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自身がこの夏で予定以上に登りたい山に登ってきたこと、それが故に出費がかさんできたこと(笑)、そして御嶽山の天災と。
ひとつここはブレーキをかけるタイミングなのかな、とあえて山行から離れた休日を選択した。
山に行かない日は対外美術館に繰り出すことの多い私は、間もなく終了する国立科学博物館で開催されている「太古の哺乳類展」を見学してきた。
山に入っているときにふと出くわす野生動物。会いたくない動物も当然いるのだがやはり興味はある。
太古の昔には街など当然なく山も平地も動物たちの楽園だった。それが途方もない長い時間をかけまず環境が変化し、次いで動物たちが進化した。環境に順応できない種は淘汰され、また環境の変化によって生まれた種もいる。現在の日本列島が形成される以前はユーラシア大陸(もっともこの時はユーラシア大陸自体がアフリカ大陸などとひと塊だったようだが)のいちぶ
絶滅した動物は得てして大型のものが多く、普段山で見かけている鹿も絶滅種で最大級の鹿は現在のヒグマよりもはるかに大きな体躯を持っていたことにも驚かされる。
何万年、何十万年、何百万年とかけて変化する自然と動物。私の費やす時間とはあまりにも違いが大きすぎるため見学後はなんだか時間をゆっくり使いたくなり、上野公園で昼寝をしてしまった。
のんびりした後は地元に戻ってボルダリングジムへ。一人で行くにはどうにも抵抗があるのだがそれで行かなければいつまでたっても上達しないので意を決して行ってきたのだが。
私以外の人たちがみな常連さんで腕前もはるかに上。どうにも肩身が狭くカッコつけるわけでもないが低い級の課題が全く登れず無様な自分。辛くなりわずか1時間で撤退した。
私の進化は環境の変化とはまた別の所でゆっくりのようだ。