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今年は何かと用事があったり、予定の日が雨になってしまったりと、
なかなか山に行けずにいた。
メンバーは全部で８人。
その内、全くの未経験者が４人。
ほぼシロートが３人。
あとは自分が山登りを初めて10年
…っていうくらいのシロート軍団。
ピッカピカの登山用品、借り登山用品に身を包み、
意気揚々と駐車場をスタート！
しばらくして、足を痛めたりするハプニング…
目的地への分岐点を見逃し、少し余分に歩いたり…
登山道を枯葉が覆い隠していて、踏み跡が見えなかったり…
そんなこんなで、予定コースを大幅に変更する。
時間もいたずらに過ぎていく。。。
踏み跡がハッキリしない登山道で、道も歩きにくく
目印となる赤テープもまばら…
ガスも出はじめるし、今にも降り出しそうな雰囲気
ここで決断の時期。
�� このまま下る
�� 明瞭なルートまで引き返す
恐らくルートは合っているので、自分１人であれば
そのまま下る�，鯀�択するのだが、今回は…
初心者が多く、山歩きに慣れていない。
このルートでは怪我への負担も大きいのでは…
時間的には、稜線まで引き返して別ルートを取るには
ギリギリの時刻か…
日没までに、車道に出られるのか？ …etc
かなり悩んだ。
悩んだ末、�¬昔討淵襦璽箸泙念�き返すことを選択。
メンバーには時間、体力ともに余分な負担を掛けてしまった。
結果としては、明るいうちに無事車道までたどり着いた。
辺りが暗くなるまで、３０分といったところ。
本当にホッとした
自分以外のメンバーは、そこまで危険に感じていなかった。
信頼してくれていたから。。。
だからこそ、今回の山登りは自分が情けなかった。
メンバーの力量、ルート選択、季節、リスク管理…
どれも中途半端に把握しているだけで、
一歩間違えたら、引き返さずにもう10分下っていたら
「遭難」していたかも…
そう考えると恐ろしく感じた。
鈴鹿の山域は、毎年行方不明者の発生する場所であり、
当然ながら注意しなければいけないエリア。
自分は何度も行った事があるからと、甘く見ていた。
「遭難」は絶対に「回避できる事故」であり、
そのためのリスクマネジメントは、登山者の義務だろう。
引率者であれば、全員を無事に家に届ける責任がある。
今回は、引き返して長距離を歩く体力と気持ちを持っていてくれた
全メンバーに助けられて、山登りを無事に終えることができた。
本当に感謝…ありがとう。
そして、次にはこんな事が起こらないように、
全員が楽しく山に登れるように注意して計画を立てようと思う。
それが、自分の義務であり、自分のためでもあるから。。。
最後に、御嶽で亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
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