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今回は 前と同じに山頂の南東部の展望地にテントを張り 入山と黒河山をやって できれば樺山も・・というつもりで出かけた。
今回は 雪対策もばっちりでアイゼンはもちろん二重靴やワカンも準備し、水はその代わり担がない予定であったが、登山口にほとんど雪がなく、逆に水を担いで夏靴に代え、 ワカンも車に置いた。 テントは一人用の外張りを新調したが、これも置いて 夏用フライを持って登山開始。
案の定 雪は少なく 山頂尾根の樹林帯ではなんとか雪で水が作れそうだが、笹原は積雪というほどの雪はなく しかも鹿のフンがいっぱいで 下手をするとこれも取り込んでしまいそうで、水を担いで正解だった。
今日は クリスマス寒波の到来とマスコミがうるさいほどであったが、こちとら ドピーカンで 雲ひとつなく 風もほとんどなく素晴らしい天気で仙丈・北岳・中白根・間ノ岳(農鳥の頭も少し)塩見・中岳・赤石・聖まで素晴らしいパノラマであった。 特にここからみる塩見岳は素晴らしい存在感だ。
笹山は もう4回も上がっている(すべて雪のあるときだけ)が、 入山には 途中までしか行ったことがなかったので 今回はこの入山と 反対側の黒河山の山頂も踏んできた。 笹山と入山の間の尾根は展望も素晴らしく、遠く乗鞍や穂高連峰まで見えた。 この笹原は 南ア深南部の不動岳の鹿の平や丸盆岳のカモシカ平を彷彿とさせる気持のよい所だった。
入山から引き返そうと思っていったん下り始めたが、後ろ髪をひかれ また樺山へ向かった。 しかし 雪でルートが分からず少し進んだところちょっとした絶壁の上に出てしまい、 東側を巻かないとだめなようだった。(ほんの20mぐらい戻ればよかったが) その数メートルの高さの絶壁からルートを見たらかなり下らないといけないようで、 ここで行くのをあきらめて 踵を返した。
天気は良かったが 気温が低く風がなくても 顔が凍えてこわばって痛かった。 夜12時ごろ、 行動用のハチミツレモンのジュースがもうバリバリに凍っていた。 もちろん水もペットボトルの中でカチカチであったが、 アルミボトルにお湯を入れて湯たんぽにした水を温め直し、ペットボトルに入れて溶かして朝の食事をした。幕営地から ほんの1時間で登山口へ下りてしまった。
入山時に 地元のハンターにあっただけで誰にも山中で逢わず 素晴らしい景色を独り占めして 大満足であった。
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