今、大雨の上高地にいます。寒いです。先週の尾瀬が夏の気温だったのに、一気に冬山装備です。慌てて服を着込んだけど、まだ足りないかも。尾瀬といいメジャーなところが続きますが、上高地は高校1年生以来です。
上高地の河童橋から奥穂高岳を直登したのでした。教師引率のワンゲルですが、所詮文科系サークル。丹沢を数回経験しただけで、しかも悪天候をついてでしたから、無謀としか言いようがありません。切り立った岩場で霧に囲まれ冷たい雨に打たれ寒さに震えながら、もうダメだと死を意識した生まれて初めてのことだったと思います。
しかし、その数十分後、上から小学生がバスケットシューズで降りてきたのでした。そのお陰で生き返ったのではなかったか。あの子の靴で登れるんだ、もうダメだというネガティブ思考から脱出できた。
??今思うと小学生のバスケットシューズで穂高の岩場を降りられる筈はありません。穂高岳山荘に近かったし、その頃には天気も回復してきたので山荘の子の散歩だったのでしょう。でもその一瞬だけが記憶に刻まれています。そんなわけで、高校1年の上高地は楽しい思い出も風景の記憶もないのですが、高校生への人生的教育効果は高かったように思います。
??こうして今回の「秋の山と温泉旅」第4弾は、追憶の旅です。上高地や穂高岳をみて、どれだけ当時を思い出せるか。そして、かの時には余裕がなくて楽しめなかった風光明媚な山岳風景。もちろん穂高岳の山頂は目指さないのんびりハイキング山旅です。もっともヘルメットは持ってきた。しかし、数日間天気が悪そうだな。天候を睨んで行程変更を検討中です。
??写真は大正池。穂高連峰は雲で見えません。見えているのは焼岳。これを登るつもりだったけどどうするかな。今回の天候は風光明媚どころではないし。
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