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酒林というのは、造り酒屋の軒先に吊るされている杉玉のことです。
新酒が出来ると青々としたものに架け替える習わしです。
既に新酒の出荷は始まっているものの、私の蔵では暦の上で春を迎える「立春」の日に合わせて架け替えることにしています。
実際の作り方は改めてアップしますが、昨日、原料となる杉の葉の確保に向いました。
場所は杉の伐採を行っている現場となります。
毎年地元の業者さんにお願いをして、このタイミングで採れる場所をご紹介戴いています。
昨日は朝の仕事を片付けてから、前掛け、枝切ノコ、ヘルメットなどの道具一式を携えて、四駆の軽トラで現場に向かいました。
現場に到着したのは午前11時過ぎでした。
短い昼食タイムを交えて、正味3時間半かけて、軽トラの荷台一杯の杉葉を戴いてきました。
また、チェーンソーの音が響く中、大木が次々と倒れていく様は圧巻で、山作業の大変さを感じました。
既に年内の山行は諦めていますが、里山の空気を吸いながら過ごせるこのひと時は至福の時間でした。
これで今週末から、新しい酒林の製作に取り掛かれます。