向かう大天井岳への穏やかな縦走路
1
こちらは壁の如き立ちはだかる常念岳の雄姿
2016年09月04日 07:50撮影 by iPhone 5, Apple
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こちらは壁の如き立ちはだかる常念岳の雄姿
1
今日は雨予報から一転の晴天
嬉しい過ぎて同じような写真ばかり撮影する
2016年09月04日 07:50撮影 by iPhone 5, Apple
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今日は雨予報から一転の晴天
嬉しい過ぎて同じような写真ばかり撮影する
3
未だ未踏の穂高ブラザーズの面々
2016年09月04日 08:00撮影 by iPhone 5, Apple
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未だ未踏の穂高ブラザーズの面々
7
霞沢、焼岳、乗鞍、御嶽
2016年09月04日 08:08撮影 by iPhone 5, Apple
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霞沢、焼岳、乗鞍、御嶽
「うほほ〜い」と叫びたくなるような稜線歩き。足にも優しいしこのコースを選択したことに大満足
2016年09月04日 08:10撮影 by iPhone 5, Apple
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「うほほ〜い」と叫びたくなるような稜線歩き。足にも優しいしこのコースを選択したことに大満足
3
今年初めて行った涸沢カールが見える!
2016年09月04日 08:22撮影 by iPhone 5, Apple
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今年初めて行った涸沢カールが見える!
1
ガスが晴れたりかぶったりだけど大展望!眺めてばかりでまったく足が進まない(きっと皆同じです)
2016年09月04日 08:23撮影 by iPhone 5, Apple
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ガスが晴れたりかぶったりだけど大展望!眺めてばかりでまったく足が進まない(きっと皆同じです)
1
槍様をアップ狙う
2016年09月04日 08:33撮影 by iPhone 5, Apple
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槍様をアップ狙う
2
振返って縦走路
2016年09月04日 08:35撮影 by iPhone 5, Apple
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振返って縦走路
3
振返って常念岳
2016年09月04日 08:38撮影 by iPhone 5, Apple
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振返って常念岳
1
何とも牧歌的な風景
2016年09月04日 08:43撮影 by iPhone 5, Apple
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何とも牧歌的な風景
2
燕岳方面はガスの中。女王様への謁見は無理そう
2016年09月04日 09:08撮影 by iPhone 5, Apple
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燕岳方面はガスの中。女王様への謁見は無理そう
3
裏銀座方面も良く見える
2016年09月04日 09:08撮影 by iPhone 5, Apple
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裏銀座方面も良く見える
3
振返ると稜線の向こう側はガス。最後まで登ってくるなよ〜
2016年09月04日 09:09撮影 by iPhone 5, Apple
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振返ると稜線の向こう側はガス。最後まで登ってくるなよ〜
2
いよいよ大天井岳!ガスよ上がってくるなよ〜
2016年09月04日 09:21撮影 by iPhone 5, Apple
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いよいよ大天井岳!ガスよ上がってくるなよ〜
2
何度でも思わず振返ってしまう歩いてきた稜線
2016年09月04日 09:33撮影 by iPhone 5, Apple
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何度でも思わず振返ってしまう歩いてきた稜線
3
最終目的地:大天井岳への最後のVロード
2016年09月04日 09:40撮影 by iPhone 5, Apple
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最終目的地:大天井岳への最後のVロード
2
大天井岳到着!ボッチだったからこんなポーズする
2016年09月04日 10:13撮影 by iPhone 5, Apple
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大天井岳到着!ボッチだったからこんなポーズする
10
持ってきたコーラで乾杯!
昨年の燕岳からの縦走を今回繋げることができた
2016年09月04日 10:14撮影 by iPhone 5, Apple
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持ってきたコーラで乾杯!
昨年の燕岳からの縦走を今回繋げることができた
4
約1年ぶりの最高の眺め...
まさにアルプス展望台だな...
うん言葉にならない...
2016年09月04日 10:37撮影 by iPhone 5, Apple
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約1年ぶりの最高の眺め...
まさにアルプス展望台だな...
うん言葉にならない...
3
よく分からないけど、双六岳、三俣蓮華岳あたりかなぁ?
2016年09月04日 10:37撮影 by iPhone 5, Apple
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よく分からないけど、双六岳、三俣蓮華岳あたりかなぁ?
1
堪能いたしました
さようなら大天井荘よ
2016年09月04日 11:05撮影 by iPhone 5, Apple
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堪能いたしました
さようなら大天井荘よ
1
復路も最高の稜線歩きが待ってる。昨日からの連投で左膝はずっと痛いけど
2016年09月04日 11:07撮影 by iPhone 5, Apple
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復路も最高の稜線歩きが待ってる。昨日からの連投で左膝はずっと痛いけど
1
相変わらず異形の槍様の雄姿
2016年09月04日 11:16撮影 by iPhone 5, Apple
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相変わらず異形の槍様の雄姿
5
往路よりもガスが取れてきた気がするよ
2016年09月04日 11:26撮影 by iPhone 5, Apple
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往路よりもガスが取れてきた気がするよ
5
ヤマハハコ
今日はあんまり足元見ていない
2016年09月04日 11:43撮影 by iPhone 5, Apple
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ヤマハハコ
今日はあんまり足元見ていない
もう一度涸沢カールと穂高
いつか泊りて〜
2016年09月04日 11:52撮影 by iPhone 5, Apple
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もう一度涸沢カールと穂高
いつか泊りて〜
1
常念小屋への下りあたりでガスってきた...でももう十分楽しみましたからモウマンタイ
2016年09月04日 12:33撮影 by iPhone 5, Apple
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常念小屋への下りあたりでガスってきた...でももう十分楽しみましたからモウマンタイ
1
常念小屋の素敵な看板娘さんが「午後から天気くずれるかも...」との忠告。この後即効下山で無事終了。車に着いたら小雨がパラパラ(晴れてるのに変な感じだった)
2016年09月04日 12:39撮影 by iPhone 5, Apple
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常念小屋の素敵な看板娘さんが「午後から天気くずれるかも...」との忠告。この後即効下山で無事終了。車に着いたら小雨がパラパラ(晴れてるのに変な感じだった)
2
撮影機材:

感想/記録

《前日の続き》

思わぬ天候回復で日帰りハイク連投を決定。今日の車中泊場所を吟味する。できれば登山口の駐車場にしたいが、トイレ事情と漆黒の闇に不安がる大人の私。昨年の日帰り2連投でも、中房温泉の駐車場から麓のコンビニまでトイレの為にわざわざ逆走した記憶がある。よって、道の駅にて宿泊し早朝に登山口駐車場に向かうことにした。

『道の駅 アルプス安曇野ほりがねの里』に到着。駐車場には結構な数の車中泊車があった。隣の軽ワゴンなどは扉全開で寝てた(かなりの強者です)。トイレは綺麗だし歩いてファミマまで行けるしなかなか良いチョイスだった。寝床を作って、缶チューハイ一杯やって、明日の山行を考察。”常念岳−蝶ヶ岳周回”にするか、それとも”常念岳−大天井岳ピストン”にするか。普通なら前者でしょうね。しかし...

〆鯒の”燕岳−大天井岳縦走”でこの先の道も歩きたいと思った
筋肉痛の足の状態を考えるとアップダウンの少ない道の方が良さそう
状況次第では常念岳パスしても良い(またいつか登るでしょう)
ぐ譽梁瑤録紊凌看曚ないのでザック重量を抑えられそう
ということで大天井岳までのピストンに決定。

そうと決まれば後は寝るだけ。果たして今宵は眠れるのか?
そんな危惧はよそめに、なんとなんと初めて車中泊でまともに眠れたぁ!しかも4H以上爆睡。残念なのは少々暑くて起きてしまったこと(登山口の駐車場なら標高高いからこんなことはないのですが)。ファミマで買い物し、トイレで身支度整え、いざ出発。

一ノ沢登山口手前の駐車場に到着するが、さらにその先へ車が走り抜けていく。「うん?停める場所あるのかな?」と車をさらに先へ。すると道路脇のスペースに停めている車がチラホラ。私も登山口からほど近い場所に停めることができた。

広い車中では準備や着替えも楽勝だった。車幅も大きくないので狭い林道でも安心。車に興味ない私だが、金額もお値打ちだったし、買い替えて本当に良かった。

昨日と違い今日は予定通り出発できそうだ。暗闇の中ヘッデン付けて登山口へと向かう。登山口には観光バスが1台。運転手さんの話では「あと1.5時間ほど待ってお客さんが出発する。まだ車中で就寝中」との事。

他にも出発準備されているハイカーが2名程。しかしここでも痛恨のミス。作成済みの登山届を昨日に引き続きまた車に忘れてきた。「馬鹿なの?お前は馬鹿なの?」と思わず声に出してしまい車に引き返す。年取ると、心の中で思っていることがつい口に出てしまう(皆さんもそんな事ありませんか?疲労した下山時でも時折ブツブツ文句言ってます)。



◆ミネラル豊富でキンキンに冷えた水が浴びるほど飲めるという贅沢さ
一ノ沢登山道は、今まで登った”稜線までのアプローチ”としてはBESTの一つ。
〃梗个緩やかで歩きやすい道が続く
沢の音が耳に優しく涼し気
B疹変化もあるので飽きない
げ燭箸い辰討眇緇譴世蕕韻念料水心配いらず
事前情報で分かっていたので水も1ℓだけにしてきた。筋肉痛で太もも&ふくらはぎが張っている状態としては、荷物も軽くできて、道も優しくて、至れり尽くせりだ。

道中水場(正確には水場の案内はない)だらけなので、常にキンキンに冷えた水が飲めて旨いったらありゃしない。必要以上に摂取してしまい腹を壊す方が心配。どこか適当なところにコーラや果物などを冷やしておいて、疲れた下山途中のお楽しみというのもなかなか良さそうだ。

※正式な水場は「最終水場」のみですが、途中に流れている水も飲めると思います。一応自己責任で願います。

一方、三俣からの登山道ではたしか水場はなかったはず。その後常念岳−蝶ヶ岳と縦走し山小屋でやっと水が購入できる。距離や危険個所云々より飲料水対策がこのコースの肝のような気もする。日帰り登山連投で疲労感も大きい、やはりこちらのコースにしておいて良かった。

王滝ベンチを超えたあたりから下山者とすれ違うようになる。ここまで寂しいハイクだったが、人と出会うと何だかホッとする。



◆「あえて常念岳は登らない」というある種の贅沢さ
常念小屋に到着すると待っていたのはアルプスの絶景である。これほどの近さで穂高&槍を見渡したのは初めての経験。その迫力に圧倒された。左手には巨大な壁の如く迫りくる常念岳、右手には遥か遠くまで続く穏やかな稜線。常念乗越、ここって素晴らしい所ではないですか。

さてここで選択肢が待っている。「常念岳に登るか登らないか」である。実際のところ、足の張りは結構残っており、左膝は曲げるたびに痛い。ここで無理して常念岳登って、結局大天井岳に行けないというのは避けたい。”大天井岳への縦走路>常念岳ピークハント”ということとなり、「ここまで来ておいて、あえて常念岳登らないというある種の贅沢さ」をチョイス。まぁ『常念岳−蝶ヶ岳周回』はいつかやると思うので常念岳PHはその時まで取っておきましょう。

そうと決まれば早速魅惑の縦走路へと向かう。



◆終始穂高と槍を眺めながら疲れない穏やかな稜線を歩くという贅沢さ
今日も最高の山日和。昨日の稜線歩きも良かったが、やっぱり穂高と&お槍様は迫力が違う。何度も何度も何度も何度も何度もボーと眺めてしまい一向に足が前へと進まない。でもいいんです、常念岳諦めたのだからこの稜線歩きを漫喫するのだ。

縦走中は人もまばら。思ったよりも独り占め時間帯の方がずっと多かった。そしてアップダウンの少なさに驚く。一応稜線の様子は地図上で確認してきたが、それにしてもなだらか。ここは本当に北アルプス2500m超えの稜線上なのでしょうか?(まぁ正確に言うと稜線ちょい下の巻き道っぽいのだけれど)。

これから歩く道、これまで歩いてきた道を見渡せるのも気持ちいい。岩好きには物足りないかもしれないけど、そうでないなら是非この縦走路が歩くべき。危険個所もないし、初心者にも十分お勧めできる。

穏やかな道をゆっくり歩いたおかげで体の疲れはほぼ皆無。足の痛みはあるけどこれなら十分に完結できそうだ。



◆”北アルプスの大展望台”とも呼べる絶景の贅沢さ
大天井荘到着。一年ぶりの大天井再会に想い出がよみがえる。あの時心に描いたこの先の稜線歩きを、(逆方向からではあるが)ここまで辿り着くことができて単純に嬉しかった。ザックを小屋にデポさせてもらい、乾杯用のコーラ片手に山頂に駆け上がる。

燕岳への稜線はガスでまったく見えないのは残念。でも、穂高連邦&お槍様、表銀座の縦走路、常念岳への稜線、そして裏銀座方面の山々は良く見える。まだ北アルプスをよく知らない私ではあるが、ここからの眺めは北アルプス展望BESTの一つだと思われるが如何に?

そして昨年同様コーラで乾杯だぁ!う〜ん旨い!
山頂に居合わせたハイカーさん達とも絶景を分かち合い共に喜ぶ(これも昨年と同じ)。あっというまに数十分が過ぎた。ここからの眺めはいつまでたっても飽きない。でもお腹もすいたし、キリがないので大天井荘まで下山。

帰りの道中は、さらに晴れ渡った穂高&お槍様を眺めながらの稜線歩き。常念小屋への下りに入るころには急激にガスってきたが、ここまで眺めることができたので十二分に満足。



◆疲れた下山道中でも北アルプス天然水飲み放題という贅沢さ
一応常念小屋ものぞいてみた。レジにいた看板娘さんと軽く談笑。「もしかしたら午後から天候崩れるかも」という一言で速攻下山を決意。

とその前に、小屋前で何だかお洒落なソロハイカーさんに出会った。ザックは『山と道』(多分実物初めて見た)、登山っぽさを少し外した装い、サコッシュもお洒落だ。いわゆるオシャレ系ULハイカーさんだろうか。思わず声をかけて色々と質問してしまった。

さて、先を急ぐ。当たり前だが下山中も水は飲み放題。火照って疲れた体にアルプスの天然水が染みわたる。この少々ドーピング気味な力水のおかげで、思いのほか早く下山できた。筋肉の張りや膝の痛みはあるものの、下山ではあまり気にならなかった。どういうわけか登り限定の張りや痛みのようだ(そんなことあるのだろうか)。

そういえば、途中でトレランナーさんに後ろからブチ抜かれた。その驚異的なスピードに「ちょっとだけ付いてみようかなぁ」などと思ったが、せいぜい1分が限界。心肺能力以前にあまりのオーバースピードでコースアウトしてしまいそうな恐怖と緊張の連続だった。初めて乗せられたフォーミュラマシンってこんな感じなのだろうか...表現がおかしい?

下山完了して車に着くと雨がパラつき始めた。空は晴れているのに変な感じだ(その後温泉に向かう途中で強烈な局地的豪雨があった)。



◆あとがき
天候に恵まれた最高の日帰り山行×2。
今回はコースのチョイスも良かったし、何より車中で眠れたのも良かった。ハイカー羨望の山”劔と槍の両刀眺め”もできたし、岩稜の稜線よりも緩やかな稜線歩きの方がやっぱり私には合ってるかなとも思った。

最後に、松本にある『カモシカスポーツ』に寄った。特に欲しいものはないのだけれどイイものあれば買うつもりで。ここには昨年の”日帰り登山×2”でも帰りに来店した。芝生の中に佇む白い壁の外観、天井の高い広々とした店内、無料コーヒーと座り読みOKな書籍&DVDの数々、なかなか素敵なお店だ。さすがアルプスや八が岳のお膝元、お客さんとスタッフも気さくにアルプス談義などしている。「こんなお店が近くに会ったら通い詰めるのになぁ」と何だか羨ましい。

そして、私が以前から拝読している山ブロガー”おさるのもうすけ”嬢がここに従事されている。彼女はどうやら私と同世代のようで、北アルプス大縦走(IN上高地−OUT日本海の親不知)や南アルプス大縦走(IN黒戸尾根−OUT光岳から戻って畑薙ダム)などもチャレンジしている。前回の時はいらしゃらなかったが、今回はコソ見すること叶った...ん?決して怪しい中年ストーカーではありませんよ!(否定すればするほど怪しくなる)。彼女はその筋(どの筋?)では有名で、数多の読者が北ア山行ついでに会いに来るらしい。かくいう私も「いつもブログ拝見してます」と声かけたかったが、残念ながら接客中。どちらにしろ小心者だから声かけなかったかもしれないけどね。

※『おさるのもうすけ日記』はコチラ⇒ http://moosuke.com/




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登録日: 2013/10/31
投稿数: 184
2016/9/7 2:59
 あえて常念は登らない…
常念小屋からだとデ〜〜ンっと常念岳見えている中、登らなかったなんてある意味凄い!
山頂へは思っているよりかは早く登って下りて来られるのですが、敢えてそれをしなかったからこその大天井岳への稜線歩きだったんでしょうね。
常念小屋に戻ってきた際にガスに包まれた事も考えると判断は正しかったのでしょう。
PHの写真よりも縦走路の写真のほうがグッと来ます。
常念のゴロゴロ道よりも心地よい稜線歩きの選択はナイスだったと思います!
登録日: 2014/10/17
投稿数: 163
2016/9/7 7:35
 Re: あえて常念は登らない…
kajugumiさん 続けましてこんにちは

常念岳PH...
正直な所口惜しさ残りますが、
まぁ体調を考えると仕方ないチョイスだったと思います。

実は復路での登頂も考えていました。
でも足も痛いしガスで何も見えないし
ということでやめました。
それでも素晴らしい縦走歩きで十分満足しております。

いつの日か、
裏銀座や雲ノ平などを長期縦走してみたいと思ってます。
そういった時にも、
あまりPHに拘らず”心と体に余裕をもたせてハイクする”というのもいいかも
などと考えたりする山行でした
登録日: 2011/7/6
投稿数: 412
2016/9/7 17:18
 2日連ちゃんとは…スゴイ、スゴイ…
私の友人(高校時代の同級生男子)も、
「おさるのもうすけ」ファンで、
「見ろ!見ろ!」とうるさく言います…
…言われれば言われるほど…なんだかあまり…見たくないという…
そうなんですか、
カモシカスポーツにお勤めのお嬢さんなんですね…。
アマノジャク気質を改めて、ブログ拝見させていただきます

縦走路って繋いでみるとうれしいですよね。
大天井から見る槍はすばらしいです。
…あれを「オテンショウ」と読むのは、山を始めて初めて知ったので…燕を「ツバクロ」もだけど…ホントに驚いたなぁ〜〜〜
…人が言ってる意味がわかんなかった
私だけでしょうか…
登録日: 2014/10/17
投稿数: 163
2016/9/8 6:00
 Re: 2日連ちゃんとは…スゴイ、スゴイ…
akakiriusagiさん 続きましてこんにちは

「おさるのもうすけ」さん...
山をはじめたばかりの私は、知らない世界を垣間見たようでバックナンバーまで遡って読んでました。長期のブログだと、その方の成長もトレースできるので面白かったです。
でも、
琴線にふれるか否かはそれぞれですので気が向いたら読んでみて下さい

読めない山多いです
適当に読んで覚えてしまい、
ハイカーさんとの談笑で恥をかいた経験あります。
ソロが多いと自分勝手な解釈することが多いので要注意ですね
登録日: 2013/11/17
投稿数: 4
2016/9/10 18:49
 お疲れさまでした
一ノ沢登山口にて一人で長々と準備していた者です。
登山口前で慌てて引き返されていたので、どうされたのかと思っていたのですが、登山届を取りに帰られていたのですね。お疲れさまでした。それでも日帰りで大天井まで往復してしまうとは脱帽です。
私もタブレットのGPS不調を直していたら、結局登山口出発まで20分近くかかってしまいました...。やはり、家を出る前の準備も大事ですね。
登録日: 2014/10/17
投稿数: 163
2016/9/11 20:20
 Re: お疲れさまでした
orcerosさん こんにちは

あの時登山口にいらっしゃた方ですか!
二日連続で登山届を忘れてしまい、
自分に腹が立ってブツブツ言っていたの聞かれましたよね...多分
年甲斐もなくお恥ずかしいです

道の駅で車中泊してから登山口に移ったのですが、
おっしゃる通り事前にきちんと準備しておくべきですね。

レコ拝見しました。
モルゲンロートは美しく、
次の日の表銀座も晴れたとようで良かったですね。
写真がお綺麗なのであの光景が思い出されます。
ナメクジは少々リアル過ぎてキモイですが
私は軽量化を図ってデジイチ車中に置いていきました(悔やまれます)

またどこかの山域でお会いできることを願って...
コメありがとうございました

この記録に関連する本

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この記録で登った山/行った場所

この記録は登山者向けのシステムヤマレコの記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
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