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参加するのは3回目。コンテンポラリーアート(現代美術)の祭典なので、どの作品もまあ訳が分からない(笑)。何を表現してるのかを想像しながら鑑賞して、解説を見たら全く違ったというのが私なりの現代美術の楽しみ方です。
瀬戸内国際芸術祭の良いところは美術作品は関係なく船に乗って島めぐりしてるだけでも楽しいこと。船旅というのは飛行機や新幹線と比べて「旅をしている!」という感じを掻き立ててくれます。
人気の島は直島、豊島、小豆島ですが、混んでいるのはわかっているし何度も行っているので、今回は以前から行きたかった大島に加えて女木島、男木島に行きました。
【大島】
以前から行きたかった今回の旅のメインの島です。
この島は他の島と違い特殊な事情があります。
大島はハンセン病(らい病)の国立療養所のある島。
今は完治できる病気でありそれほど恐れることはないのですが、病気の性質上、かなり外見が変化することもありひどい差別の対象になりました。
ジブリの「もののけ姫」で包帯を巻かれた人達が描かれていましたが、その人たちが患っていたのがハンセン病です。
今も島には40人ほどの以前は患者であった方たちがお住まいで、その方たちの生活圏以外の部分を開放して見学できるようになっており、差別の歴史と関連した作品が展示されています。
かつては1000人を超える方が居住、というか強制的に放り込まれ島を出ることも子供を作ることも許されず(中絶させられた)、ここで生涯を終えるという凄惨な人生を送られました。
今ではそんな歴史も感じさせないくらい美しい花の咲く静かで穏やかな島です。
この島は日本の歴史の暗い部分のひとつとして一度訪れてみては良いのではないかと思います。
希望者にはガイドさんが30分ほどの無料ツアーをしてくれますのでおすすめです。
【女木島】
女木島は比較的大きな島ですが、作品は港近くに集まっています。今回は行きませんでしたが山の上には大きな洞窟があります。
なお、女木島は鬼ヶ島伝説が残る島といわれており、鬼を前面に押し出しているイメージで洞窟も鬼関係のものがいっぱいです。
この島は海水浴場があり砂浜も広く、キャンプ好きの人には良いと思います。
【男木島】
ここは・・・とにかく猫です猫(笑)!
猫好きにはたまりません。
男木島は猫島として有名ですが、特にちゅ〜るなど持っていなくてものんびりゆったりと寄ってきます。撫でられればされるがままゴロゴロ、相手をしなければ勝手に隣で横になって昼寝を始めます。人慣れしてるというか、し過ぎているというか(笑)
ちなみにここの猫が走ってるのを見たことがありません。ゆったりと歩くか寝てるかの2択。人が近づいても逃げずに寝ていますので足元をよく見ていないと蹴とばしそうになる時もあります。
今回は行きませんでしたがこの島の見どころは灯台。100年以上前に作られた灯台があり、映画「喜びも悲しみも幾年月」の舞台となりました(私の親世代の映画ですが)。
灯台までは港から往復1時間くらいで、そのままタンク山という山にも登れます。結構な登りで前回登った時は汗だくになりました。
・・・という感じで今回は高松で一泊し、昼はうどん食べまくり、夜は骨付き鶏食べまくりと、体重増加ツアーを満喫いたしました。
以上、島旅リポートでした(笑)。
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