専門家は食べ物があるからとか言うけれど、それが理由とは思いづらい。
熊が穴とか木の空に入って冬眠するのは間違いないけれど、そもそも誰もが考えるような穴が熊の数ほど沢山ある筈がない。
多くの熊達は斜面の抉れとか大木の根元の抉れとかが雪に覆われて塞がれ穴状態になったところで冬眠している。
暖冬化で積雪が少なく雪で塞がれて寝れる場所が少なくなって冬眠できないのが実態と思う。
冬眠すれば飲まず食わずで居れるのだけど寝ずに動けばお腹も減る、山には食べるものなど無くなってる冬だから里に出て食べ物を探すしかない。
専門家達は熊が増えてるとか人慣れしたって言うが、本当の理由は冬眠場所の問題だと考えるのが自然だと思う。
そもそも専門家は間違った事は言ってないと思うが机上の理屈であって実際に野生の熊と頻繁に接することは無いだろうし、私のように開拓集落で生まれて熊は身近にいる野生動物という感覚ではない。
熊出没の恐怖心を煽るようなことを言うのは熊が気の毒に思う・・・
世間はやたら熊を殺せ熊を殺せというけども、ニホンオオカミを駆逐したり(自然淘汰の影響もありますが)ジョーズブームで鮫を乱獲してた頃から何も学んでないんだなと思わされます。人間が熊を見てパニックになるように、熊も人間を見てパニックに陥るってことが何故考えられないのか…。外敵を威嚇するのも、食べ物を探してあちこち歩きまわるのも何も人間だけじゃないですからね。いちばん大事なのは自動車と歩行者のように、お互いここにいるよと示しあわせることですよね。
以前山小屋に置いてあった『クマにあったらどうするか』を読んだのですが、「クマはルールを守るけど人間は守らない」という一文が刺さりました。人間にはせっかく強い理性があるのに、クマより感情的なのはどうしようもないですね…。
人間は身勝手ですね。
自分の都合ばかりですから。
自然は人間のものではなくて、そこに生きるものすべての糧です。
熊は決して悪ものではないし、人が害獣と言う生き物も悪くは無いと思います。
人間が彼らの生きる場を侵してるのですから。
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