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私が学生の頃、後輩が山で倒れ救助に向かいました。上の設問について、当時私が登山道を歩けたのは10分でした。整備された登山道ならもう少し歩けたかもしれません。でも登山道って基本的に足場が悪いものです。
その後、社会人になって遭難時の捜索や救助にも参加しました。救助方法も昔とは異なり、いろいろな装備品があるので必ずしも力業だけではなくなりました。
でも、山行中、同行者が倒れた時、どうしますか。もちろん、警察や消防に救助を求めるって方法もありますが、救助隊の到着まで何もしないんですか。
もちろん要救助者の状態によっては、動かしたらだめな場合もあります。でも足を挫いたとか、疲れたって理由で救助を求める人も多々います。そんな時、パーティーとして救急法など、できるだけのことは最大限やってほしいものです。
必ずしも警察や消防に救助を求めることがだめだとは言いません。110番や119番することで命が助かるなら躊躇する必要はありません。でも登山における責任って本人はもちろん、パーティーの分も背負っているんだという気持ちが必要だと思います。(パーティーの中に遭難者が出ても、それは自己責任と言うのなら悲しい話ですね)
山岳遭難は残念ながらゼロにはなりません。でも未然に防ぐ方法はありますし、発生時の対応策もあります。計画段階でそのことを考慮するのはもちろん、山行中も意識しておくことが必要だと思います。
それができない人が山に行くことにも疑問を感じますが、遭難する人ほど危機管理ができていません。でもそれを自己責任って突き放さず、山行中の救助や連絡、遭難を防ぐための啓蒙など、登山者ができることっていくらでもあります。極論かもしれませんが、山岳遭難って登山者全体の責任なのかもしれません。
JROのサイトでも「山のリスクについて無頓着な登山者をどう啓蒙していくか」と問題提起されています。登山者全体で解決策を考えなければならない時代が来たのだと感じています。
http://www.sangakujro.com/column/201302.html
初めまして。
私も背負って降りたことがあります。とは言っても息子ですが…^^;
当時20キロチョイありましたが木曽駒の山頂から千畳敷までを何とかかつぎ下ろしました。原因は高山病でした。
昨年乗鞍岳に連れて行った時、また高山病の症状が出始めたので山頂直下で撤退しました。今となってはいい判断が出来たと思っています^^;
satocyさん、初めまして。コメントありがとうございます。
20キロチョイでも重かったでしょう。でもそれが登山者の責任であり、父親の責任でもあったと思います。表題の件では残留部員だった私が山に入り、他の同級生が車の手配や顧問、消防への連絡などやってくれました。一人じゃ何もできなかったと思います。
山での判断力、大事ですね。安全に登山を楽しんで下さい。
こんばんは。
人をおんぶするとき、元気な人をおんぶするのは楽でも、バテた人をおんぶするのは本当に重いですね。
一番いけないのが、まだ元気が残っているのにバテたりしたことの恥ずかしさなのか、バテました候でダラリとされると本当に重い。
おんぶされる人は、背負う人のことを思って少しでも力を出してほしいと思ったことが数回ありました。
消防など救助される人は本当に大変だとつくづく思います。
自力で四足歩行でも歩けるなら這ってでも自力で歩け!
安易に救助要請した者には厳しく説教する必要があります。やっているのか知りませんが。
m_asai さん、こんばんわ。コメントありがとうございます。
おんぶって背負って歩いている時はもちろん、背負う時も大変ですね。50kgの歩荷はできても同じ重さの人を運ぶのは大変だと思います。(今じゃ歩荷もできませんが)
救助現場って救助中は叱責しづらいようですね。「大丈夫ですか」って声かけせざるを得ないのかもしれません。(下山後は救急搬送される場合もありますので、なかなか説教できる機会がないかもしれません)
警察や消防はプロだから救助して当たり前って考えている人が登山者の中にもいますが、自力で歩けるなら下山してほしいものです。(いつからこんな風になったのでしょうかね)
私も次男が3歳の夏、ほとんどアップダウンのない所の
往復(大峰山の和佐又キャンプ場-無双洞)の一部を
6-7時間背負いましたが、ほとほとしんどかったです。
自分の子なので仕方ないし、私も30代だったから出来たことです。ましてや他人をどこまで背負えるでしょうね。
慰めにもなりませんが、昨年もレスキュー講習に参加し、グループでの搬出の仕方を学びに行きました。
pahottiさん、こんばんは
コメントありがとうございます。
救助の世界もいろいろな装備品が開発されて以前よりもずっと負担は少なくなったと思います。一方で遭難件数は増えているので、救助件数も多くなっています。レスキュー講習に参加されてもしもの時の対応を身に付けられたと思いますが、それ以上にこういう時に遭難するんだってことを学ばれたと思います。
pahottiさんとは同世代かと思います。これからも山を楽しんで下さいね。
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