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登山シーズン開幕を迎えて、今思うことを少し…

登り始めた当初は、山で10代20代の若者なんて少なくて、
「若いね〜」「元気だねぇ〜」なんて言われて、ちょっと恥ずかしかった。
3年遅れて始めた妻(当時は彼女)に至っては、山で若い女のコは希少で、
すれ違う人すれ違う人、み〜んなに声を掛けてもらったものだ…。
最近では、どこに行っても山ガール。(マイナーな山は除いて)
新品でカラフルなウェアを身につけて、
ファッションの一部として登山を楽しんでいる

彼女たちを見ていると、嬉しいような、邪魔なような、心配なような…
何とも言えない複雑な気持ちになる。
静かな山歩きを楽しみたいのに…

そんな思いを抱いているヒトは自分だけではないだろう。
自分がやり始めたころは、ヒトとは違った趣味で、
ちょっとだけ自慢だったのに、今となっては「趣味 山登り」って、
すっかりミーハーに思われちゃう。。。
本音を言うと、
「早くブームが過ぎて、静かな山に戻って欲しい。」
「でも、登山者が減ると山小屋の経営が厳しくなる。」
なんて、山に行くたびに自分勝手なコトを考えている。
自分だって、大ベテランの方々から見たら、完全な新参者。
きっと同じように思われている…
「何で山登りがブームなんだろう?」って思う今日この頃。
…となると、そもそも「なんで自分は山に登るんだろう?」
妻と一緒に、テントを担いで苦しい思いをして、汗だくになって、
風呂にも入れず、トイレも不便…


1人で登るときなんて、話す相手もいなくて。。。
「何が楽しいの?」ってよく言われる。
答えは決まって「わからない。」
…なんでだろう…
まだ自分自身の答えも見つかってない。
なのに、最近のブームに乗った若者に、同じことを問う。
変な矛盾だ…

今年、自分はもうすぐ父親になる。もちろん妻は母親になる。
そうなると、山に行ける回数は当然のことながら減る…
行けるとしても、1人での登山になるだろう

もちろんテント泊でも…
だから、
今年は自分なりの答えを探しながら…というか探しに、
1人で汗かきながら、ツラい思いをしながら山を歩こうと思う。
まぁ、答えなんて出ないだろうし、出る必要もないけど。
何となくテーマが欲しかったから。
そんなコトを考えると、山の中・テントの中で過ごす一夜が、
なぜか今から楽しみで仕方ない

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