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来週の休みがとれない事を理由に先週までの週末山行は激しいものとなった。
さすがに山行後の疲労感は否めなかった。
今週末は休息日と思っていた。
いざ前日仕事を終えて帰宅して雑用をこなし一息つく。時間は20時前。ふと思う。
今から山に行けば明日は明日で休日と出来るのはでは?
明け方までには帰宅出来るだろう。
急ぎ用意し出発する。
22時、小袖駐車場着。
肌寒い。トイレの気温計は18℃を知らせている。
アルプスなら10℃を下回る。
半袖の上から雨具を着込み、短パンはやめにし長ズボンとする。
いつものように多目に水分を摂る。
靴紐を締める。
足早に登山口を目指す。
23時前、堂所まで7分目といったところ。
身体が怠い。揺れるランプの光に酔う。
正直、下山したくなってきた。
とりあえず堂所を目指す。
30分後、堂所着。
横になって休みたい。
白湯を沸かす。
食べ物を二、三口に倒木と指標を枕に横になる。
少し寝るか?
さぁ、どうする?
帰るか?
悶々とする。
焦らず行きますか。
30分くらいリラックスする。
歩くことに。
ブナ坂に出る少し前から鹿の群れに四方から囲まれ視線を感じる。警戒している様子は無い。こちらも気にせず歩く。
1:30前、ブナ坂に出る。
ここでも白湯を飲み、しばしリラックスする。
月がキレイに顔を出している。
静かだ。時折、動物の気配を感じるくらいだ。ほとんど物音一つしない。風も無く静寂そのもの。明日になれば登山者で賑わうこの場所も今は私一人だけだ。
ヘリポート前より強い眠気に襲われる。ヘリポートを過ぎ寝床になりそうな場所を見つけ、ザックを枕に横になって休む。芝のように生えた草が優しく身体を支えている。
図太くなったものだ。
こんな場所でテントもマットも無くごろ寝出来るようになった。
少し休んだらまた歩こう。
歩き出す。
呼吸を整えゆっくり歩く。
午前3時過ぎ、避難小屋が見えた。
ブナ坂に出てからはランプはほとんど使わない。
山に溶け込んだ気がする。
小屋前の坂を月明かりをたよりに登る。
「ピュイーーーーッ」
突然、鹿の警戒の鳴き声が辺りに響く。
小屋と指標が薄暗い中ボンヤリ見える。
小屋の扉を開けてみると框には2、3のシューズが見てとれる。
さぁもうすぐだ。
3:15、山頂。
夜の雲取は日中とだいぶ違う。
人工物は闇に溶かされ黒く背景となる。日中は仰々しく立っている百名山の指標も視界から消え、月と千切れて薄くたなびく雲、それに山塊が目の前に広がる。
三角点を背に月に照らされ雲に覆われた大菩薩連峰を肴に憩う。
帰ろう。
8/17
22:15 登山口
23:26 堂所
8/18
1:22 ブナ坂
3:15 山頂
行動時間 3:47
3:58 山頂より下山
5:59 登山口
行動時間 1:55
ザック190g
背面中空パッド 90g
トレッキングポール 296g
雨具 431g (217g 207g)
化繊綿入りジャケット 272g
ストーブ+カートリッジホルダー 77g
ガスカートリッジ 225g
チタンカップ330㎖ 53g
プラティパス 1ℓ ×2 48g
3.386g(ミネラルウオーター込み、トレッキングポールは含まない)
粉末コーヒー 4本
エイヨウカン ×3
カロリーメイト2本入 ×3
塩飴 ×6
菓子パン ×1
インスタントラーメン
ミネラルウオーター 2.0ℓ
スタッフサック 必要数
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