おおよそ10年間愛用してきたシナノのトレッキングポールを新しい物に替えた。
雨の日には出かけない方針だが、それでも濡らしたことは何度かあった。それにもかかわらず、車での移動が殆どで、折り畳まずに車中に放置していた。メーカの注意書きには畳んでパイプの内部を通気するよう促されているが、年に1，2度電車で出かける時だけだった。この際に中から水が滴って反省したこともあった、その時だけ(^_^;)。それが祟って裂け目(軸方向)が出来つつあった。明らかにカーボン繊維のバインダーである接着成分の加水分解である。まあ、10年なので経時劣化しても文句は言えない。
替えるにあたっては握り易いグリップの物を選びたかった。握力の衰えのためか下りではグリップを上から掴む使用パターンに変わっていたことが理由だ。候補はLEKIかシナノのFASTだが、近くのアウトドアショップ店頭にはFASTがなく、流されてLEKIになった。
本題；
どちらもカーボンパイプ製で、おそらく東レの規格品だろうから、違いはグリップや細部になる。
カタログ上はLEKIが50gr/1本ほど重たい。その差の殆どはグリップの違いによるだろうと高をくくって重量差を気にしなかった。
ところが実際に使ってみると感覚的には案外と違う。平地乃至傾斜の緩い区間で振ると重い！初めからLEKIに慣れていれば気にならなかったかもしれないが、平地ではいつの間にか小脇に抱えている。シナノはむしろ振った方が歩くリズムを作れて快い。
最下段の部分の重さを測ると
LEKI≒76gr
シナノ≒64gr(TWISTの前身モデル)
となった。う〜む、慣れかな。
もう１つの大きな違いは長さがLEKI＝110〜130�僉▲轡淵痢�100〜115��(モデルにより異なり女性向けは95〜110cmもあり)という点だ。小柄な女性や短くして使うことを好むハイカー(高橋庄太郎氏は長身だが105cmくらいを好み女性用モデルを使用とか)に洋物は適さないように見える。こちらは大きな問題かもしれない。
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