|
山の飯。アルファ米も軽いし便利だけど、やはり炊飯にはかなわない。ご飯がうまく炊けたら、それだけで嬉しいし、山ごはんは安泰。言い換えれば、炊飯に失敗（生煮え、グジュグジュ、焦げすぎ....）すると、悲しい。炊飯担当の私へ、家族の非難が集中する。
登山では、いろいろ難しい。高地だと沸点が低くて煮えないので水分を多めにして長時間煮るべしとか、専用ネットに入れて煮るだけで簡単とか、情報が多くて悩みます。考えるに1〜2人用の炊飯と、4人以上の炊飯は別物と思います。バーナーの火力＆炎の形状、鍋の底面の大きさが重要のようです。オフシーズンの冬季は試行錯誤の時期です。以下は、わざわざベランダで調理したり、幾多の失敗を経て、涙ぐましい努力の末、我が家で行き着いたスタイルです。
バーナー：登山開始以前より持っていたiwataniジュニアコンパクトバーナー。火力が中心に偏るのが難点。が、どこのコンビニでもガス缶が買えるのが利点。ジェットボイルも併用。こちらも炎は中心。でも結局、拡散型のプリムス ウルトラスパイダーストーブを購入してしまったが、やはり火力の安定は凄い！
鍋：結局ラージメスティン。我が家は4人。大きめの鍋だとバーナーの火力が中心にのみ集中し周辺部が生煮えになってしまう。ラージメスティンは、そこまで大きくなく、熱伝導が良くて、丁度良い大きさでした。2合炊けます。メスティン内部に2合用の水の印（通常用と無洗米用）をナイフで刻んで印をつけています。
米：山への負担を考慮すると、米を研ぐことは避けたいので、2合無洗米の真空パックを食べる分だけ持参します。で、なるべく浸水させます。水の量は通常米の1.2〜1.3倍です。高地ほど水多め、加熱時間多めです。
炊飯法：煮る方法と炊く方法があります。メスティンでも水を張ってジップロックで煮ると汚れなくて最高！という意見もありますが、立場上ジップロックも推奨していません。そしてやはり、お焦げ。これが欲しいため、結局、直炊きになりました〜。
定番ですが、はじめは弱〜中火で沸騰させる〜噴き出してきたら弱火〜微かな焦げ臭orパチパチとした音が出てきたら消火して蒸らす、です。弱火の具合は、寒い時はちょっと強めでしょうか。
炊飯は、だいぶ安定してきましたが、いつも心配。今年はテント泊多目の予定で出番が多そうだな！余裕あればタイ米でカオマンガイとかやってみようかな？あ〜、早く山で試したくなってきた！
メスティン大は、四角くて大きいから、山の小さいバーナーだと火の当たる場所が一部ですよね。ぼくは思うのですが、沸騰した頃、まだ湯が多いうちに、お米をさじでかき回すといいと思います。特に多めに炊く時など。
私は家で毎日、鍋でご飯を炊いています。もし炊飯器使っているなら、おすすめですよ。
はじめ強火というのも、もし暇があるなら、初めから最後まで極弱火で炊いてもいいと思います。とくに山では吸水時間が十分でなかったりしたら。
yoneyamaさん、コメントありがとうございます。
それまではMSRの4人用セットの鍋で炊いていたのですが、真ん中炊けていても、周辺が生煮えだったり、失敗してました。途中でかき混ぜる！確かにそこで均一になるので良いかもしれません。試してみます。そして、バーナーがプリムス ウルトラスパイダーみたく拡散型の炎だと、尚いいのかなと思います。ラージメスティンは大きいのですが、厚みがあるせいか、熱伝導が相当良いみたいで、寒い時でも今のところ、なんとか大丈夫です。おっしゃる通り、ずっと弱火！というのも高地では有効のような気がします。吸水。とくに無洗米では重要みたいです。テント設営して米に吸水させてからピークアタックして戻って炊飯＆調理、というのが理想ですが、なかなかそんなに優雅にできないのが悩ましいです。
unchikutareoさん、こんばんは
家族で百名山、チャレンジ再開に向けて着々と、ですね。
ラージメスティンですか。そっかぁ、4人分ですもんね。確かに火加減とか時間が難しそう。
パチパチ音ってのもいまだによくわかりません(^_^;
通常サイズのメスティンですが、いつも30gの固形燃料で火が消えるまで。それだけですが失敗した事有りません。
定番ですが、超簡単で意外に美味しいのがさんまの蒲焼き缶で作る炊き込みご飯。
あー、食べたくなってきたw
renswhさん、こんにちは。
そうなんです、小さめのコッヘルで1合炊くのは割と失敗がないのですが、鍋が大きくなると途端に成功率が下がってしまって困ってました。
コツのいらない登山炊飯がないかと思い、だいぶ調べてトライました。
��MSRの4人用セットの鍋で自宅ガスコンロで炊飯→大成功
��調子に乗って同じ鍋で登山前に炊飯→真ん中だけ炊けてて周辺は生煮え＠会津駒ケ岳
��ネットに入れて茹でるだけ→米がパンパンになりネットが破れる！＠常念
などなど失敗も多かったです。結局どの方法も、やっぱり少しコツはあるみたいです。
炎の形状、鍋底のサイズ、鍋の熱伝導性が大事ということがわかりました。米を煮る方法は慣れれば一番コツがいらない方法と思います。でも、ふたを開ける時のドキドキ感、うまく炊けた時のツヤツヤご飯の美しさ＆美味しさ、を考えるとやはり炊飯を探求したいと思ってます（笑）。失敗して家族の冷たい視線を浴びないように頑張ります。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する