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本棚の奥の方を整理していたら、大昔の登山のガイドブックが数冊出てきた。処分したつもりだったけど、捨てるには勿体無くて本棚に戻していたのだろう。
そのうちの一冊、【奥多摩秩父(交通公社発刊)】を手に取ってみた。
初版発行昭和52年(いつの話だよ笑)。
無論、小生が買った本ではなく、アウトドアが好きだった両親が買った本だと思われる。
まず、裏表紙からかなりのインパクト。
【若人(わこうど)の山 高尾山・陣馬高原へ】
【京王線の特急電車でハイクしよう!】とある。
「ハイクしよう!」って笑
要するにトゥギャザーしようぜ的なノリだったのかな(ちょっと違うか)。
まあヤングなアベックがレジャーを楽しむ様な時代だったから、そんな言い回しが流行っていた頃なのでしょうね。
で、肝心な本の中身なのだが、確かにとっくに潰れた店舗や廃道になったコースが堂々と紹介されていたりするけれども、登山が不変的な趣味である以上、根幹はさほど現代と大差無いことが分かる。
むしろ面白いのは文章のくだりで、
・服装は身軽なジーンズやパンタロンで。
・ハイキングなら運動靴かキャラバンシューズにしたい。
・できればリュックサックを背負えば、両手が使えて楽だ。
などなど、ツッコミどころ満載で読んでるだけでも面白い。
他のガイドブックを読んでも同様に興味深い内容ばかりで、やっぱり捨てないで良かったなと(笑)
そんな昔の登山風景に想いを馳せながら、悠久の時は刻一刻過ぎていき、気がついた時にはもう夕方…。
断捨離の準備どころか、かえって古本をブッ散らかして収拾の付かない状態になってしまった。
結局、断捨離もメル捨離も出来ずにGWは終了。こんなはずじゃなかったのに(続く)。
私もその頃のガイドブック、まだ持ってますよ。アルパインガイドの「奥多摩・奥武蔵・陣場高原」。
裏表紙の広告や写真は、お持ちのものとほぼ同じです
実は私は東京近郊のハイキングガイドを少しですけど蒐集していて、戦前のものからあります。時代を反映したコース、案内文の内容・文体など興味は尽きません。ということで、私の場合、断捨離には程遠いかな…
戦前のころのですか、それはまた貴重ですね!
昔のアウトドア好きな人達も、私達と同じ様に登山を楽しんでしたのでしょう。
そういえば断捨離している時に、昔ウチの母(既に他界)が北アルプスに登った時の写真とかも出てきました。
母の日も近づいているし「たまには私の事も思い出せ」と言われている様な気分です😅
お母様の山の写真! それは素敵ですね
私の両親は他界していますが、家の片づけ中に家族写真が出てくると手が止まってしまいますね。
「たまには私の事も思い出せ」。本当に私もそういわれている気分です。
蛇足ですが、昔のガイドブックは、今はヤフオクなどで手頃な価格で手に入ることが多いんですよ。やはり、「案内書」類は新しくないと価値が無いようですね
ありがとうございました。
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