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シムコLS-1 シムコMTズーム28-50mm F3.5-4.5
フジカラー記録用100+自家調合現像(C-41と同じ)+エプソンGT-X980
この磨崖仏は横須賀の鷹取山にある有名な仏様ですが、彫られたのは昭和になってからだそうです。
シムコは70年代後半にトプコンの末期のカメラを下請け生産していたシマ光学のブランドで、トプコンが幻のAM-1と言う小型TTL-AE一眼レフを完成させながら、81年に民間向け35mmカメラから撤退を決めたのち、下請けのシマ光学が設計図や機材その他を一括して委譲され、83年にこれを「CIMKO」の名で世に送り出したものです。
同時に社名を「シィーマ」として、様々なマウントの交換レンズともども販売し、80年代半ばにピークを迎えましたが、ほどなく経営が困難になって、そのまま中国の事業家に身売りし、中国の工場で後年に再度生産されました。
日本ではほとんど売れないままひっそり消えて行ったカメラですが、源流がトプコンのものであることが知れると、15年ほど前にはその希少性から結構な高値で取引されていました。
現在は時折中国版LS-1と、その廉価版のTTL機で「SEAMA」ブランドのモデルがヤフオクで出てきますが、やはり工作精度に難があるのか、不具合の出たものが大半を占めるようです。
ちなみに2枚目画像の左のカメラはLindenbratt名のOEMモデルですが、シィーマが送り出した別銘柄モデルは今のところこれしか確認できていません。
ただし、小さな画像ではMIRANDA名のものを確認していますが(ミランダ研究会のサイト)、それには機種名のプリントが軍艦部に刻まれていませんでしたので、どういったモデルなのかは不明なままです。
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