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ヤマレコ会員になってせっかく日記用のページも用意してもらってるんで物作りに関することをあれやこれやと写真入りで書いていきます。 
昔と違い今は図書館で膨大な資料調べなくてもググれば欲しい情報がスグに手に入ります。しかしながらその情報を元に製作に取りかかってもマトモな物が出来上がるまでには結構な手間と時間が・・・場合によっては費用も。実際に使ってみて満足した物は製作物の半分もないんと違うかな。
満足の出来だった物の一つがヘッディライトです。ヘッドライト＋ハンディライトで合成語がヘッディライト。
仕事仲間も既成電池式ライトでは苦心してました。
いわく「有名メーカー製の充電式ライトでも明るく長時間持つ物は重たくかさばる」「電池式で明るいものは沢山あるが電池がもたない」等々
ホームセンターで真っ先に向かうのがライト売り場。楽天・アマゾン調べても欲しい製品が見つかりません。で。作ちゃいました。
まずコンセプト。電源は充電式で5000mAH以上の大容量であること。充電は簡単、短時間にでき過充電の心配がないこと。発光部は5w以上で省電力、コンパクトであること。輝度調整できること。セパレート式で手持ち、ヘッドライト両方使えること。防水であること。
電池はリチウムイオン二次電池にまさる物はありません。ニッカド、ニッケル水素に比べると質量あたりのエネルギ密度が３倍あります。しかもセル電圧が3.7〜4.2Vあります。しかし扱いがむつかしい。VAIOノートのバッテリーパックばらして充電器で何度充電しても失敗した経験があります。電池のメーカーサイトで色々調べたりICチップメーカーで調べましたが電動工具メーカーが大量に仕入れているLi-ion充放電ICモジュールを個人に販売してくれるわけもなく。
日本ではLi-ionセル電池の販売は一般的にはどこもやっていません。安全上の問題から販売できないんです。しかし充電式工具やノートPCのバッテリーパックにはほとんどLi-ionセル電池が内蔵されています。これらのバッテリーパックは出力電圧とセルバランス等の回路構成の関係で流用は困難です。スイッチングジェネレーター組んで電圧落とせば流用可能ですが登山用に軽くかさばらないものは作れません。ラジコン愛好者が使ってるリポ（リチウムポリマー生電池・・保護金属体がない最軽量電池）をショートさせて爆発させてるクレージー動画がよくYoutubeでアップされてますね。リチウムとコバルトからできた電池なんてブルブルですが悪魔的な魅力があります。
アマゾンでいいセル電池が見つかりました。保護回路（過放電、過電流、過充電保護）、防爆弁つきLi-ionセル電池26650型です。トラストファイアーって海外メーカーが販売していました。ついでに充電器も。直径、長さで呼びが定められていますが円筒型ならほとんどのLi-ionに対応とのこと。充電器は開けて基盤から外部出力ケーブルを引っ張り出し拡張＆測定できるように改造しました。デジタルテスターで測定すると1/100V精度で充電停止しています。バッテリ−、充電器は合格です。
次は発光部です。候補は��HID（キセノン高圧放電灯）、��LED、�Ｍ�機ELパネル、�け�極放電管があります。明るくていいのですが雨天での感電や落下時の故障を考えると�´��い禄�外です。国産のLEDモジュールで超高輝度、省電力の製品がなかったので米国CREE社の5Wモジュールを秋月電商で購入。放熱シンク、熱伝導シリコン接着剤、１Ωと３Ωのセメント抵抗、2.1φプラグジャックも併せて購入。満充電のLi-ionとLEDを無負荷で接続すると驚異的な輝度ですが持っていられない程、発熱しました。モジュールを放熱板にシリコンで接着して銅板、銅線をハンダ、穴開けたり曲げたりしてプラグオン式の発光部が完成しました。
電源部はVE28をノコギリ加工しバネ電極付けて１Ω、３Ωセメント抵抗でスイッチ減光出来るようにしタクトSWで最大光をショットできるようにしました。電源部に発光部をドッキングすればハンディライトで、分離してセパレートケーブルで接続すればヘッドライトになります。ヘッドライトは帽子のツバや襟に簡単に付き電源部は基本、首掛けですが胸ポケットにもすっと入ります。
持続時間：理論値３Ω（Min）4.2(Li-ion電圧)−3.5(LED定格v)÷3＝0.23A
5(Li-ion容量)÷0.23A＝21.7時間
実際にはLi-ion保護回路の放電閾値で放電停止するまで点灯しますのでこれ以上持ちます。
１ケ月ほど前、六甲新穂高の帰り穂高湖下の林道からドライブウェイにショートカットした際、とっぷり日の暮れた山中で倒木＆土砂＆道なしの状況でこいつのおけげで安心して突破できました
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