三連休に白山をテント泊登山した。
【パート１】
その幕営地である南竜ヶ馬場。
白山国立公園である。
こちらは近年お手洗いが水洗になるなど、山中のテン場では驚くほどの綺麗さだ。
水場も炊事場にあり、無料とな……
なんとありがたい事か。
さて、夜のお手洗いでの出来事……
私は用を足し、手を洗っていると、20代〜30代位の若い女性が入ってきた。
すると、手洗い場の流しに手持ち鍋の中身をバシャッと勢いよく捨てたのだ………
！！？
いい香りが充満……(違う、そうじゃない)
おそらく雑炊の残りかなんかだろうと思うが、残った米粒と汁をバシャッとして、
彼女は「あっ！間違った」と一言。
私の頭はハテナしかない……
山の中で有るまじき行為を目の当たりにして頭が真っ白である。
そして彼女は鍋をトイレの中に持っていった。残りをトイレに流したのか……？
どっちも間違いだよ！！ヽ(`Д´)ﾉﾌﾟﾝﾌﾟﾝ
手洗い場に流すのも、ましてやトイレに流すのもご法度である。
流石によろしくないと思い、言うか迷ったが、拭き取ってゴミを持ち帰るものだという内容を伝えてみたけれど、
彼女は「へー、そうなんですかー」
と言った。
ああ、きっと伝わってはないんだろうな……こんな人間には自然の中に入ってきて欲しくないと思ってしまった。
悲しい気持ちと、怒りでモヤモヤ……
白山は初心者でも登れる山だ。
砂防新道なら2〜3時間でテン場に着ける。
初心者なのか、それともマナーを知らないだけなのか……なんなのかはわからないけど、
山に限らず、海も湖も…どんな場所でも自然の中に人間が入ればどうしたって自然は破壊されるのだから、せめて出来る限りのことはしようじゃないか。
以前、北アルプスを下山してきて横尾にキャンプした時も、べっとりカレーがついた汚れた鍋を水場で洗おうとした男性に遭遇した事がある(それ流すつもりですか？と言うと逃げてった)が、
こういう人の頭の中はどうなっているのか理解出来ない。
どんな場所でも一定数は驚きの行動をみせる輩は存在する。ある意味仕方のない事なのかもしれない…。
なんせ、テン場で他人のテントやら道具、山小屋で靴やらストックやら……泥棒がいる事も信じられない所業だけど、現実いる。
悲しい事だ。
……………
【パート２】
白山に、喫煙者がとても多くてびっくりした。まあ、それだけ多くの登山者がいるという事でしょう。
煙草は嗜好品なので吸うななんてことは言わない。
しかしながら、副流煙は健康被害を及ぼす事がわかっているが故、どうか風下に人がいる時や場所では遠慮していただけないか……と切に願う。
私は20年ほど前に咳喘息にかかってからというもの、普段は落ち着いているが、煙草の煙やスプレー缶の噴射物、硫黄、虫よけスプレーなど、吸い込むと咳がしばらく止まらなくなり、胸が苦しくなる。
そして咳がトリガーになり最悪の場合、嘔吐してしまう。
こんな人間も、綺麗な空気を吸いに山に来ているので、どうか吸う時には思いやりの心を持ってほしいと願う……
そーいえば、市ノ瀬で煙草吸っていた若者が空いたペットボトルに灰や吸い殻入れていたけど、そのペットボトルどうするんだろうか………
……………………
現代は、登山系YouTubeチャンネルも沢山あるし、SNSもある。山岳系の本や雑誌などにも登山における基本的なマナーは、色んなところで紹介されているから、知識として得ることも容易だ。
でもマナーというのは、全て思いやりの気持ちから出来ていることを忘れてはならない。
自戒も込めて記す……
