マヌケなことで恥ずかしい限りだが、とうとうやらかしてしまった。
昨日、黍殻山北西尾根の取付き、倒木で倒れた鹿柵を越えようとして、バランスを崩した。とっさに柵の柱の上端を掴んだが、掴み切れず右掌をガリガリとやってしまった。傷は5〜6cmくらい。多少、出血をしたが、押さえていたらほぼ止まったので、別の場所から柵を越え、様子を見ながらゆっくり尾根を登り始めた。予定は黍殻山を越え、早戸川あたりまで行くつもりだったが、右手があまり使えない状況でバリルートは厳しいし、この傷だと一応医者へ行く必要がありそうな気がした。土曜の夜や日曜の診察は面倒なので、1時間ほど登ったところで引き返すことにした。
10時に帰宅し、10時半に近所の病院に着き診てもらった(土曜AMは通常診療で助かった)。
傷口を見た医師は
「あっ、これは縫わなきゃダメだなっ。準備するからそこへ寝て。」
局部麻酔を打って、傷口を消毒しながら
「結構、傷口深いよっ。重症だねー。」
と軽く言われてしまった。結局、何針縫ったかわからないが、縫合に30分くらいかかった。
山での怪我だから、念のため破傷風の予防注射も打った。
昨日今日、眠れないほど痛いわけではないが、右手首から先は痛みで動かせない状況。この日記も左手だけで書いている。
山では色々な危険に注意して行動しているつもりだが、少し警戒心が緩んでいた。柵の有刺鉄線には注意していたが、鋭利でもない柵の柱には無警戒だった。それでも相手は鉄だから、先端でガリガリとやれば負けるに決まっている。軍手もしていたが全く関係なしだった。
山へは今まで500回以上行っているが、とうとうやってしまったことが残念だ。ただ、救助要請をしたりで、他人に迷惑を掛けなかったことだけは救いと思っている。
確率的に100%の安全は不可能だが、これを教訓に、今後さらに慎重に行動したい。
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