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日記
過去に食用にしていたスギワケに毒性があると騒がれたことがある。特に腎臓に悪いと言われていた、しかし地元の方々は間違って毒キノコが混ざっていたのではないか疑問にしていた。実際人工透析をしていた方が食べたことを当人から直接聞いたことがある。現在もピンピンしている。昨日杉林を歩いていたらスギワケが白く生えていたので採ってきた。そして挽肉と一緒に炒めて食べた。とても美味しく異常は起こっていない。他にミョウガと舞茸との炒め物や味噌汁などが美味である。奨励しているのではないがなぜ毒性と判定されたのかいまだに疑問に思っている。
問題になったスギワケ
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katokenさん、スギヒラタケの毒性は、幾つかの条件があって、強まり、犠牲者を重ねてきています。
下記は、私の図鑑の記述です。
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針葉樹、とくに杉の腐朽がすすんだ朽木た倒木の幹に生え出します。薄い耳型、あるいは扇形、ヘラ型の純白の傘が、重なり合うようにして、幹を埋め尽くします。傘は、大きなものでは直径7,8センチのものも見られます。
ひだも純白。やや密。
柄はほとんどなく、幹から直に傘が伸びてきます。
「すぎかのか」などの地方名もあり、長年、親しまれてきた食用きのこでした。
しかし、2004年に中毒事故の報告が相次ぎ、この年だけで59人が中毒、または急性脳症となり、19人が死亡しました。緊急の調査・研究の結果、2005年秋の時点までに次のことが確認・判明しています。
1)腎機能に障害・病気をもつ人が重篤な急性脳症となることが当初、報告されたが、腎機能が正常な人もふくめ、中毒例が確認された。
ラットを使った毒性実験では腎機能を失わせたラットが集中的に死亡している。
2)当初、異常気象説や地域説が言われたが、2005年にも毒性のあるスギヒラタケが確認され、また広い地域で毒性のあスギヒラタケが確認された。
3)毒物はまだ特定されていない。青酸化合物が検出されたとの報道もあるが、確定されていない。
4)煮ても、生でも、中毒例とマウスの中毒死とが報告されている。
5)実験室内で他の菌が入り込まない条件で純粋にスギヒラタケを育てると毒性は確認されない。自然の条件で、ある種のきのこと同じ幹に混生するような場合に、毒物が作り出されるとの調査結果が報告された。
スギヒラタケは、その美しい姿から。海外では「天使の翼」の名もあてられているそうです。毒物やその生成の条件など全貌が解明されるまで、当分は眺めるだけにしたほうが良いようです。
私はいままで何度もスギヒラタケを食べてきました。多くの方もそうだと思います。きのこは常に進化と多様化を続けているということなのでしょうか。
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その後、毒成分の抽出、分析や、自然界にある他の化学成分、金属元素などとのかかわり、患者の持病などとの関連、などいろいろな研究が続けられてきたものの、原因はまだ解明されきっていないようです。
死亡にまでいたる人と、なんでもない人がいる。
人の問題なのか、スギヒラタケにもいろんなタイプがあるのか。
保健所や林野庁も注意喚起しており、食べる側は、事件後、かなり減っているきのこと思います。
私もぱったり、手を出すのをやめています。
貴重な資料とご忠言ありがとうございました。症状や異常が出なかったとしても毒性は疑いない。出てからでは遅い。そう受け止めておくべきで食べない方がいい,と思いました。素人判断は危険ですね。
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