先月のことです。
庚申山総合公園には群馬100名山でもある標高189mの庚申山があり、山頂まで300段以上の階段があるのでちょっとしたトレーニングを兼ねて散歩をよくしています。
その階段もそうですが、森の中の小径があり虫のでる季節には蚊や蜂など、山の中にもいるような虫がよく寄ってきます。
前に描いた絵があるので上げておきますが、だいたいこんな雰囲気の場所です。
その日も森の中を歩いていました。
前の方から何かブーンと小さな虫が飛んできたと思ったら左耳に当たりそのままその音が消えました。吸収されたような感じで。
「あれ?当たった虫はどこに行ったのだろう」と思ったらすぐに、耳の中でバタバタというかガサガサというか、小さな羽虫が動いているであろう音が聞こえてきます。
「ギャーあああああああ」と思わず叫んでしまいました。もうびっくり、しゃがみこんでしまいました。
耳の中に水が入った時のように耳を下に向けて叩いたりしてみたが出てこない。
懐中電灯を当てると出てくるような話を聞いたことがあったので、スマホの電灯モードを当ててみたが全く出てくる気配がない。その間にもバサバサと耳のなかでうごめく音がして冷や汗というか脂汗が出てくる。
常にバサバサ動いているわけではなく、何分か休んでまたバサバサが始まるといった感じで、中に入ってしまった虫も必死でもがいているようでした。
羽の音や耳の穴の中の感触からおそらくそんなに硬い感じではないので蜂ではなく、小さな蛾だろうなと思いました。とりあえず中で刺されるようなことはないかと。
それでも鱗粉やらなにかが耳のなかにつくと思ったり、バサバサと音がしているので三半規管に刺激があるのかだんだん気持ち悪くなってきました。
どうすればいいのだろう?
スマホでググってみるとオリーブ油などを耳の穴に入れて取り出すなどのような対処法もありましたが基本的には耳鼻科で取ってもらうのがいいようです。
幸いにも午後4時頃でまだ耳鼻科が営業している時間でした。
そこから乗ってきた自転車があるところまで歩いて10分くらい、自転車で10分くらい、バサバサと耳のなかでときおり蠢く虫にびくびくしながら耳鼻科へ着きました。
受付の人は私の話を聞いて「ひえー」と言ってました。
そこから診察まで20分くらいかかりましたが、その間にも時折バサバサしていて、叫び声をあげそうになるのをこらえていました。
やっと診察、耳の中をマイクロスコープのようなもので覗いて見ると(この画面は一緒に見ることができた)耳の穴の一番奥に体調6〜7mmくらいの蜻蛉のような蛾のような羽虫が見えました。やはり頭から入ってしまいUターンできずに一番奥に入り込んでしまったようです。そのあと吸引する道具でガーっと吸い取りました。
耳の中は傷などはなく、そのまま診察は終わりました。診察料は1700円くらいでした。
今回、幸いだったのは何といっても耳鼻科が営業時間内で、近くにあったことです。
これがもし、夜で耳鼻科がやっていなかったらどうだったでしょうか?
一晩くらいは我慢する?
私の実感だと耳の中に虫を入れたまま何時間もそのままでいることには耐えられません。
耳の中に油を流し込んで虫を殺して一緒に流しだす?
うーん、どうでしょう・・・
もし何時間もかけて来た山の中だったら・・・
山の中でこのようなことが起こる確率はものすごく低いだろうけれど実際に起こることはあり得ると思います。
その時はどうするのがいいでしょうか。
帰りだったらそのまま下山でしょうが、登りはじめだったら?
ーーー
私は耳掃除が好きで毎日入浴後にしています。
そうでないときもちょっと気になるとガサガサ耳掃除をしてしまいます。
あのガサガサが好きなのです。
医者によっては耳掃除はそんなにしなくてもいいと聞きます。
耳の穴に生えている毛は虫などが侵入するのを防ぐ役割もあるといいます。
私は頻繁に耳掃除をするので耳の毛が少なくなっていて虫が入りやすくなっていたせいもあるのかもしれません。真相はわかりませんが。
こんなこともあると知っていればいざというとき何かの参考になるかも知れません。
いや、ならないか(笑)
以上、耳の中の虫の話でした。
お読みいだだきありがとうございました。
やっぱりこういうことはあるのですね。
それにしても3cmとは大きいです!
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