13/365 15km 70分 ジョグ〜ファルトレーク
今朝もそう寒くなく、手が凍えなかった。走り終わってもまだ暗いままで、まだまだ夜明けは遅くなるなぁ。でも今日は冬至。
昨夜の実行委員会で募ったボランティアのトレイル整備機動隊、5名。雪解け後すぐに活動開始できるように、ToDoリストを作成しないと。
昨日、教えてもらった鏑木毅氏のキャンサーネットジャパン主催のセミナーでのレクチャー「トレイルランセミナーと、もっと知ってほしい胃がんのこと
「トレイルランで心を鍛える〜UTMBで極限を乗り越える」」というものを見た。
http://www.cancerchannel.jp/posts/2011-12-17/9289.html
以前、私の地域でガン患者の「生きがい療法」というのを実践し、効果を上げた病院がある。モンブラン登頂をめざし、練習し努力し、心身を活性化しガン治療につなげるものだったと思う。
この鏑木氏の話はそれとは違い、彼のやっている「トレイルラン」がいかに素晴らしいか、を話しているようにしか聞こえなかった。「苦しい時、もう辞めたいと思うとき、その苦しささえ楽しもうとした」というが、自分が好きで始めたことで、好きな仕事としてやっていることなのだから、当たり前のはずだと思う。
今年のUTMBには私の友人で大腸がんの患者でもある友人も参加したがDNFというか自分でストップした。一昨年のNHK番組で有名になったスイスの高齢のシュバイツアー選手はガンで亡くなった。ガンに好きでなる人はいない。言われのない不条理な戦いを強いられている。
ガン患者もいる聴衆への言葉で「苦しみを楽しむ」とは、私には言えない。
また映像を見ていると、まるでUTMBはモンブランを走るかのような誤解をもってしまう。あれは一般登山者がモンブラン山群を見て回るために二十世紀はじめから整備されたいわば山裾を回るトレッキングルートだ。標高だってそれほど高くはない。
また遅い選手のことを「登山者に毛が生えた程度の」という表現をしているのには驚いた(毛が生えてない登山者か、ワシは・・・)とオヤジのボヤキ。
ちなみに私は来年で100マイルのトレイルレースに出るようになっって丸20年になる。鏑木氏より長くトレイルランを愛しているし、歴史も見てきた。もう少し他のスポーツや人間に対して配慮ある言葉を選んでほしい。彼の言葉を丸呑みにする信望者は、とても多いのだから。
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