落石があったときに「ラク!」と叫ぶ、ということは登山をやる人であれば基本知識として知っていると思うけど、はたしてそれ、実践できますか?
自分はできませんでした。それは去年の6月、飯豊連峰石転び沢雪渓を単独で登っていた際のこと。「石転び」という名前からも分かる通り左右の岩場からまるでソニックザヘッジホッグのごとく、次から次に超高速回転で落石が転がり落ちるという中をかなり緊張しながら登っていたある時、ひときわ大きい、1〜2メートルもあろうかという巨石が猛スピードでこちらに向かって転がってきた。自分は早めに気付いたので早めに対処しましたが、続いてその落石は後続の登山者に向かって一直線!しかもまだ気付いてない!まさに「ラーク!」が絶対に必要な場面でしたが、とっさのことで声が出なかった。声を出さなきゃいけないことは頭では分かってるけど、「ウッ」となるだけで全く声が出ない。後続者は間一髪のところで避けたので最悪の事態は避けられましたが、自分が早くしっかり伝えることが出来ればもっと余裕をもって対処が出来たはず。自分の中の反省事項として強く残った出来事でした。
その後、考えました。同じことを繰り返さないためにはどうすればいいか。悩んで出した結論が「常に声を出す」ということ。どんな小さな小石でも、松ぼっくりでも、少しでも落としてしまったら「ラク」と毎回声に出す。いわば声を出すトレーニングを行うのです。普段出す声は小さくていい。人に聞こえないくらいでいい。でも毎回「声に出す」ということが大事。それを1年ほど実践したおかげで最近は脳の回路が自動的に働き、考える前に声が出せるようになりました。あとは本番ではその声を大きくすればいいだけ。
本当の意味で「ラク!」が必要になる場面というのは、普通に登山してる限りではそうそうあるものではないです。人生に数度あるかないか。ただ、その「いざ」というときにしっかりと適切な行動がとれるかは普段の行いにかかっている、そう感じた次第でした。
とっさに「ラク!」と出てこない。本当にそう思います!
私は去年、八ヶ岳の赤岳で経験しました。
石を落としてしまったのに「あっ!」としか言葉が出ませんでした😥
幸い後続の方の手前で石は止まってくれましたが、それ以来自分1人しか居なくても「ラク!」と声を出す様にしています。
おぉ、全く同じですね。やはり普段からのトレーニングが大事ですね。
消防訓練と同じだなーと自分では思ってます。
ラック!!の大声が基本ですが、距離がある場合とかは続けてぴ〜〜〜〜〜〜〜で注意喚起できます。
早朝で人が居ない熊が出そうな森とかでも、クマ避けとして使えますし。
石を落とした人が「あ」といったきりなので、私が「ラク」と叫んだら、
私が石を落としたと思われました。
ちょっとした岩場で、前を行く人が落とした石(小石がばらばらと)が私にあたって落ちていくので「ラク」といったら、そのときも私が落としたと思われました。
なんかモヤっとしました。
それでも「ラク」は必ず言います。
ただ言われた方は「落とされた!」という被害者意識で怪訝な態度を取ったり、睨みつけたりしがちですよね。それがモヤモヤだとは思うんですが、出来れば言われた側も「知らせてくれてありがとう」という感謝の気持を持つことも大事なのかもしれません。と、これを読んで思いました。
以前、上州武尊山での出来事ですけど
鉄製梯子への下りの取付き時に、石を落として終いましたので、即…ラク〜と声が出てしまいました😳。
真下に居た方はとっさに頭を手で覆いましたが石は当たらすにすみました。梯子を降りて 謝りましたが、自分自身が良く声が出たと不思議に思った次第です。
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