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《１日目》
新宿１７：１０➡２１：５１日野春駅２２：３０―１：００台ヶ原（露営）現在の白州町甲斐駒ヶ岳登山口バス停附近の神社にて。
《２日目》
台ヶ原５：００−６：３０白須−７：３０駒ヶ岳神社登山口８：００−１２；３０不動の滝１４：００―１８：００石室（露営）
《３日目》
石室８：３０―１０：５０五合目屏風小屋１１：００―１３；００七合目（昼食）１３：４５−１５：３０甲斐駒ヶ岳１６：００−１７：５０駒津峰―１８：３０仙水峠―１９：４５北沢小屋（泊）
《４日目》
北沢小屋５：３０―８：３０仙丈ヶ岳９：４０−１１：３０北沢峠１２：１０−１４：００赤河原―１６：４５戸台➡伊那駅⇒飯田線、中央本線経由にて新宿（２７日早朝）
☆思い出される感想
１初めての南アルプス挑戦である。深夜到着した日野春駅で仮眠をしようと思ったが、少しでも山麓にの気持ちに急き立てられ夜道を歩きだす。丁度格好の仮眠場所を見つけて寝袋を広げる。
２、うとうとするうちに空が白み始める。メンバーのＴ君のお袋さん手作りの揚げ餅と果物の八朔で朝食とする。この八朔が水気が無くパサパサしていて、以来嫌いになってしまった。
３、登山口までの一番バスに乗る予定だったが、我々の待っていた場所がバス停からほんの少し離れていた為見送られてしまった。・・運転手さん冷たかった(>_<)予定外の２時間半の車道歩きになった。買ったばかりのナーゲルの靴が足に合わず痛い。・・中古品選びに反省（予算がなかった）
４、駒ヶ岳神社の登山口より待望の山道だ。黒戸尾根コースを分け、吊橋を渡り尾白川渓谷に入る。
５、通年の風雨で倒木が多く悪路の連続だ。靴擦れがひどくなり、血豆になったので足袋と草鞋に履き代える。（この後は足袋１足と草鞋３足で通すことになり、片足１ｋｇの靴は余計な荷物になってしまった）
６、沢沿いの道を辿ること暫し、この渓谷一の落差を誇る「不動滝」に着き、薪を集めて飯盒炊爨とするも、にわか雨にも会い、湿った薪ではどうにもならず「メッコメシ」で我慢する。（アルファー米に味噌汁をぶっかけて流し込んだ）
７、不動滝は高巻きして遡行４時間、夕闇迫る頃に格好の岩穴を見つけ今夜のネグラとする。今度は薪が良く燃えて最高の晩餐となり熟睡する。
８、渓谷の朝は遅く朝寝坊する。正に爆睡だった。快晴のもとナメ滝が続く、やがて噴水滝が現れた。水遊びをしたい衝動に駆られる。気温もだいぶ上がってきてあ汗がしたたり落ちる。
９、やがて渓谷に別れを告げて稜線への標高５００ｍの急登である。意気は上がるが息もあがる。日向山の岩肌が目線に来た頃待望の五合目両線小屋（屏風小屋）にたどり着く。
１０、七合目までは鎖と梯子の連続で手足に力が入る。
１１、八ヶ岳と甲斐駒山頂が見えて来ると八合目の大鳥居が空天を突くような姿で登場する。
１２、甲斐駒ケ岳山頂は風もなく花崗岩の白さが眩しい。３６０度の展望を目に焼き付けた。明日登る仙丈ヶ岳が長大な裾野を見せている。鋸岳も湧き上がるガスを背景に圧倒的な存在感で迫る。我等３人だけの貸し切りの一万尺を思う存分味わう。
１３、摩利支天、駒津峰とガラ場の下りは特に慎重に下った。夜のとばりに包まれて泊り場の北沢小屋に着いた。（当時の小屋は一つ）
１４、翌朝は雲の多いものの雨の心配は無い。稜線の左側に見える甲斐駒から地蔵岳を結ぶ早川尾根上のアサヨ峰の姿は優しい山容なのに心惹かれた。
１５、小仙丈ヶ岳山頂では白根三山を望んだが確認できるのは小太郎の肩迄で、雲に隠れたままであった。小仙丈カールの雪渓は素晴らしい、尻セードしている自分を想像した。
１６、初めての三千メートルの仙丈ヶ岳山頂でも雲が切れず、遅い朝食を取りながら粘りに粘ったが展望は得られなかった。
１７、北沢峠に戻ると、やっと北岳が姿を見せてくれた。手招きをしている雄峰に近々行くぞと約束した。
１８、赤河原から戸台迄の川沿いの道は石ころだらけで、すり切れた足袋と草鞋の間に小石が入り込むので悲鳴を上げながら歩いた。三足の草鞋を使い切り、伊那の町で下駄を買って列車にのった。・・・ああ痛かった、ゲタかった）駄洒落で締めます(*’▽’)
[この山のダジャレ川柳]
�．▲襯廛垢呂笋呂蟾發い班蕕雲砲靴�
��雨降りて、生飯を食う不動滝 改定⇒ 雨降って、メッコを食らう不動滝
�Ｅ銚禳遒痢△錣蠅鉾喊罎�上手くなし
�じ濤臾椶痢�屏風の鎖長きかな 改定⇒ 屏風小や、鎖と梯子でお出迎え
�ソ蕕瓩討琉賈�尺が顏をだし
�θ�合目、雲に隠れし八ヶ岳 改定⇒ 八合目、雲のまにまに八ヶ岳
��北岳や、眠っているのか姿なく 改定⇒ 北岳は、恥ずかしいのか顏隠し
お付き合い下されてかたじけない(^_-)-☆
はじめまして！
尾白渓谷にかかる橋、甲斐駒ケ岳及び仙丈ヶ岳の頂上、今とは全く違う様相ですね(゜-゜)！
1939年、私の両親、まだ小学校にも上がってません
古い写真の投稿、ありがとうございました
北沢小屋とは、こもれび山荘（旧長衛荘）の事でしょうか？
stefanieさん、大変な間違いをしてしまいました。２０年さばを読んでしまいました
はじめまして。
１９３９年といえば昭和１４年~
戦前の記録は貴重です。
それにしても１９５０年代中頃と変わらぬ登山姿で当時としてはモダンですね。
既にアルファ米が使われていたのですね。
予想外で驚きでした。
大先輩、是非とも山行記録に残してください。ainakaren
ainakarenさん、大変な間違いの投稿をしてしまい申し訳ありませんでした(>_<)、２０年さば読み、１９５９年が正しいのでした。びっくりさせますよね
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