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で、家で酒をちびちび飲みながら中古カメラ屋さんのサイトを眺めること数か月。
比較的新しい一眼レフ等を中心に見ていたのですが、ふとある時、ただの骨董品だろうと思って検索対象外としていた古いカメラのほうを見てみた途端に思わずデザインに一目惚れしたカメラが!
一つはローライ、もう一つはバルナックライカ。
どちらも見た目が気に入ったのですが、もう一つのポイントはどちらも電子部品を一切使わず完全に機械式であること。
この職人的な工業技術の結晶という感じが、メカ好きとしてはとてもワクワクさせるものがあります。
ローライは特徴的なデザインの二眼レフで有名です。
自分の中では完全にマニアな骨董品と思っていたのですが、調べると全然使えるカメラらしい。さらにブローニー(中判)なので撮れる写真はかなり立体感があって素晴らしいと。
ローライといえばローライフレックスなのですがはっきり言ってお値段が異常に高くまったく手が出ませんし、古いカメラにそこまで金を出す気もさらさらありません。
で、さらに調べるとどうやらローライコードというフレックスの廉価版があり、廉価版とはいえ性能はかなり良いうえにフレックスと比べてお値段も5分の1以下とのこと。
こいつはいい!
ということで程度の良いものを探して手に入れました。
買ったのはローライコードの最終型Vb。1960年代のものです。
さすがに都会の街中で二眼レフを取り出すのは恥ずかしいのですが、旅先や山ならOK。
重量も800g程度とローライフレックスやデジタル中判に比べて軽いので持ち出すのも楽です。
出てくる写真はというと、思いのほかシャープに写ります。
レンズは固定でクセナー75mm。中判なので換算40mmちょっとの標準単焦点です。
6×6の正方形に写りますので最近のヤマレコのサムネイルにもぴったり(笑)
なお、ブローニーフィルムはクソ高いのでデジカメみたいにとりあえず撮っとくかという感じでバシャバシャ撮りまくるというような使い方はできません。
シャッターを押すたびに頭の中でチャリン♪と音がしますので、一枚ごとに一球入魂で気合を入れざるを得ないのです。
またフルマニュアルのカメラですので、ピンボケ、露出のミス、フィルム交換ミスが命取り。
購入早々に巻くのを忘れたままフィルムケースを開けてしまい、フィルムを1本パーにしました。
ただ、いままでデジカメでほぼ絞り優先オートで適当に撮っていたのが、露出やピントまでしっかりと気にするようになりましたので、とても良いカメラの勉強となっています。
デジカメでもちょくちょくマニュアルで撮るようにもなりました。
そのうちこれでアルプスの景色でも撮ってみたいなと楽しみにしています。
コメントありがとうございます!
若い人に関してはそのようですね〜。あとチェキなんかも安定して売れているらしいです。
今は常に手元にスマホがあってきれいな写真や動画が簡単に撮れるし、SNSでもどんどん流れてくるので逆にレトロな写真が新鮮なのかも。
まあ、インスタとかXで流れてくる写真は、なんかもう昔のラッセンの絵みたいにギラギラしているものが多く、そんな星空や風景が実際にあるわけないだろが(笑)とツッコみたくなる加工だらけのものが目立ちますので、フィルム写真の彩度もコントラストも低い穏やかな写りは落ち着きますね。
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