日和山が残りました（仙台市宮城野区）

「日本一低い山」と言われていた日和山､標高6.05mあったのが1996年に大阪の天保山4.50mに抜かれてしまいました。2011.3.11の東日本大震災により津波で大きく削られ3m前後までになってしまいました。宮城県の防潮提計画で存続の危機に瀕していましたが見直しで防潮堤建設予定地より外れる事になったと新聞で報じられ、とても嬉しくなりました。思わず日記にしたためました。
東日本大震災の津波で日和山は殆ど流出してしまい今は面影を残している程度ですが地元で震災に遭われ離散された方々の心を寄せる場所にもなっていると思います。日和山は震災遺構としても体は小さくてもみんなの心の中には大きな存在になってくれていると思っています。日和山が残る事になり本当に嬉しいです。

コメント

toradango

RE: 日和山が残りました（仙台市宮城野区）
　ずいぶん昔に「登った」ことがあります。すぐ横の養魚場やサーファーの姿が記憶に残っています。当時は周囲に手すりがあって山頂標識があるだけだったような記憶が残っています。20年くらい前のはずです。当時は山というより野鳥の観察場だったような？

　最新の電子国土を見ましたが、標高6mのままで山名が記載されていますね。津波で3mまで削られてしまったとのことですが、このまま地形図に山名が記載され続けたら天保山を抜いて日本一低い山に返り咲くことになります。

　山名を地形図に掲載するかどうかの判断は国土地理院ではなく地元自治体だそうですから、仙台市役所の担当者が日和山の山名記載をNGと判断しない限りは日本一の低山になれるはずです。国土地理院では具体的な山の基準はありません。国土地理院は最新の地形図に改定する際に記載内容のチェック(主に市町村界)を関係する全ての地方自治体に依頼するそうなので、そこで仙台市の担当者が山名記載にケチを付けなければ山名記載は残るはずです。ちなみに静岡空港で造成により削られて消滅した物見塚や高尾山は今でも電子国土上では残ったままです。地形が変わったからと言って国土地理院が勝手に山名記載を無くすことは無いようです。

　天保山も訪問しましたが、あちらは終始水平移動で登った感覚はありませんでした。近くの築山？を山頂と誤認するところでしたが、日和山は明らかに周囲より高くて間違いようがありませんね。まだその高まりが残っているなら山名を残してもらいたいものです。

yamanamie

RE: 日和山が残りました（仙台市宮城野区）
toradangoさん、とても詳しいコメント有難うございます。国土地理院が判断する物とばかり思っていましたので目から鱗が落ちる思いです。地元の思いは心の拠り所て残すことに強い思いがあると思います。悲しい思いでたびたび
全国ニュースで出てきますが母校の大川小学校にしても残す残さないで議論がなされていますが個人的には無くなってしまうと心の拠り所となる物が何も無くなってしまうので残ってほしいと痛切に思っています。映像等ばかりでは震災の凄さは伝わらないと思います。広島の原爆ﾄﾞｰﾑや記念館で遺品をも見ましたが実際に残っている物を見るとどんなに人間の考え出す負の遺産が空しいものか考えさせられます。