山で作るパエリア

2016年08月12日 19:48未分類レビュー（食料）全体に公開

最近、山で作るパエリアにハマってます。
前日に準備すれば、さほど調理に手間がかからず、山でも結構本格的な料理が作れました。
パエリアは生米から作るので少々時間は掛かってしまうのが難点ですが、ワインを飲みながら出来上がりを待っているのも楽しいものがあります。
と言う訳で、かなり自己流ですが作り方をご紹介させていただきます。（本来の作り方とは異なると思いますが、料理は自己満足の世界が大きいかと。）

＜写真１＞今日は電車で一時間位の近郊日帰り登山なので、材料、調理器具、ワイン２本（ワインはサイドポケットに収容）は２５Ｌザックに収容して持参しました。
＜写真２＞生米を投入して炊き込み開始～。
＜写真３＞完成しました。今日もワインを飲みすぎてしまいました。(^^;

１．材料（２～３人分）
ゴミを出さない事を考慮し、貝、有頭エビの類はカットしました。その他具材はその時々の食材をお好みで。
少し多めに作る方が美味しくできるように思います。余った分は翌日トマトスープを足したりしてリゾットにして頂くとさらに美味です。
①玉ねぎ　1/2個　みじん切り
②ズッキーニ　1/2個　短冊切り
③ミニトマト　１０個位　半切り
④マッシュルーム　半切り
⑤鶏肉　２００ｇ　適当にぶつ切り
⑥鯛　　２００ｇ　適当にぶつ切り
⑦生ホタテ貝柱　１００g　半切り
⑧蛸　５０ｇ　適当に細切れ
⑨イタリアンパセりの細切れ少々
⑩にんにくの細切れ少々
⑪生米１．２合（人数に応じて調整。１人前０．４合と言った感じかな。）

２．調味料
①サフラン少々
②固形スープ（コンソメの顆粒タイプ）
https://d.nestle.jp/maggi/bouillon/12294146.html
③トマトペースト（こちらが便利）　
http://www.kagome.co.jp/products/food/10101/
④塩、胡椒
⑤オリーブオイル

３．調理器具
①家庭用ガスコンロ（山岳用だと不安定であるのと、均一に日を通すのが困難であるため。）以下であれば薄型軽量でさほどかさばりません。すき焼き用鍋と重ねれば小型ザックにも収容できます。　
イワタニカセットフー達人スリム【高さ74mm / 重さ1.2kg】 CB-AS-1 　通販で３０００円程度で購入できます。山岳用に比べて安いですね～　
http://kakaku.com/item/K0000408676/
②テフロン加工のすき焼き用鍋（蓋付）　
パール金属製２６ｃｍ。量販店で１０００円位で購入できます。
③炒め用のヘラ

４．作り方
＜前日の準備編＞
前日、１．の材料を必要な大きさにカットし、種類毎にサランラップに包みます。その後、肉と魚介の類はジップロックに入れて冷凍しておきます。
尚、肉と魚介の類は塩胡椒をしておき、オリーブオイルを回しかけておきます。（冷凍しても、ぱさつきにくくなるのと、現場での調味料節約になります。）
同様に野菜の類も、ジップロックに入れて冷蔵庫に入れておきます。（冷凍は不要）

＜当日の準備編＞
材料を全てすき焼き用鍋に格納して蓋をして、適度な大きさのビニール袋等に入れてザックに格納します。
肉と魚介の類が凍っているため、半日程度であれば、野菜類も含め充分に保冷されます。

＜当日の調理編＞
①予め、カップに水をいれ（※生米１合に対し、１．５合と言った感じ。）サフランを入れてサフラン水を作っておきます。
②オリーブオイルで鶏肉を炒めます。
③表面に軽く焦げ目がついたら、玉ねぎとニンニクを投入します。
④玉ねぎが透き通ってきたら、ズッキーニとマッシュルームを投入します。
⑤オリープオイルが全体に回ったら、魚介を投入して軽く炒めます。
⑥サフラン水とミニトマト投入します。この段階でスープの味見をしつつ、塩胡椒、コンソメスープ、トマトペース（色付用なので好みの量）を投入しながら煮立てていきます。
この後、生米を投入する事を考慮し、味は通常のスープよりやや濃いめの方が良いでしょう。
⑦煮立ったら間髪いれずに生米を投入します。その後、２０分位中火で炊いていきます。 ⑧途中で米の固さを見て、水分が足りないようでしたら、サフラン水を足したりします。（高度によって調整要。）
平地に比べ、均等に火が入り難いので、一般的には禁じ手ですが、途中ヘラで上下を入れ替えた方が良いです。
このあたりはパエリアと言うよりは、リゾットに近い作り方になります。この段階で水分が少ないようでしたらこまめに足しましょう。　
リゾットよりは、やや水分を少なめに仕上げるのがコツです。
⑨丁度よい硬さ（アルデンテ）の手前になったら、火をやや強めにして余分な水分を飛ばします。あまり強くすると焦げたりするので要注意。　
あとほんの少し水分を飛ばせばといった段階になったら、強火にします。下面からぱちぱち音がしてきたら（お焦げが出来かけた状態）イタリアンパセリを散らします。
⑩直ぐに蓋をして火を止め５分程度蒸らせば出来上がり！！
ワインと一緒に頂きましょう。(^^)

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