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ふとある時、とある書物とお話しに「自分の事は勘定に入れず、相手の事を考えて行動すれば自ずと答えは出てきます」と言うお話を観て聴きました。
つまり、「貴方は登山道でたった一人で怪我をしたり、体調不良に陥り動けなくなった人を放っておけますか」という心です。
安心・安全の装備は自分だけではなく、見知らぬ人々の命を助けるという事です。
仕事もそうですが、人から感謝されたり、お礼を言われたりする事は嬉しく、励みになります。
人は、人から感謝されることに生き甲斐を感じます。「自分は大丈夫、怪我や遭難に遭わない」と思っている人でも、怪我をしている人を助ける、無命を助ける事が出来る装備を持ち歩くと思ったらいかがでしょうか。要は考え方、見方を変えてみる心と思います。
そう思えば決して「邪魔な装備とか、重くなるから持たない」とか思わなくなると思います。
ホワイトアウトの中、何十回、何百回も通った道もあせって平常心が無い人ほどつまらぬ思い込み、勘違いで道迷うことはベテランでもあります。体力、筋力が充実していても些細なことで滑って転んで怪我をすることも当然あります。
先ずは命を護る事を第一に考えた装備を持参して参りたいと思います。
私の装備
ツェルト・SOL Emergency Bivvy ・サバイバルシート(どれか一つか組み合わせで装備)・ヘッドライト(予備電池含)・笛・磁石・テーピング２種類(傷等の部位により使分け、包帯の代用)・飲料用以外の予備水５００ｍｌ(洗浄水として使用)とペットボトルの蓋(中央に1.5mmの穴を開けてます。水をシャワーのように噴射して傷口を洗浄する為)・医療用ゴム手袋・三角巾・ガーゼ・絆創膏・医療用ハサミ・傷当てパッド・消毒液・毒虫用リムーバ・防水の袋
全ての装備重量は1kgもありません。
人を助ける装備として持参していたいと思います。そして、何より一番大事な装備は己の心の装備と胆に命じたいと思います。
