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2017年01月18日 20:11山道具レビュー(食料)全体に公開

冬の登山での山メシを考察する。

先日の高見山登山では山頂から下った「大峠」という場所で昼食を食べたが・・・
どうも、食事をする場所の選択を誤ったようで
そこは風が吹き付ける寒い場所だった。
寒さのあまり指先が凍って、まずはザックから食事のための
荷物を出すにも一苦労で時間がかかった。

温かいコーヒーを飲みたかったのでバーナーをセットして
その上にチタンクッカーを置いて山専ボトルからの
お湯をクッカーに注いで再沸騰を試みた・・・
だが、バーナーに点火するのに上手くいかずに
何度も試してようやくバーナーに火がついた。(≧∀≦)
それからは横風に煽られてバーナー自体の火力も不十分だったようで
お湯が再沸騰するのに10分も時間がかかってしまった。

コーヒーを淹れるためにコーヒーカップの上に
コーヒードリッパーをセッティングした。
それから紙を敷いてコーヒーの粉をその中に入れた。
だが、その行為も凍える手では時間がかかり、ドリッパーの上に載せた紙も
風に煽られて飛んで行ってしまって慌ててそれを追いかける始末・・・ ( ゚Д゚)

散々に苦労して淹れたコーヒーの味は美味しかったが
食事と言えばザックの中に収納していたにも拘わらずに
クリームパンをかじるもその中のクリームが微妙に凍っていて冷たかったり
他にも持参したチーズやカルパスも包装紙を外す行為が
凍える手では上手くできずに煩わしくなってきた。(≧∀≦)

最終的にはコーヒー以外の食べ物は冷たくて食事にも時間がかかり
身体がどんどんと冷えてきて身震いまでしてきたので
最終的には途中で食事を中断して下山する結果となった。

最初に食事をするのに選んだ場所が
風が吹き付ける寒い場所なのが根本的な問題ではあるが、
今後の冬の山での最悪の状況での食事を考えるいい機会となった・・・ (*^_^*)

まず、今回の体験を元にして冬の山での食事の必要要素を考えよう・・・

1.温かい食事である事。
寒い環境下なので食べ物が冷たいと、どんどん身体が冷える。
それに温かい食べ物じゃないと美味しく感じないし。^_^

2.素早く食事の準備ができて素早く食べられること。
いかに温かい食事であったとしても準備や食事に時間がかかれば
身体は動いていないので凍えてしまう。
寒い時には食事はスピーディに準備して
スピーディに食べ終わり、スピーディに片付けできるのが重要である。

3.寒さで指先は凍ってしまうのでグローブを装着したままで食事ができること。
道具を使わずに手で食べられるのが理想であるが
グローブを装着した手で食べ物を触るのは不衛生なので、できればそれは避けたい。
以前は割り箸でたいていのものは食べていたが
寒さで指先は凍ってグローブをしたままの手では箸が上手には使えない。
なので、グローブのままでも食事ができるように工夫が必要である。

そんな事を考察した結果の究極の冬の山での山メシが「カレーメシ」である。
調理は簡単。お湯を注いで5分待ちかき混ぜるだけ。準備も片付けも簡単である。
しかも、お湯を使ってのカレーなので身体も温まる。
それにこの料理ならグローブを装着したままで
スプーンを使って食べることができる。

だが、問題はこれ1つだけでは私には量が足りないので
「カレーメシ」を追加でもう1つ食べるか?
「カップヌードル」でも追加で食べることになるだろう・・・ (*’▽’)
まあ、どちらにしてもお湯を注いで待つだけで美味しくできあがる・・・

「カップヌードル」は3分で出来上がるので2つ同時にお湯を注いで
先に「カップヌードル」を数分で食べて、それから次に「カレーメシ」に取り掛かる。
そんな食べ方もできるだろう・・・

もちろん、スピード重視なのでバーナーは使用せずに
ちょっとぬる目のお湯かもしれないが山専ボトルから直接にお湯を注ぐ・・・
これで、準備簡単、調理簡単、食事も食べやすく温かい、後片付けも簡単・・・
全行程も10分くらいでスピーディに終えることができて
寒さで身体が震えることもないだろう。^_^

「なんだ、カレーメシか・・・ 
そんなものは知っているし、すでに何度も山で食べている」
って声も聞こえてきそうだがあえて
「冬の登山での究極の山メシはカレーメシだ!」と言わせてください。(*^▽^*)

それと、今までは山メシを食べるのには割り箸派であったが
これを機に山用のチタン製のスプーンとフォークのセットを購入した。(*^_^*)
アウトドアって感じでいいだろう。

週末には寒い冬の山に何を昼食に持って行こうと迷っている諸君!
迷わずに山専ボトルにお湯をつめて「カレーメシ」を持って出掛けよう。
それで、間違いはないはずだ。(*^_^*)

追伸。
今回の考察では冬の山にはバーナーは持っては行きませんが、
今後はバーナーを使用する際には高い標高や風が吹き付ける場所では
点火が困難になるので、登山用のマッチを購入して持参することにしました。(^_^)
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