![]() |
しかし、3000m級の稜線では、ひとたび天気が崩れると真冬の様な吹雪もあり得ます。
天気予報をチェックするのはもちろん。装備も一部削りつつ冬に準じて準備します。
そんな中、日帰りで3000mを超える山頂を目指している中年の方がいました。
日帰りにしては歩みがゆっくりで、追い抜く時に冬季小屋のことを聞かれたので気になっていました。
この方は結局時間的に登頂できず、下山しようにも夜になりそうだと避難小屋へやってきました。
持っている装備はエマージェンシーシートだけ。食料も1食分だけ。
冬季小屋がいくら室内だと言っても、朝方の気温は氷点下8度くらいです。この方は朝までシートに包まって過ごしとっても寒かったそうです。
夜中にあまりに寒そうにしているので、天気もいいのでこれから一緒に下山しましょうかと声がけをするも、暗い山道は歩きたくないという事で、朝まで我慢してもらいました。
結局、日の出とともに下山されていきました。
今回は結果として事故にはなりませんでしたが、凍死してもおかしくない状況です。
残雪期のアルプスはいいお天気だと誰にでも登れそうな気持ちになりますが、この時期の高山を甘く見ると痛い目に遭います。
しっかり準備して、事故の無いよう楽しみましょう!
それにしても夜間の下山への同行を提案するとは男気がありますなあ
夜中には結構震えていたし、加えて夕食は食べられていたので、このままより体力があるうちに標高を下げた方がいいかと考え下山の提案をました。
問題は新月に近く真っ暗だったことですが、とってもいいお天気だったということもありました。
途中、滑落の危険がある場所2ヶ所はほぼ確実に覚えていたので、位置確認さえ怠らなければ行けると思いました。
もし実行する場合には、警察に連絡するとか、併せてHighlandさんを電話で起こしてリアルタイムで位置情報をワッチしてもらおうとか、いろいろ想定していました😅
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する