2年目に、登山開始直後の胸の違和感から、登山外来でチェックをしてもらい、狭心症ではないことが分かりましたが、別の心臓疾患が見つかりました。
登山外来のメリットは、こんな時、山とどのように付き合えばいいかを、的確にアドバイスしてもらえるところです。
心疾患と行っても今のところ深刻な状況ではなく、心臓に過剰な負荷を掛けなければ、今まで通り山歩きを続けられるとのことです。
運動をすると血中の乳酸濃度が高くなり、その乳酸を血中の酸素で分解します。運動強度が高くなるいつれ乳酸の濃度が上がり、乳酸を分解する酸素を増やすために脈拍数が上がりますが、あるところで乳酸の発生量に対して、乳酸を分解する酸素の供給量が追いつかなくなります。この時の心拍数をAT値といい、心肺運動負荷試験で見つけます。
マスクを着け酸素の吸入量と二酸化炭素の排出量を測り、心電図、脈拍計で計測しながら、歩行機の上を歩き、歩行速度と勾配を上げていきます。これを行うと、どこで酸素の供給量が追いつかなくなったかがわかります。追いつかなくなっても心臓は必死に鼓動を続け、これが繰り返されると、血液の供給量を増やすために心臓が大きくなり、放置すると心機能の低下につながるとのことです。
私の場合はスポーツ心臓で心臓が少し大きめのため、特に注意が必要なようです。
今回でこの検査は3回目ですが、老化の影響でしょうかAT値が毎年少しづつ下がっています。2年前は120でしたが、今年は100〜110になりました。計測には誤差もあるので神経質に数値を見る必要はありませんが、これからは、心拍数が100〜110を越えない歩き方をするようにとのアドバイスをいただきました。
また、動脈硬化の進行度も気になるので調べていただきましたが、これは実年齢のより10歳程度若く良好でした。
最終的には年齢による機能低下はあるが、心疾患の進行は認められず、今まで通り心拍数を意識しながら山歩きが続けられるとのことでした。
しっかりとした根拠に基づいて、どこまでが安全かを具体的な数値で把握できたことで、大きな安心感を得られたことは間違いありません。
さて、検診が終わったら札幌の友人と一杯です。これもわざわざ北海道へ行く理由の一つです。
なお、過去の登山外来のレポは以下です。
(1回目) https://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=1985
(2回目) https://www.yamareco.com/modules/diary/149302-detail-161268
興味があったらのぞいてみてください。
はじめまして❗️
登山外来というのがあるのですね❗️
私も20代の時にスポーツ心臓で徐脈と言われましたがその後スポーツしてなく、登山再開してから暫くは問題なかったのですが、最近になって心拍数上げると左胸に痛みがあります。
呼吸も酸素が足りてないのに、ゆっくり深呼吸になってしまうので、休憩すると直ぐに心拍数は落ちます。
ただ、一度心拍が落ちるとそれから非常に疲れが貯まるのですが、同じ理由なのかと思いました。
循環器科の医者からは、心臓の血液供給量は一応正常(安静時)と言われてますが、動脈硬化は少しあると言われてますが、スピードハイクとかはあまりしない方が良いのですかね?
最近呼吸法を変えたり色々と試してましたが、逆に危険だったりして💦
tomo908 さん、こんばんは。
循環器系の自覚症状があると心配ですよね。私と友人は山に登っているとき、胸の違和感や感じるタイミングはほとんど一緒でしたが、原因は別でした。結局、調べてみないと分からず、何でもないかもしれないし、ステルス爆弾を抱えている場合もあります。
登山者検診を行っている医療機関は、ググるといくつか出てきます。私も初めての受診の時は、その中の幾つかにメールをしたり電話をしたり、近くの場合は直接訪問等で話を聞き、結局、一番親身に対応してくれた今の病院へ行くことにしました。
場所は札幌で半端なく遠いのですが、今回掛かった費用は、1泊2日の旅行費用が17,000円と検査費用が1万円の合計27,000円です。旅行費は会社の福利厚生で1万円の補助を引いた額ですが、これがなくても合計37,000円は、個人的に納得できる金額と思っています。
私の担当医はバリバリの登山者なので、登山という特殊な状況を十分理解したうえでのアドバイスがいただけるのは心強いです。
掛けた費用に対する成果の感じ方は人それそれでしょうが、個人的には十分満足しています。
kojiroh18様、こんにちは!
先日はアドバイス頂きありがとうございました。
取り敢えず、かかりつけの循環器科に相談し循環器専門病院で検査した所、異常は無しでした。
胸の痛みもなくなりました。
どうも睡眠不足が原因だったみたいです。
こちらの日記のように薬の副作用で2週間眠れなかったので。
https://www.yamareco.com/modules/diary/379580-detail-179061
心配していた心臓肥大も、いつの間にか無くなっていました。
何故か徐脈だけは残っていますが、現状支障はあまりないようです。
ありがとうございました!
tomo908 さん、こんばんは。
検査の結果、色々異常なしでよかったですね。
こう言う検査は、結果を見て安心を確認するのが普通で、時々異常が見つかることもあります。状況が分からず、いつも頭の隅に引っかかっているのは、精神衛生上よくないです。
20代まではいいですが、30代を過ぎると確実に右肩下がりになり、少しづつあちこちに不具合が出てきます。
神経質になりすぎるのもよくありませんが、私はある程度、自分の状況は知っておきたいと思っています。
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