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『「おかえり」と言える、その日まで』を読みました。
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沢は石や岩を乗り越えたりして登ることもある。
また、飛び石伝いに沢を渡りながら登ることが多く、登山道の傾斜を感じにくいのが特徴だ。そのため、道に迷ったまま沢を進んでしまうと、気が付いた頃には、自分が想像していた以上に山の深いところまで入ってしまっているというわけだ。
一方、尾根は末広がりになっていくため、正しいルートから外れたまま尾根を下っていくと、自分がどこにいるのか、そしてどこに向かっているのか、分からなくなってしまうのである。
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いきなり長めの引用になってしまいましたが、これが、本の冒頭で「道迷い遭難をしやすい代表的なパターン」として紹介されていた”登りの沢、下りの尾根”です。
”登りの沢”も、”下りの尾根”も、それに近い思いをしたことがあるのを改めて思い出しました。。。
特に”下りの尾根”は、遭難一歩手前と言って良い状態に近かったので、身につまされる思いです。
もうだいぶ前のことですが、丹沢の蛭ヶ岳から下ってくる際にルートから外れてしまい、登り返すのがしんどくて下り、沢に出たのでこのまま沢を下れば雷滝に至るルートにぶつかるはずだと下り続けて。。。
結局、想定どおり雷滝に至るルートにぶつかるまで何とか下れたのですが、股下まで川に浸かって渡ったり、そのままでは降りることができない落差の滝があって、マヂでやばかったです。
早戸大滝のように落差が数十メートルもあるような滝ではなく、ほんの2〜3メートルくらいの落差でも、そのままでは降りることはできませんでした。
たまたまというか、沢登りをする人達が残していったのであろうロープが滝の脇の木に結わえてあって、それを使って降りることができたのですが、それがなかったらどうなっていたことか。。。
わたしの場合、基本的に単独で出かけるので、改めて気を引き締めようと思いました。
山行の保険もその都度、単発のやつに入っていますが、次回以降は、捜索費用や救難費用の保険金額をもう少しきちんと確認・吟味しようと思いました。
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