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マンションでもない、会社でもない、病院でもない・・・
たいていは老人ホームだったり、特別養護施設、介護施設などの老人福祉関係の施設の場合が多い。
「へぇ〜、こんな何にもないところに・・・」
建物の前を通ってもほとんど物音、人の気配がすることもない。
考えてみれば、もうほとんど外へ買物に行ったり、散歩することもないなら、こう言う何もない不便な所でも一向に構わないのかもしれない。
以前、特養関係の仕事を少しした事がある。
建物の中の入居者の休んでいるリビングに入っていくと、無言でただただ動くものだけをじっと追っている感情や表情のない視線をいくつも浴びる時があった。
何度か通ううちに慣れるが、初めてその視線を感じた時は少し怖いものすら感じてしまった。
逆に、いつも奇声を発している老人や、念仏のように「帰らなければ、帰らなければ・・・」と一人ごとを言いながら、建物の中をいつもウロウロしている人などもいた。
認知症のレベルによってフロアーが別れていて、自分が出入していたのはまだ軽度のフロアーの方だったが、それでも、感じたものは大きかった。
老人問題を重く語るつもりはないし、その知識もない。
が、自分も否応なしにその世代に近づいてくると、それまで、家族や会社、社会の為に働けるだけ働いて、そして山の中の施設で最後を終えていく人生について、や、果たして自分はどうなるのか・・?自分で自分の事が出来なくなったら・・・、など、やはり色々考えてしまう。
特にこれらの施設の近くを通る時に。
このヘンデルの曲は木陰の愛おしさを歌ったものらしいが、何故かこんな気分の時に思い出してしまう・・・
なんか、やすらぎを感じてしまう・・・・
いろいろ、考えさせられる問題ですよね。
こんにちわ、nightsさん
実際にそういう光景に接すると、やはり、いろいろ考えてしまいますね・・・
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