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ここは、平成25年の集中豪雨で、温泉へ通ずる登山道の一部が大きく崩落したため、閉鎖されていたのだ。
崩落箇所に迂回路が完成したので、今回、開通の運びになったようだ。
それまでの2年間、関係者以外、誰も入ることはできず、正に幻の秘湯だった。
湯の平温泉は、飯豊連峰主稜線から注いでいる加冶川(飯豊川)の上流にあり、渓谷沿いの道を片道３時間半掛けてようやく辿りつける。
またその先は、同じく飯豊連峰主稜線の北俣岳へ通ずる登山道がある。
正に飯豊連峰のお膝元にある。
湯の平温泉には、渓谷を眺めながら入浴できる露天風呂がある。
湯気を立てる源泉が真横にあり、本当の源泉掛け流しの湯だ。
温泉にはトイレ完備、管理人常駐の山小屋もある。
ただし、食事、布団の提供はないので、宿泊する方は食料、寝袋は必ず持参願いたい。また、宿泊、入浴者は若干の協力金を納めるので、若干の現金を持参願いたい。
登山道の開通も温泉の開業も１０月末までだ。その後は登山道の吊り橋が撤去され通行不可能となる。
それは、ここは、雪国新潟県、山深い温泉は、数mの豪雪の下に埋もれるからだ。
再開業は来年春となる。
冬までの短い開業を楽しんでもらいたい。
(湯船の写真は同伴者撮影)
場所の詳細は、山と高原の地図「飯豊山」を参考にされたい。
