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最近、山でお湯を沸かそうとしても点火してくれず、火打石(マグネシウムバー)で点火しています。これはこれでいいんですが、点火しても火が弱く、なかなかお湯が沸かず、そろそろ寿命かなーと思いつつだましだまし使っていました。
で、先日の乗鞍岳、焼岳で、いよいよ限界を感じ、手入れしてみることにしました。
まずは、いつも分解状態で観察。
火花の飛ぶ部分が少し歪んでしまっていて放電する距離が良くない感じ。
微妙に曲げてみたところ快調に火花が飛ぶようになった。
次はガスカートリッジからガスが通ってくる直径1mm以下の小さい穴。
ここが詰まるとガスは通らなそう。
初めにガスの通る穴をちょうど良さそうな細い電線の先端で突っついてみました。【写真1】
(細い針金や縫い針などでも良いのかもしれませんが、あまり傷つけて穴が大きくなっても困るので、柔らかい銅線を使いました。細い銅線は一般家庭には無いかもしれないので、注意して縫い針などでつついてみて下さい。)
ちょいちょいと数回つついてから、組み立てて点火。
調整つまみを回すとゴーッという音で新品の状態で燃えてくれて、
弱火から強火まで絶好調に復活しました。
最後に気になったのは、ゴムのOリング。(Oリングは黒くて太い輪ゴムのようなもの。ネジを締めこんだ時に隙間からガスがもれないように使われている)
つついてみると明らかに硬く劣化していてゴムのような反発がない。
メーカー純正品は200円くらいだが、送料を含めると500円くらいになる。
Oリングに500円は払えないので、仕事関係で使っているオンラインショップで同径のOリングを注文。 送料込みで1個20円以下。 通常はお仕事用のものも一緒に発注するので問題ないのでしょうが、今回はOリング1個だけで発注。
しっかりと送料込み20円以下で届きました。 素晴らしい!
(Oリングのような基本部品は、わざわざコンロメーカーが独自の規格で作ることもないだろうから、適切に選定すれば問題なし。ガスのネジも工業規格に則って作られているのでメーカーの違いも問題ないでしょう。)
先端の尖ったピンセットとカッターで古く硬くなったOリングを取り出し、新品の弾力のあるOリングに入れ替えました。【写真2】
Oリングの交換前はかなり強めに締め付けないと、カートリッジの取り付け時にシューッとガスが多めに漏れていましたが、交換後はゴムが効いていい感触です。
これでまだまだ長ーく使えそうです。【写真3】
たぶん他の機種も同じような仕組みでしょう。
火が弱いとか、カートリッジ交換時のガス漏れ、点火しない・点火しにくいなどの症状が出たらお手入れしましょう。
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