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2012年09月08日 13:33ウルトラ・ライト全体に公開

タイベックをつかったツェルト泊の快適化実験

ツェルトの使用はテント泊の軽量化手段として、たいへん有効なのですが、一般的に通気性が少ないため、結露に困らされます。雨ではなくても、生地の内側についた結露が夜中に風であおられて霧雨のように降ってきて不快な思いをさせられます。

そこで今回は軽量で透湿防水性にすぐれた素材として知る人ぞ知るタイベック([ライトウエイト 軽量化への道] のコミュニティ
http://www.yamareco.com/modules/xsns/?p=topic&tid=566#pagetop
を参照)を購入し、これを”内張り”として使用してみましたので、その報告です。

タイベック;楽天のネットショップ
http://item.rakuten.co.jp/pialiving/taivec/
で1m×5m、約300gを、380×5=1900円(送料込)で購入

内張りの方法;
?ツェルトの内側のてっぺんにビニールロープを渡す。天井の真ん中のループにも通す。
?このロープに長さ2.5mに切ったタイベック(幅は1m)を真ん中でひっかける。
?下にたれたタイベックをツェルトの壁に沿って広げ、片側1.25mの端部約0.25mを内側に折り込んで荷物等で抑える(実際には銀マットを床に敷いていたのでその下に折り込みました)。これを2枚ひっかけて長さ2mのツェルトのほぼ全長をカバーしました。

写真参照。こうすることで、中は少し狭くなりますが、ツェルト生地とタイベックの間にある程度の空間ができて、内張りとなります。

実際に泊まってみた結果;
?無い時よりも中は暖かく感じます。
?白いので明るく感じます。
?そして結露ですが、晴れた日、雨の日、1日ずつ体験しましたが、どちらもタイベックの内側は全く濡れず極めて快適でした。
?タイベック両端の固定をもっと工夫すればよいのでしょうか、荷物がずれてたるむと、内部空間が狭くなり、また翌朝、ツェルトが濡れていると全体の高さがかなり下がって頭や肩がタイベックに擦りますが、濡れていないので気になませんでした。
?タイベックの外側もそれほど濡れていませんでした。ツェルト本体の生地の内側はいつも通りにびっしょり濡れていましたので、撤収時はまず荷物をまとめ、その後タイベックとツェルト生地の間に手を突っ込んでツェルトの水滴をあらかた拭取ってからタイベックをはずしてたたみました。

マイナス点を強いてあげるとすれば、
?重さが300gもあること。それでも2重構造の軽量テントよりツェルトの重さを合わせても軽い。
?設置が面倒なこと。ツェルトの内側に貼り付けて固定する良い方法、アイデアがあれば募集します。ちなみに、今回は両面テープでの張り付けを試しましたが、ツェルトの方が剥離してしまい、あきらめました。

なお、水滴をふき取るものとし、私はベルクリン
http://maido-ya.com/it/133958/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%B3D%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%97
というものを使用しています。これは柔らかくてめちゃくちゃ吸水性がよく、片手で簡単に絞れるので重宝しています。
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