トプコンREスーパー REオートトプコール58mm F1.4
フジカラー記録用100 ナニワカラーキット現像+EPSON GT-X750でスキャン
世界初のTTL一眼レフ、トプコンREスーパーは、1963年にデビューした時からレンズの開放値を自動的にボディに伝達して補正する開放測光システムを完成していまして、翌年にデビューしたアサヒ・ペンタックスSPがM42・Pマウントだった結果、絞り込み測光になったのとは対照的に、その後の一眼レフの基本になった機構を当初から有していました。
ともすると平面チャートでの測定した解像度が高いほど優秀に思われるような風潮がありましたが、当時の東京光学のレンズ設計ポリシーは、「画面全体で最良画質になる」ように仕上げられ、平面チャートでは思いの他低いデータが出ることがありました。
しかし、50年代からずっと東光のレンズ評価は高く、レオタックス用のトプコールS5cm F2などは「ズミクロンにも劣らない」レンズとして有名でした。
このREオートトプコール58mm F1.4も評価が高いレンズで、『写真工業』1965年3月号ではペンタックスSP スーパータクマー50mm F1.4と比較テストを行なっていて、舟木正直氏がチャートと実際の撮影の結果を細かくレポートして、チャート上の解像力はタクマーの方が優れているものの、実写ではトプコールの方が優秀である結果をはっきりとレポートしていました。
他のトプコールもそうですが、画像の中心部や平面上の解像力よりも、写した画面全体で解像度が上がるように設計されているために、大変立体感のある描写が大きな特徴になります。
この58mm F1.4は開放では解像力が落ちますが、線の細いトーンの豊かな描写を見せてくれますので、未だに人気があるのも当然ですね。
2003年だか何年だかに、コシナがこのレンズを復刻させてM42とニコンマウントで販売しましたが、表面だけ似せて「TOPCOR」の名を使ったもので、レンズそのもの設計は全く異なります。
その時、トプコンの研究で著名なカメラ評論家の萩谷剛さんから話を受け、昔の東京光学で発売された時の元箱(青い色です)を参考にしたいとのことで、自分の所有する元箱を貸したのですが、実際に仕上がった箱は真っ黒のもので、全く似ていませんでした。
そう言えば、あの元箱、こちらに戻って来ないまま10年以上経っちゃいましたが、どうなっちゃったんでしょ(^∇^)
こんばんわ
お久しぶりです
REトプコールのカメラ・・・もう数か月もの間、オークションで探しています
価格の上限を決めているので、なかなか良い個体に巡り合えていません
Tessar 2.8/50
Auto-Topcor 1:2.8 f=10cm
RE TOPCOR 1:1.7 f=55mm
Domiplan 2.8/50
MAMIYA-SECOR F.C. 1:1.7 f=58mm の5本のレンズがありますので、是非、フィルムで試してみたいのですが・・・
・・・と言いつつ、ちょっとPKマウントに浮気中です(^_^;)
air_4224 さん、こんにちは!
EXマウントのカメラはどうしてもそう数が多くないので、Kマウント機のように格安に購入するチャンスは少ないかも知れませんが、マミヤ・プリズマットNPとトプコンRE-2は安い個体がたまに出てきますね。
ちなみに、セコールF.C.58mmは大変良く写りますよ。
色合いが青っぽくなりますが、解像力はかなりハイレベルです。
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=938837382863460
KマウントのレンズにもAMトプコールのシリーズがありますが、玉数がかなり少なくて今ではなかなか入手できない状況になりました。
もしシムコMT28-50mmが出てきたら、それは事実上AMズームトプコールの28-50mmと同じものなので、使ってみても面白いですよ。
https://www.facebook.com/topgabacho/posts/813589918721541
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