■ザゼンソウ(座禅草)。
〈サトイモ科ザゼンソウ属〉
多年草。
川のほとりや山地の湿原などやや湿度の高い場所に自生する。
花期 1月〜3月。
和名は花の形が座禅を組む僧侶の姿に見えることから。
ザゼンソウは雌雄異熟の両性花で雌しべが成熟しその後雄しべが成熟する雌性先熟。
穂状花序(すいじょうかじょ)の主軸が肉厚に膨らんだものを肉穂花序(にくすいかじょ)
といい、暗紫色の仏炎苞(ぶつえんほう)の中に多数の花をつけた肉穂花序が収まってます。
花を咲かせる時に肉穂花序自ら25℃くらいにまで発熱し雪を融かして顔を出します。
発熱時には生臭い悪臭を放つそうで、臭いは寒い時期にわずかにいる虫(ハエの仲間?)をおびき寄せ花粉を運ばせるためと考えられているようです。
発熱は雌性期に発生し雄性期に終わります。
※写真3枚共に花粉を付けた雄性期。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する