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「登山は観光としての利益などほとんど無いのに、遭難者を救助しなければならない。登山者のほとんどは県外者なのに、救助費用は県税から出ている。」〜登山者の遭難について長野県他、山を有する多くの県で語られる話です。けっして山嫌いの一部の人の話ではありません。
その一方で山を観光地として紹介している観光協会も多々あります。積極的に「山の魅力を発信する」と言っている行政もあります。
山は観光として「行く」ところですが、登山なら「入る」ところです。登山は明らかに観光とは違うって登山者は言います。私もそう思います。でも観光気分で登山しているとしか考えられない方が多々いるのも現実です。(そして遭難します)
登山なら自己責任の世界ですが、観光にはおおよそ責任が及ぶことは考えられません。登山者のスタイルが変わったのではなく、スタイルの異なる者が登山者に混じり、それが多くなりつつあります。(多数となればそれが世間で言う登山者です)平気で山にゴミを投棄する者もいます。たき火をして山を焦がす者もいます。(観光でもダメですが…)
登山は観光ではありません。でも、観光って揶揄されても仕方ない程、心意気のない人が山に登っています。「言いたい奴には言わせておけば良い」って次元では既にありません。登山者が自らを律するものはもとより、心ない登山者には警告するなどしなければならないと感じています。
登山スタイルは人それぞれあって、どれも否定するつもりもないけど、観光気分での登山者がもしいるとしたら、これほど怖いものはありませんね。
観光で登れる山があるとしたら、東京の高尾山まで。
そんな気分で鈴鹿に入り込もうもんなら真っ先に遭難です。
遭難という意味を分かってない人がいるのも、観光気分のうちに入るのかもしれませんね。
観光気分というよりも遠足ですね。
自分のレベルにあった山選びが出来てない人も遭難する傾向にありますね。
俺も子供を連れて登るから分かることですが、山選びもかなり重要なんですよ。
これは標高だけ見てもなんも参考にならないし、なにが重要かといえば地形図を読み取れることだと思っているのです。
最近はGPSという便利なものがあるみたいですが、それに頼りっぱなしで山全体の地形を理解してない人が多すぎますね。
まさにカーナビで道案内されてるのと同じ。
怖いものですね。
guhikazukiさん、こんにちは
登山者にはいろいろなレベルの方がいてそれぞれのスタイルで登る分には何ら問題ないと思います。ただし、登山をする上で最低限の認識は必要です。
遭難者に地図やコンパスを携行していなかったことをついて問うても「甘く考えていた」と答えるだけで、明確な回答は得られません。(それも警察やマスコミに指摘されてのことです)
基本的にはそういう方は観光客です。だからガイドブックのおいしいところだけをつまみ読んで山に行きます。私は地図やコンパスを持っていますよという人の中にも登山届を出していない人がいます。(観光ならそんなに厳密な計画は必要ありません)
本来なら出版社も「山は危険なところなので必ず経験者と行動して下さい。」とか、「初心者は必ず地元山岳会等の講習を受けてから登山して下さい。」と警告するべきなんでしょうが、そんな本は誰も買いませんよね。ヤマレコユーザーさんは私は違うとおっしゃるとは思いますが、それだけじゃダメなんです。山を愛するのなら観光客に(自分のレベルにあった山選びが出来てない人にも)警告しなくっちゃダメです。遭難するかもしれない人を放っておくということは遭難を黙認していることに他なりません。
まあ中にはキレてしまう方もいるかもしれませんが…
登山を始めたきっかけが大きいんじゃないでしょうか?
気持ちは分かるから言うけど、例えば生れて初めて名山を登り切った時の嬉しさというものはどんなに登山歴を費やしてもそれに勝るものはありません。
その一度登り切ったら俺はどんな山でも登れてしまうんだという勘違いが生まれるのです。
実際俺がそうでした。 今考えるととんでもなく恐ろしいことをしてたんだと思います。
そして色々経験してきて今がありますよ。
道迷い、脱水症、熊との鉢合わせ、日没寸前...とまぁ色々ですわ
最近では登山ファッションとかも豊富で若年層もかなり増えました。
が、山というのはファッションショーではありません。
必要最低限の知識と装備をしなければなりません。
地図とコンパスを持っていたからと言っても、使い方を分かっていなければ意味がありません。 だから一度でも講習を受けたほうがいいんですよね。
実際俺もそういう人と同伴をしたことはあります。(しかも山本武人さん)
とても為になるし、無駄なことはありませんね。
プライドが高い人はそういったのは受けないし、警告を受けたら逆上していしまいがちですね。
俺も遭難しそうな人を止められなかった身なので偉そうな事は言えないんです。
だからこそ子供には俺が身に付けている知識を叩き込ませていますよ。
「滋賀県の山」の山本武人さんと同行ですか。大変良い経験をされたと思います。
山に関わる仕事をして感じたことなんですが、遭難する人って遭難するイメージを全く持っていません。よく言われる危機管理のない状態です。残念ながらこれは未熟な方に限らず、相当の経験を積んだ方にもいます。
子供さんにはguhikazukiさんが目一杯教えてあげて下さい。登山者全体が今の危機的状況を少しでも少しでも認識できるようになればいいですね。
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