シルバーウイーク山行のトラブルの件について。
夕食が終わった所まで山行記録に書いた、その続き。
テントに戻ってまず寝床の用意。去年買ったEXPEDのエアーマットに空気を入れる。これ快適なんだけど、準備と片付けがちょっと面倒。
さて、コーヒーでも飲みながら明日の行程をチェックするか、とヘッドランプを取り出しスイッチをONにすると、・・・あれ？点かない。電池切れかな？と思い新品の電池に入れ替えるが、やっぱり点かない。電池の入れ方を間違えたかなと思い、いろいろやってみるが点かない。そうこうしているうちに日が暮れて、どんどん周りが見えなくなっていく。叩いたり振ったりしてたら一瞬、ピカッと光ったがその後は何にも起こらない。どうやら、本当に壊れちゃったようだ。
ヘッドランプが壊れて真っ先に考えたのが明日の朝のこと。小屋のご主人から、「肩の小屋のテント場に泊まるなら、北岳山荘に12時までに着くようにしてください。」と言われたので、できるだけ早く（疲れ具合を考えて）出発したい。そのためには暗いうちから朝食、テント撤収をしなければいけない。ヘッドランプが使えないと明るくなるまで動けない。出発が遅れてしまいう・・・。それに今夜、トイレに行くときだってこまるゾ。どうする？
この後、さらに別のトラブルが続く。それはエアーマット。
横になっていると、じわじわと空気が抜けていくではないか！30分ぐらいで背中やお尻が地べたにくっついて冷たさが伝わってくる。テントの中は気温１０度を下回り、地面はもっと冷たい。
原因は推測できるので、明かりがあれば対処はできたと思うが、いかんせん真っ暗で何も見えない。ＥＸＰＥＤのエアマットは、空気注入口にゴムの弁が付いていて、それが逆流を防ぐようになっている。ところが、私のマットだけかもしれないが、この弁がけっこう簡単に外れてしまうことが時々ある。外れると空気が入りきらないし、空気抜けしやすくなる。暗闇の中、手探りで調べてみるとやはり弁がない。
初めのうちは抜けるたびに空気を入れ直していたが、きりが無いので諦め、他の方法を考えた。衣類を下に轢いても冷たさはあまり変わらない。ザックを下敷きにすると半身は冷たさを防げるが、いろいろな物が体に当たって痛い。どれも寝にくいには変わりない。横になっているとかえって辛いので、起き上がってシュラフに包まりウトウトするくらいしかできない。世の中にはどんな状況でも寝られる人がいると思うが、自分にはとても無理。結局、ほとんど寝られないまま、起床予定時刻を迎えてしまった。
改めて状況を整理し直すと
�．悒奪疋薀鵐廚�使えない。
�▲泪奪箸盪箸┐覆ぁ�
��次は北岳の稜線に泊まる。気温は氷が張るほど冷え込む。
�△鉢�は小屋泊にすれば何とかなるし、�，皹洞舛鮠�なくできる。じゃあ、小屋泊にするかと決めかけたところで、
�ぁ，曚箸鵑豹欧討い覆ぁ�
という状況が加わった。疲れがとれずボーとしている状態で、結局、これが決め手になって下山を決心した。
今回は軽量化のため、いつもは持って行く装備を省いたところもある。LEDのランタンもその一つで、もしそれがあったら、マットの修繕も早朝の出発準備もできていたかもしれない（登山道を歩くには暗すぎるが）。すべての装備はパッキング前に使える状態かどうか点検をしているが、それでもこういうことが起きる。教訓にはなったが、残念な気持ちは残っている。明かりに関しては、バックアップは必須だと思った。
帰宅後、装備を整理していたら、ヘッドランプ（ブラックダイアモンドです）は点灯した。ただ、時々点かなかったり、逆に消えなかったりする。何とも信頼できない奴になってしまった。なので、これは買い換えることに決めた。マットの方は、弁が本体の中に入ってしまっていて、取り出すのに苦労した。はめ込んでみたが，また外れる可能性が高い。使い物になるのか、しばらく試してみないと分からない状態だ。
はじめまして
お気持ちよく分かります。
先週日曜同じ会社のヘッデンで同じトラブルに逢った者です。症状も同じです。
連れがパナソニック製の持ってますが動作は安定してます。（信頼の日本製か
メカは詳しくありませんが
参考までに・・・・
beatlesさん コメントありがとうございます。
同じBDのヘッデンでトラブルと聞いて、ああ、他にもあるんだと納得しました。
そういえば、昔は自分もパナソニック製（ナショナルでした）を使っていたことを思い出しました。電池ケースと本体が別の今から見ればバカでかいやつです。
今日、新しいヘッデンを買ってきました。milestoneという日本の新しいブランドの製品ですが、maid in chinaなのでとんなかな〜？という感じです（ちょっと実験台の気分）。
使ってみた感想は、またアップしようと思います。
こんにちわ‼
トラブル重なっちゃいましたね
エクスペドのマットのデメリットですよね....ウレタンが入っていないので空気が抜けてしまうと使い物にならないのは
明かりは、暗闇での電池交換用に飴玉より小さいライトを持っていっています
マットやヘッデンの修理、暗闇を登山ができるほどの明るさは無いかもしれませんが、あると便利ですよ
ha-chan2013さん コメントありがとうございます。
マットはタイプによって、やっぱり一長一短ありですね。つくづく実感しました。登山を始めた頃は、シンプルなウレタンのマットで、しかも長さが１２０ｃｍの物を使っていました。足らない部分はザックを轢いていましたが、ザックもシンプルだったので敷物として使っても違和感少なく使えたように思います。
バックアップ用のライトをいろいろと検討してるのですが、「飴玉より小さいライト」はどんな物か興味ありますね。
災難でしたね。
明かりは複数持ち歩くことをお勧めします（百均キーホルダーLEDライトでも結構、夜歩きに使えます）。
自己注入式のマットは4回（3種）のパンク（冬場2回）を経て使用放棄しました。リペアキットを持っていてもパンク箇所の特定は困難です（帰宅して、浴槽を使ってもわからない！）現在、無雪期はホームセンターの青/銀マット、積雪期はリッジレストを使っています。コンパクトにはなりませんが、故障の心配がありません。いずれも半身サイズにカットしてザックに収納しています（外付けしません）。
1000beroさん コメントありがとうございます。
帰宅後、マットの空気注入口の弁を直し、一晩寝てみました。短時間で空気が抜けることはなかったですが、新品の頃に比べると、確実に空気は抜けやすくなっていると感じます。エアーマットは今回で２つ目ですが、以前使用していた物も、２年ぐらいで原因不明の空気漏れが起きました。結局、エアーマットは経年変化や使用状況による空気漏れが避けられない物だと考えるべきなんでしょう。（かつてのプラスチックブーツを思い出しました。）山道具はシンプルで信頼性の高い物が一番。原点に返って考え直すきっかけになりましたね。
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