長男は先週無事心臓の手術を乗り越え、日曜日に集中治療室から一般床に戻って来ました。
本来によく頑張ってくれました。
これからは日に日に回復と言ったところでしょうが、まだ傷の痛みや体力の低下もあるので、ベッド上のちょっとした動きもしんどそうです。グッタリしてるというか、なるべく動こうとしません。
「手術後は動いた方が治りが早くなる。」との事。
僕も10数年前の学生の時に盲腸を切った際に言われましたが、頭でわかっていても痛くてキツくて、ハイそうですかとは動けませんでした。それを7歳の子供に要求するのは無理というもの。切ったの心臓だし。
長男が動けないので色々世話を焼いてやります。喋るのがしんどそうなら「ごはん?」「テレビ見たいの?」と先回りで聞いてやり、食事は一口ずつ「あーん」と口に運んでやり、夜なかなか寝付けないなら、寝付くまで背中をトントンしてあげる…と、過保護を通り越して赤ちゃんを相手にするような状態。
(この日記も、背中トントンしながら、片手が空いているので書いてます(笑))
と、書き連ねるとまるでダメ親子みたいな甘やかしっぷりですが、長男は手術から集中治療室にいる間の、痛み、恐怖、不快感と大量にストレスを受けた事への反動から、親に甘えているところもあると思うので、暫くは徹底的に甘えさせてやろうと思います。そのうち、子供だからこそじっとしていられなくて、勝手に動き回るようになるだろうし。
さて、長男が入院しているT大病院の小児科病棟は、沢山の子供が入院していて、長男同様心臓手術で入院しているらしい赤ちゃんや長男より幼い子供達も見かけます。
そこで回りを見ていると、7年前の長男の事を思い出します。そうだった、うちもこんな感じだったな、と。そして、長男は本当によくここまで大きくなってくれたと改めて感じます。
長男は、生まれる前から先天的の心臓病であることがわかっていたので、T大病院で生まれ、そのまま入院。4度の大手術(カテーテルを使って、とかの比較的低リスクの手術だと、もう何回やったか正確に覚えていない)を経て、初めて家に帰ったのが生後7ヶ月。オーバーな表現ではなく、「生死の境目にいた」時もあります。あの頃は、無事成長出来るのか、手術で生じたマヒや長期入院による発育の遅れが障害として残ったりしないか、と不安だらけでしたが、無事小学校に通えるようになりました。
そして昨年から、突如山を始めた父親に付き合い(?)、奥多摩・奥武蔵山域にて、日和田山、天覧山、多峯主山、宝登山、御岳山、日の出山の6座を制覇。(御岳山の登りケーブルカーと宝登山の下山にロープウェイ使ったのは大目に見て)。
みな、お気楽なハイキングコースな低山ですが、長男が生後すぐ生死の境目にいたことを考えれば、登山が出来るなんてものすごい成長と回復なんだと改めて思います。
入院も手術も良いことでは無いですが、改めて長男が病気と戦いながらも、しっかりと成長してきた事を思い返した次第です。
さて、手術は一段落したので、次に気になるのは退院の時期。…だって、一番しんどいのは入院してる本人の長男だとしても、付き添って泊まり込んでる僕もキツいだもん。
手術も終わり術後の回復期に入ったので、入院付き添い生活は折り返しに入ったといったところかな?人工心肺を使ったので、心臓の回復を見るまで時間が必要で、退院は「何も問題がない場合の最速で、手術から2週間」と聞いているので、やはり6月いっぱいは病院かなぁ。
職場と病院の往復に、腰が痛くなる付き添い用ベッドと、僕の方もなかなかしんどいけど、長男と共にもう少し入院付き添い生活を頑張ります。
Nao3180
手術の成功と順調な回復おめでとうございます。
お子さまはご本人はもとより、Nao3180さんをはじめとしたご家族のご心労も大変なものだったとお察しします。
ひとまずは大きな山を越えて一安心ですね。
7歳とはいえまだ小さいお子さんですから言葉で表現できない不安が沢山あったこととお察しします。
生命の危機を乗り切ったお子さんですからそれは怖い不安な思いをしたことでしょう。
もう大丈夫、よく頑張ったの思いで接されていると思いますし、決して過保護、甘やかしではないと思いますよ。
うちの子も幼い頃に入院したときは本人も家族も不安な思いをしましたが、家族が団結して病と戦いましたよ。
そんな息子ももう18歳。
しっかり、自立した考えを持っています。
いま不安な時期にしっかり甘えさせて上げて不安を取り除かれることが、お子様の次のステップにつながるのではないかと私は思います。
まだ闘病が続かれると思いますが、Nao3180さんを含めてご家族が倒れたりしませんようにご自愛されて、頑張って下さいね!
kuutarouさん
コメありがとうございます。
また、お気遣い頂きありがとうございます。
付き添っている身として肉体的な負担は有るものの、日に日に回復していく姿を見れるので、精神的には前向きに過ごせています。今回の入院も折り返し地点は過ぎた、もうすぐゴールは見えるものと思い、過ごしています。
が、今回一番頑張っているのは、他ならぬ当事者の長男。彼の頑張りに比べたら僕の大変さなんて。
今の時期に甘えさせてあげることもそうですが、手術頑張ったこと、リハビリで今まで通りの行動が出来るようになったことなど、頑張った長男を沢山誉めてあげようと思います。
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