先日、涸沢でテント泊をした。
日曜日だったのでテントは少ない。
翌日はパノラマコースから奥穂高岳へ向かおうと思っていたので、比較的入口に近い場所に決めた。
テントを張る時、そこにはゴミがいくつも落ちていた。
テントを張り終わり、一息つこうと岩に座ると今度は歯ブラシが落ちていた。
もう、言い様のない腹立たしさと、悲しい気持ちになった。
同じ登山者として最低限、己のゴミくらい持ち帰えろうよ。
ただでさえ、自然の中に人間が入るだけで自然は壊れるんだから。
立つ鳥跡を濁さず。
テントを撤収したら、見渡して落とし物をしていないか、ゴミを忘れていないか、確かめてから去りたいものだ。
ちなみに、これらのゴミは拾って持ち帰った。歯ブラシは衛生用品、コロナ流行のご時世ですから拾うのも躊躇した。まじそんなもん落としていっちょし、おバカっちょめ。
2日目にテント泊した横尾は綺麗だった。
あ、思いだした!何年か前に槍ヶ岳から下りてきて横尾にテント泊した時、カレーがべっとりついた鍋を水道で洗おうとしている輩がいた。この山の中でそんなもんを流すおつもりか???とびっくりした。せめて拭きとって綺麗にしてから、軽くゆすぐくらいにしたらどうだろうか。
思わず、それここで流すつもりですか?と言ったら、え?というような顔をして引き返していった。
山では、カップラーメンなどのスープも全て飲み干すし、何かを作ってコッヘルが汚れたらその後にスープを作ったり、パンでぬぐったり、できない場合は持参のペーパーで拭う。ゴミや残飯をそこらに捨てるなんて言語道断だと思う。
平気でゴミを山に置いてくるような人は山に入らないでほしいと思ってしまう。